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神田の裏通り(ほぼひとりごと(2020年7月24日(金)))

(写真は、神田の裏通り。昔は連雀町とか、須田町だったあたりです。淡路町駅、小川町駅のそばです)

#老舗 #神田 #幸せな気分


人の少ない時間を狙って、誰も歩いていない、神田の裏通りにスマホを向けて写真を撮り終わったあと、横をみたら、待っていてくれた人たちがいたことに気づきました。ありがとうございました。


ベビーカーを押している一家と、年配のカップルが、静かに待っていてくれました。あわてて、気恥ずかしい思いをしながら、お礼をしました。自分の至らなさは少しばかり棚に上げて、幸せな気分に浸りました。


このあたり、奇跡的に空襲を受けなかったので、近くには老舗の店があちこちにあります。数年前、火事で焼けて再建した藪蕎麦、アンコウ鍋のいせ源、鳥すきのぼたん、粟ぜんざいの竹むらなどです。


近くには、ショパンというクラシックな喫茶店もあります。時間が止まったような空間です。そんな中で、老舗も何もない、普通の裏通りの写真を撮りました。どこからか、生活している声が聞こえてきそうです。


写真を撮った通りは、老舗のような江戸時代の風情は感じられません。日本中、どこにでもありそうな街並みです。時代を越えてバラバラに建てられた建物が、妙に調和がとれているように思いました。


通りの雰囲気に全身で感じながら、スマホで写真を撮ろうとしたようで、思ったより時間がかかったのだと思います。これまでになかった、散歩しているうちに出合ったユートピアのような経験でした。


後ろを向くと、ニコライ堂だけが昔のままで、高層ビルがニョキニョキと建っています。いつもながらこのアンバランスさが東京の魅力なのかなと思っています。いろいろな意味で、異次元を感じました。


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