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コスメティック(自分(の仕事)史( www.akihiko.com ))(ほぼひとりごと(2020年6月8日(月)))

(写真は、西武池袋線練馬駅にあった化粧品の広告です)

#コスメティック #良い上司 #良く見せる


在宅勤務が増え、マスクをすることになって、化粧品、特に口紅が売れなくなったという話を聞きました。いろいろなところに影響が出るものだと感心しました。確かに理由はわかります。


ニューヨークで仕事をしていた時、資料作りの際に、中身を良く見せるような表現にする時、コスメティックするという言葉を使うのを聞いて、なるほどうまいことを言うなと思いました。わかりやすい表現です。


良く見せようとするため、資料をきれいに作り、見かけで安心してもらうことがあります。中身は変わりませんが、見かけが肝心なのは、人だけではありません。価値ある中身だと思ってもらう努力です。


中身を変えてしまったり、事実を見せないようにしてしまってはいけません。コスメティックの範囲を逸脱することになってしまいます。この誘惑に負けそうになったことも少なからずありました。


嘘も方便ということばがあります。確かに、本当のことを言うとまずいなという時もありましたが、中身を隠すようなことが、その後に大きな影響を及ぼす場合もあり、気をつけなければいけません。


通産省に出向していた時、上司からその場しのぎの仕事をしては絶対ダメと言われて以降、仕事でも、私生活でも、嘘を一回もついていないとは言えませんし、隠し続けていたこともままありました。


コスメティックの限度を超えたことをすると、嘘をついたという事実に対し、永遠に責任を持つ覚悟がなければいかないというのが怒られた趣旨だったと思います。良い上司だったと感謝しています。


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