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少し早い夏の日の魔法

魔法のような夏の日たちが終わった。夏になる前に。

2020年に開催予定だった小沢健二ツアー「so kakkoii 宇宙shows」

あまりにも待ちすぎたせいか、2年歳を重ねたせいか、前みたいなワクワク指折り数えて待つみたいな感じはないままに、穏やかな嬉しさとともに横浜、博多、神戸、名古屋、東京最終日と5公演に参加できた。チケット協力しあった友のおかげ。独り身で動きやすいおかげ。自由のききやすい仕事のおかげ。健康のおかげ。ありがたい。後から振り返った時の自分用にメモ。

1夜 6月3日 パシフィコ横浜 国立大ホール 1F A-24列 51番席

思い思いの歴代ツアーTシャツやボーダーシャツを着て湾岸に集う中高年たち(自身も含む)。前のライブに比べて若い子が減ったような気もする。

ポールも何もないのに整然と続いている入場列に並ぼうと思ったら、私たちのようなお客さんに混じって手を繋いで歩いてきて関係者受付テーブルに向かうエリザベスさんとリーリーとあまにゃんに会えた。

思ったより会場がコンパクト。遠くから見ると小沢さんはすっかり小澤征爾さんのようだった。グッとくる繋ぎで繰り広げられる曲たち。まさに”怒涛”のライブ。

初日は「離脱」や踊りにもちょっとまだついていけていない私がいた。

ライブ後は恵比寿の懐かしいお店でお久しぶりの人たちと飲めて嬉しかった夜。

2夜 6月10日(金)博多サンパレスホール 1階3列21番

涼しめ飛騨高山から蒸し暑い博多へ。
開演前になんだかすごい方達と楽しくご一緒できて舞い上がってしまったのか、バリカタの博多ラーメンに胃がびっくりしたのか、歴代最も近い3列目!という小沢さんがものすごくものすごく近い最高席だったのに、1時間ほどしたところから謎に調子が悪くなり目の前が真っ暗になりふらふら。胃痛と吐き気もしてきて、途中お手洗いに行きながらなんとか最後まで見た、というこれはこれで思い出に残るライブになった。

胃痛がひどくて、お手洗いから出てきて会場外で休んでいたら、係りの人が来てくれて、その中でもえらい人っぽい人に、あのー、、すみません、、、胃が痛むのですが薬とか、、ないですよね、、、?と聞いたらインカムで手配して胃薬と南アルプスの天然水ペットボトルをくれた。(博多だと南アルプス、じゃないのかな?)その後も、別の男性が気を使って、後ろでちょっと見ますか?といって会場後ろに入れてくれて、パイプ椅子を出してくれた。スタッフさんのそんな親切さがしみた博多だった。。。


どんなに見たいひとの素晴らしいライブでも、体調が悪いと全然楽しめない。健康って大事だ。と知ったライブだった。体調管理は大事。後から考えるとちょっとした熱中症だったのだろうか・・・。友達たちが心配してくれてありがたい。買えずにいた電子回路ピンクもオザ友が譲ってくれた。みんな優しいなぁ。。ありがとうございます。

翌日にはなんとか復活。博多でもまた、なかなか会えない人に会って楽しい夜を過ごせた。博多また行きたい。

3夜 2022年6月13日 神戸国際会館こくさいホール 2階2列36番

博多からそのまま神戸へ。今度は体調も万全に満喫できた。それだけで、あぁ、ありがたい。。と思えた。5人のバンドセット。神戸だけの曲もあって嬉しかった!(セットリストbyかがりさん。いつもありがとうございます。)
思いがけず会場とホテルがとても近くて驚いた。とても便利で良かったー。

6夜 名古屋国際会議場 センチュリーホール  1F22列17番

名古屋も暑い。これまでずっと行列を避けていて買い足せていなかったツアーTシャツと電子回路(緑)を10分ほど並んでゲット。どうも近くにおみせなどなさそうだったので会場の喫茶でシュワっとビール。なんだかお腹空いたので頼んでしまったホットドッグが美味しくてびっくりした。写真撮っておけば良かった。

席はブロックの一番前で、近くに前の人がいないのがすごく聴きやすかった。どこの会場もそれぞれすごくよかったけど、なんか名古屋よかったなぁ、という感じがあった。ぴょんぴょん飛んでいる人多かった。私もビョンビョン飛んでいた。
この日はリーリーのお誕生日で、最後の方に兄弟でステージに出て来てリーリーが「ありしゃす!」と言ってくれる名古屋スペシャルナイト。

8夜 最終日 2022年6月26日(日)東京ガーデンシアター
砂かぶり席2Fアリーナ Aブロック 8列7番

初めて訪れたガーデンシティ?はものすんごい人。この日だけ?いつもこんな混んでいるところなのだろうか?そこら中に小沢Tシャツ着た人がウロウロ。

ビールを飲んでどうせ開始は遅れるからと18:00頃にお店を出て向かったら着席してすぐ始まった。危ない危ない。2Fと書いてあったのに、案内されたのは1Fのようで思っていた以上に近い!東京ガーデンシアター不思議な構造。
今まで一番大きなホールで、今までと違って若い人も多くていろんな人がいるなーさすが東京、って感じだった。(地方は地方でこじんまりしていてやっぱりなんかどことなく素朴な感じがあっていいなぁとも)

最終日はあの曲(大きな心バージョン)でスチャダラ登場!アガった。ここまで見てくると流れも身体に入っていて、変な踊りも(笑)離脱も臆せずできるようになっている。でも、もう終わっちゃうんだなぁ。。(ここでも千秋楽セットリスト by かがりさん)

というところまで、「ツアーのことを忘れないうちに」となんとかツアー終わって数日のうちに書いておいたのだけれど、三週間くらい経ってしまった。時間が経つと細かいことはやっぱり少しづつ忘れて言っているけれど、でも、2年越しのツアーを、コロナの感染も落ち着いていたタイミングで無事駆け抜けられたのは本当に嬉しく2022夏のいい思い出。

最終日終了後4日たった6月30日にInstagramへの自分の投稿文面。ここにも貼っておこう。

"あの時、ややこしい歌詞を書く僕をみんなが見つけてくれたから今がある。ありがとう"と言ってくれた。
わたしたちからしたって、あなたがいてくれたから、今の自分がある。
ミュージシャンの演奏を見る&聴く。というよりも、なんというか、小沢さんと想いを行き交わせている時間、のようで、歳を重ねることの豊かさをかみしめた美しい時間だった。
「やっぱり小沢健二が好きだーー!」
と誇らしく叫びたくなる。そんなSo Kakkoii 宇宙Shows 2020→2022の記録。
ありがとう 友よいてくれて。



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