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水の役割
shipのお話を書く時、
心に火、水、土、風の要素を持った人たちを描く。
誰しもが持っている要素だ。
火のように、燻ったり、
やる気が燃え上がったり。
水のように、止まって濁ったり、洪水したり、
美しい流れで浄化したり。
風のように台風だったり、軽やかに運んだり。
土のように、かたくなったり、育んだり。
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9月前半、室生の龍鎮の滝へ行った時
水の役割について考えていた。
水は
断続的に流れながら
岩を少しずつなめらかにしている。
小水石を穿つ。
少しの水でも断続的に流れれば、岩に穴をもあけられる。
まあ、つまりは、諦めるなって事だ。
でも、水は
穴を開けてやろうと思っていないかも知れない。
こっちだぜ、この流れだぜ、ひゃっほーと
動いてるだけで
それに触れていた岩が
気が付かずになめらかになってしまっただけ
なのかも知れない。
そんな事を思った、
室生の龍鎮の滝。
水のように
今日も
流れのままに。
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