マキシムがソニービルに出来たころ(ほぼひとりごと(5月15日(水))
(写真は、地下だけが、昔のままのイメージで残っているソニービルです)
地上はポケットパークになり、ビルの影も形もありませんが、地下は比較的、昔のまま残っています。東京メトロ丸の内線から階段を下がると、ソニービルの地下1階となります。
この写真では見えませんが、地下の階段を降りると、マキシムドパリというレストランがありました。本場パリには行ったこともありませんし、この店も行かないままに閉店してしまいました。
出来たのは、ソニービルと同じ1966年、中学2年生の時です。パリの高級レストランが東京に進出をしたということで、話題になりました。まさに、高嶺の花そのものでした。
その後、2015年に閉店するまで、地下一階にあったケーキショップで、食べるのに一苦労するけど美味しかったミルフィーユというケーキを何回か買って食べたことはあります。
ニューヨークにもあって、住んでいる間に閉店してしまいました。レストランランキングのザガートでも高得点ではない店で、流行っているという感じではなく、こちらも行きませんでした。
老舗が老舗のまま、長い間、高い評価を続けるということは簡単ではないのだと思います。値段、利益、材料、シェフの腕、調度、接客などのバランスが取れないと、厳しいのだと思います。
出来たころにいつか行ってみたくなり華やかさを知っているので、お得なディナーコースの看板を出していた、晩年に寂しさを感じました。50年は良い潮時だったように思います。
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