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傷ついた貴方へ

この世界には沢山の言葉があって、使い方も誰に宛てるのかも自由です。

誰かを癒す言葉もあれば、傷つける言葉もあります。それが故意的にでもあれば、過失的にでもあります。

でも、もっとややこしいのは、言葉と気持ちは裏腹であったりすることです。

他人の考えていることはわからない。
だからこそ人は人から言われた言葉の意図を考えてしまうし、気にしてしまう。

それが自分にとって重要な人物である人なら尚更です。

「死にたい」「太った」「辞めたい」「ブス」振り回されます。傷つきます。

しかし、言葉と気持ちはイコール関係でできていません。
私たちは言葉と気持ちをなぜか一緒にして考えてしまいます。

そして相手から受け取る言葉も気持ちも自分の「ものさし(価値観)」を通してでしか受け取ることができません。

「xにたい」

彼が放った言葉から感じ取れる’’気持ち’’は、彼にしかわからないのです。

「辞めたい」

彼女が放った言葉から感じ取れる’’気持ち’’も、彼女にしかわからないのです。

しかし、言葉の受け取り方は自分次第とも言えます。

言葉と気持ちがイコール関係ではないとわかった今、心ない他人の言葉で傷つく必要はないのです。

「受け取り方」も選べるし、「受け取らない」という選択肢もあります。

どうか一度の人生、他人に振り回されないで生きてほしい。

どんなに近くにいたって所詮は他人です。完全に理解し合うことなんてできない。

けれど、私たちは自分の「ものさし」を縦にしたり横にしたり斜めにしたりして他人を理解しようとします。
私はその行為がとても素敵なもので愛おしいものだと思うのです。

そして、その行為は’’言葉’’でもなく’’気持ち’’でもない得体の知れない温かいものだと私の「ものさし」なりに感じ取ることができます。

傷ついたからこそ人の痛みがわかるし寄り添うことができます。

人の温かみを感じて感謝することができます。

たくさん傷づいてきた貴方はそれだけの「ものさし」を持って人の心を温かくすることができるのです。

そんな貴方は胸を張って生きていい。下ばかり見ないで顔を上げて。

貴方のその心の痛みは強みだから。


傷ついた貴方へ




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