テラヤマキャバレー、不思議なキャバレーでした

2024年3月5日(火)17:00~@梅田芸術劇場大ホールにて
・いや~~えらいものを観たというか……いきなし言うけど、私は第1幕はすごく楽しく見れた。
・というか平日!初日!実は初日に舞台見る、ていう経験が初めて。いつも土日のチケットを取りに行くんだけど、今回は外れまして……2回見に行くけど2回とも平日です。
・いや~~香取くんのおかげなんかな?!人多いな!?て勝手になったけど、rentや3ldkのトートバッグ持ってる人もいたから色んなファンがいたんだろうな…(かくいう私もミアファミリアトートバッグだった笑)
・ということでざっくりと振り返っていく。正直……あんまり覚えていないところが多々あるのでダッシュでさらっと流していくね。
・あとまだパンフレット読んでない。パンフ読んだらまた影響されかねんので思ったまま書きたい。2回目見に行く前には読みたいとは思うけど。
・あと普通に失礼なことを並べ立てる自信があるのでそこはご了承ください。今更感あるけど。

・まずね、寺山修司という人間を知らないと当然この劇は理解できないよね。当たり前だけど。まず登場人物だけでもこんがらがる。そしてそんな人いたんだ?!くらいの理解力で流し見してる。よくも悪くも。
・ただまあ劇は出会いだって言ってくれたので(言うてたっけ?←)理解力は皆無のまま進ましてもらうね。
・奏者さんのセットめっちゃよかったーーーーーあれいいねーーーーblast!を思い出したよ。んでずっと奥に控えてるんかと思ったら間が扉のようにパッカーン開いてさ、ええ?!それなら演奏中も相手側見れるし最高の配置やんか……てなってセットすごい好きだった←
・趣味で打楽器やってるからさ、楽器が見えるとめちゃくちゃ気になっちゃう。あのでっかい太鼓というか皮?は何?ベンディール?
・楽器繋がりで一つ。白粥の人?すげーーーークラッシュシンバルうまくね????!!!てなってた←趣味で打楽器やるから気になる。
・ああ……でも冒頭クラッシュを踏んだり落としたりしてるところはそういう目線でつらかったけど(やはり楽器を雑に扱われるのが辛い←)でもそれをはねのけるほどの活躍で!!音が!!うまくない?!
・もしかして後ろで叩いてる人いた?!にしては合いまくりでは?!謎……
・最初、メンバーに名前を与えてるところ、ちゃんと伏線になってるのね……完全に忘れてたんだよね。最後、もらった名前を返そうとするところ、いやほんといまいち理解できてないんだけど、名前を返して一緒に死にたかったの……じゃないよね。なんて言ってたっけ。。。
・ちなみにあそこは現実?ではないよね?夢の中の劇団員、て理解してた。だから夢だけどメンバーのことはあまりコントロールできてないんかな、と。深読み?かもせんけど、夢というか印象かなあ。
・その中でも母とか、みっきーとか、三島由紀夫とかはちょっとそのコントロール下の中でも異質?というかやはり寺山にとって特別な思い入れがあるんかな?と思った。

・話ぶっちぎって香取さんの寺山さんなんだけど…同じ年なのね、亡くなった年と。
・じゃあ……本当にリンクしてたのか。なんか年齢がちょっと年上なのかな?て勝手に思ってたけど。
・冒頭の笑いが起こるシーンの寺山さんのリズム感というかテンポ感と、他のメンバーの抜け感というか笑いのシーンというか熱量?温度差?がなんか寺山さんだけ違うよなーと思って、笑っていいのかちょっと悩んだ。
・お笑いしてるわけじゃないから寺山がツッコミする必要性もないんだけど……なんかずれてて面白いのに笑いづらかったのなんでだろう。あ、シンバル落とすくだりだったからかな?←楽器は大事に扱ってほしい人
・夢の住人たちが50手前の寺山に比べて若々しかったからかなあコントロールできてないなあって感じがした。
・その中でも暴言平間は平間だったな……てちょっと思った。笑 はしゃいでたというか。

・そうだ、で、蚊も夢の中の住人だったのかな?なんか蚊は途中入場?だったし、やっぱり他の言葉メンバーとも違う立ち位置だったぽいからさ。
・第1幕ラストの血と血を交じって、そして後世につないでいく、じゃないけど、あそこの盛り上がり怖かったわ。寺山の位置に蚊が立ってて、血が混ざりあって別の人になったのかと思った。
・話飛び飛びだけど、劇中劇の母がラジオを子供として掲げて話しかけるシーン怖すぎた。ラジオて……第2幕ラストの方でも、私とあなたの子はそれこそラジオでした、てあったけど、ラジオへのなんつーかこう意味合いが今と当時じゃ違うんやろな……私自身思い入れがないけど。
・queenの歌でもradio ga gaってあるよね。
・その母に向かってさあ、その誰のかもわからん知らない人の唾液まみれの体で子供に乳をやれ今すぐだ、お前がそうしないから私は黒い液体(コーラ)で育ったなんて言われるんだ、空の哺乳瓶を噛んだか噛んでないんだがのセリフ、めっちゃ言ってたからめっちゃ覚えてしまった(覚えられてはないだろ)。
・そうやねんなあ……私が第1幕を楽しく見れたのは、第2幕で母との対峙が長すぎてちょっとあれ?てなってしまったからなんよな。
・確かに私は寺山修司のことは知らないけど、この人の人生を語る上で母ハツの存在は絶対触れないなんてありえないんだよね。
・だから第2幕で、ハツとの対話……実際は寺山修司が描いた、寺山修司の言葉のハツかもしんないけどさ、あのシーンは大事なシーンで必要なことなんだろうけど……じゃあ第1幕でドライすぎんか?とも思っちゃったんよな。
・いや私の印象がないだけかもせん。ごめん。三島由紀夫は三島由紀夫として出てきたしな……1幕も……うーん……。なんかやっぱあそこだけ熱量が違った、し、あのシーンするんだったらもっと母親ベースの劇中劇になるんかと思った。
・むしろ第1幕の寺山は、死へのこだわり故に、言葉言葉言葉!て感じだったし。言葉を残すこと、残した先、不安と葛藤と、なんつーか自分がやってきたことへの懐疑とあきらめというか、その悶々としたさまを1幕で見てたから、、、、
・いや私の記憶違いかもせん。うん。
・あと寺山さんの父親は本当に戦死だったんだろうか、酔っ払いで死んだのだろうか、わからんね。

・死についても全然語ってないけど、このストーリーにおける死って客になったじゃん、最終的に。結局寺山の死は寺山には影響しない気するんだよな。死は本人そのものなので。
・ただ、愛情に飢えてる人は鉛筆を噛むだろ?だからどちらも削るのさ、ていうのは好きだった。
・それが故に文字を、言葉を残せって言われる寺山が、寺山修司ぽかった。
・死は消しゴム、寺山は鉛筆、ていう一瞬のシーン好きだったな。
・正直死のポジションも謎です。途中感情が揺さぶられていたし。それは結局寺山の感情ではないのね。
・どちらかというと死神だったのかなあ。

・近松門左衛門の曽根崎心中よ!てかそのシーンになったときのでっけえ提灯笑った。ほしい←
・そのときの!!!平間さんが!!!ごめんけど!!!!めちゃくちゃ美しかったんだが!!!!
・人形だからね、表情は動けないし、体の動きも人に操られているようで、なおかつ人形みたいな、人ではない動きしてたけど、あそこめちゃくちゃ……あそこの平間さんの無の表情で心中するところ、本当に浄瑠璃ぽくて泣ける。表情がないように見えて、見えてくるんだよね。そしてそれを無表情でストーリーが進むから余計にこう……つらくなる。
・まあ実際の浄瑠璃の人形の表情はこういうことではないと思うのであしからず。私は見たまんまの印象で喋っております。今。
・て!!!か!!!今ちらっとパンフの中観たけど!!!平間さんの!!!びじゅが!!!!んが!!!!よすぎませんか!!!どこでこの写真集買えますか??!!!
・曽根崎心中した二人を私が連れてったよ、じゃあ本当はどんな会話を?!のあとに、死はそんなことしないけど、それを後世に伝えるのがあなたなのでは?的なこと言ってて、いいセリフだったのに絶対このニュアンスじゃない……なんか違う……。
・今考えると、だけど、なんか必ずしも真実を伝えることに意味があるのではないのかなと思うなど。いやーなんか違うなニュアンス、、、てか作品に昇華している時点で真実が伝わるわけないのよ、と思ってるよ私は←
・そこには脚色がついて、脚本家の意図がついて、演者の表情で意味が変化し……みたいな。結局トータルで言いたいことって、決して事実と相違しないことないからね。うん。
・こんな話はしてないのよ近松門左衛門と死、は。
・でもその心中の演技をしたあとに、実際とはどうだった?て聞かれて、死がいや~こんなんじゃなかったよ(フランクかよ)て言っててそうだよねとは思いました。
・そうだ、実際は描かれないものが真実?的なことは言ってた気する。てなると結局真実って描かれないんだよな……
・曽根崎心中の演技をしたあとに、寺山があの二人への餞にとびきり明るい歌を!つって平間さんが明るい歌うたい始めて大好きになってしまった(急にバカの感想)。
・平間さんが楽しいと私も楽しいので……(気持ち悪)。
・あと平間由紀夫、絶対日本刀じゃないとだめなのに銃持ってるのワロタ(急に)。
・あと平間さんが急にボクサーの歌うたったとき、何?!てなったけどそういう映画があったのね。本当知らないとなんもわからんちん。
・まあそれはさておき、三島由紀夫の平間さんはなんか始終辛かったな。舞台の端っこでじっと立ってて悲しかったわ。
・現代に来たときの寺山の絶望感たるや!新宿があかん!知らんけど!
・ホストの伊礼さん最高によかったってか伊礼さんがずっと最高だったんだが今作??!!!キャラ的にも立ち位置的にもおってくれてありがとう!!!て感じでした!!!やっぱ夢の中の人物?じゃないよね……2幕のフェードアウトも蚊は早かったし、マッチ擦れるし……でも下の階の住人らしい。どこ?
・伊礼さんが「大阪城ホール!」て言ったあとに「さっきちょっと噛んだね、もっかい大阪城ホール!!」て言ったのは笑った。サービス精神強いて。

・そうだ、寺山さんからの手紙……電話?をずっと待ってる女の子役とか、ホスト伊礼さんの子を身ごもった役?とかの人って、男性だった……?もしかして。すげーな、なんもわかんねーってなった。
・咳しまくるけど演技するときだけは流暢なんですうううってめっちゃコントやん、おもろかったな。
・あの人の電話待ってる、ていう言葉も、でも最終的に電話をスマホを取り上げようとする寺山も、ちゃんと話聞かないとわかんないよねええええ私は途中でごっちゃになりました。
・現代にきたときは言葉がない!と評した寺山。言葉の意味はほとんど失われた。あるのは鉛筆ではなくスマホだけ。電話をしているときだけ……何かと比べて(キャリア同士の競争?←そんな俗世なこと言うてたか?)楽?幸せ?だった(みたいな下りもあったはず)。でも寺山はスマホを取り上げたい(言葉がないから?)
・えーん理解力(´;ω;`)というよりも記憶力……
・死が、結局最期は言葉じゃなくて大事なのは肉体を残すことでは、みたいなこと言うてなかったっけ。それによって第1幕のラストのチューチューダンス(そんなバカな)になったような?違うか。
・のだまっぷ思い出す…てか野田秀樹ちょいちょいネタにされてて笑う。野田さんの扱い雑で唐十郎を優先したりとか(喧嘩してたねえ確かに)。唐十郎と手紙の話してたね、てか佐川君の手紙って唐十郎のじゃん……あと言葉遊びのあるセリフで「下手な野田秀樹みたいな」みたいなことも言ってたなwwwなんだっけ、確か借り物競争のときのネタ。太陽とか月とかの。
・私の人生は全て借り物だから、返すね、て感じのセリフも誰か言ってた気する~暴言かな?ううーん……いや、みっきーか?
・みっきーが私にとってあなた(寺山)が太陽だから、だからあなたを借りたいの、本当は2人きりの〇〇がほしい、みたいなこと言ってたな……これがさらなる愛……
・死が曽根崎心中のシーン見て、何かが足りない、て言ってた気するけど、それこそまさに更なる愛、愛だったんだろうね。愛は連れていけない、死によって連れて行くことはできない、的なことも言うてたし。
・勝手に競争も作ったよね。自分のと戦い?!いや……なんやっけ。
・てか借り物競争を急に始める暴言。暴言……て名前さ、最初はあんまり暴言吐く人じゃないけど、態度が逆なんです!て言ってたけどさ……暴言でも言葉は言葉じゃん。でも平間さんの役って暴言吐かないのにその名前をつけて態度で表してたってこと……?もうよくわかんないよ。それなのに暴言ってさ、おかしくない?
・言葉を何よりも大事にしてた寺山が、言葉を遺そうとしていた寺山が、暴言吐かない、言葉を発さないやつ=肉体?に暴言って名前をつけるの?なんかすごい矛盾では?気のせい?
・まあいいや(いいんだ)。
・また全然話が飛ぶんだけど……第1幕のラスト、棺桶がぶっ壊れたとき、なんで寺山はあんな絶望した顔をしたのかいまいち理解できなかった。(おい)

・明日はどっちだ!て言って捌ける寺山。
・この物語自体は寺山の残したかったもの、言葉を沢山置いて、この世から退場する寺山修司を見れた気がする。
・美輪明宏先生があの人シャイだから…て言ってたけどシャイかほんまに。主張強いよな。
・お母さん、もう一度僕を妊娠してください(身毒丸)とか、今回も母ハツに近いこと言わせてたね……何度でも産みたい、とかそういう感じの。てか田園に死すでも同じようなセリフ言ってたわ(田園に死すは見た。今回のために← でもなんもわからんかった!!)。
・寺山修司の言葉で織りなす劇だった……し、必ずしもそれが真実だったかどうかはわからない(曽根崎心中を見るにつけ)とも思うが、しかし寺山修司の言葉や歌や詩をふんだんに使った劇だったんだろうな(全てが伏線回収できてないのでわからんのや)。
・正直こんなん言ったら怒られるけどのだまっぷとどっちが観づらいんやろうな()。のだまっぷは言葉遊びだけど、今回は寺山の言葉で織りなしてる気する……あ、でもラストの方で「この歌?短歌?は寺山によって生まれたものではない、が……」みたいなセリフ言ってなかったっけ?まあ、寺山の言葉を使ってその中で解釈が一致したセリフを使ってるってことだよね、当たり前なんだけど。
・第1幕で明日からの電話を切ったのはなんでだろうな。(また急に)決心つかなくて?だから第2幕ラストで明日はどっちだって言えたのかな。

・うーんまとめようにもまとまらん……なんか……言葉への想いの葛藤を見えたような……気はした……だから……死という人格というか性格というか位置づけが……あまり理解できてなくて……
・寺山修司の死の目前を描いた走馬灯のような話だったのかもしれない。夢曜日の話だし。うん、そういうことにしよう。
・寺山修司以外のキャラクターも好きだったよ、軍服とバレエダンサーみたいなドレス着た人が寺山父を連れていくモチーフとか(モチーフて)咳込みながら寺山に電話番号書いたメモ渡すとか、蚊のキャラとか、シンバルうまいとか、伊礼さんがピアノ弾くしぐさするとか、小ネタもいっぱいあるけど。
・また思い出したら言うね。言えるかな←
・またパンフ読んだら話変わるんやろな~パンフ読もう。


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