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原宿駅解体準備(ほぼひとりごと(2020年10月29日(木)))

(写真は、解体準備のための養生が開始された原宿駅旧駅舎と今の駅舎です)

#原宿駅 #レプリカ #原宿駅旧駅舎解体準備


何回かテーマにした原宿駅旧駅舎の解体準備がいよいよスタートしました。養生がされ、今までの姿が見えなくなり、なんとなく、借り物みたいに見えていた、新駅舎に主役交替となりました。


JR東日本が発表したプランでは、旧駅舎のデザインのレプリカのような建物を建てるということです。木造のまま必要な補修や対策をして、旧駅舎の建物を残せなかったか、もったいないと思いました。


古いものを保存するには、コストがかかるのも確かです。ノスタルジーを感じることは自由ですが、ほとんどの場合、そうはいきません。大事に保存され、みんなに愛され続けるものは一握りです。


公園などに保存していた蒸気機関車や車両の手入れが悪く、さび付いたので、解体するという話を聞くことも増えました。博物館のような屋内ではないと、保存コストもどんどん増えていくことになります。


廃止前、誰も振り向かなかったローカル線が、廃止発表と同時に脚光を浴び、線路に立ち入ったり、少ない乗客の邪魔をしたりの違反行為をしながら、写真を撮る人たちが殺到することになります。


頭では理解できても、原宿駅旧駅舎の解体作業が始まったことを目の当りにすると、感傷的になってしまいます。ずっと昔のことですが、この駅舎では何回も待ち合わせしたことを思い出しました。


年令を重ねることで、どんどん増えていく思い出の数に負けないよう、新しい記憶を増やしていきたいと思って、解体準備の始まった原宿駅旧駅舎と、交替して主役になった新駅舎を眺めました。

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