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民営化しました(ほぼひとりごと(2020年8月10日(月)))

(写真は、青山街道踏切を渡り、新宿駅に向かって山手貨物線を走る貨物列車の最後部です)

#山手貨物線 #貨物列車 #JR貨物


武蔵野線が出来て、東京周辺の貨物列車が新宿や渋谷を通る山手貨物線を通る機会は激減しました。山手貨物線の主役は、湘南新宿ラインや埼京線の電車になって、だいぶ年月が経ちました。


昔より、貨物列車の編成が長くなったようで、1キロは続くかなと思うくらいのアメリカほどではありませんが、踏切で待っていると旅客列車より速度が低いこともあり、なかなか通り過ぎません。


電電公社の民営化は1985年、東西会社と長距離国際会社に分割されたのは1999年でしたが、国鉄は民営化と分割が同時に、1987年4月から行われ、6社の旅客会社とJR貨物になりました。


ほとんどの貨物列車は、旅客列車の資産になった主要路線を走っています。ローカル線に入るような貨物列車は廃止され、幹線中心のダイヤに再編成されました。いわゆる上下分離型の会社です。


山手貨物線や武蔵野線など、貨物用に作られた路線も、旅客列車が走っていれば、旅客会社の資産にするというルールだったので、JR東日本の資産になり、旅客線化が積極的に進められました。


新宿駅や渋谷駅にあった貨物を扱うスペース、いわゆる貨物駅も同様でした。新宿貨物駅跡は再開発され、新宿高島屋が営業しています。残念ながら、JR貨物には、開発用地が残されていませんでした。


民営化そのものはビジネスが活性化し、サービスも良くなったと自画自賛できると思っています。地味な存在ですが、モーダルシフトの旗手になる可能性とともに、今日も走っているJR貨物の将来を応援したくなりました。


【自分(の仕事)史(www.akihiko.com)㉝民営化しました】


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