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【web3/NFT】日本に埋もれてるコアな良さを世界に

8ships Twitter Space(5/28/2023)-Part3
Host: Terry T
Main Speaker:Em - Just a Japanese Girl / CHAI CHAI @ Crypto Girl / Highball Charlie

前記事では、VeeConやRBJイベントなど、ここ半年の8shipsの動きを振り返りながら、NFTプロジェクトのビジネスモデルについてトーク。最後は、web3/NFTのテクノロジーを通して、コアにある日本の良さや強さを世界にどう出していくのか、日本がweb3/NFTのハブになれる可能性についても話していくよ!

web3/NFTというツールを使って、web3/NFT以外のところで稼ぐシステム

この2年間、web3/NFT界はグレーゾーンで、思いっきりめちゃくちゃやれた時代だったのよ。
だけど、これからは本当に築き上げていかなきゃいけない。

趣味でやるのはいいんだけど、web3/NFTでマスアダプションしていくのであれば、経営者目線とかマーケティング目線がないと。

絶対にNFTで稼ぐシステムじゃなくて、NFT以外で稼ぐシステム。
NFTは証明書みたいなもんなのよ。

その証明書をどうやって設計したら、貢献してくれた人に自動的に価値が落ちていくのかっていうシステム。

その価値っていうのも、お金じゃなくていいのよ。
だから俺は、日本はNFTに特化すると思ってる。

日本人って意外とお金に執着心がない、
ブランドに弱かったり、周りに流されたりはするんだけど、お金よりも人の目を気にするわけよ。
どっちかと言うと、お金を使うのは人の目を気にするからであって、承認欲求とかそっちの方が強い人たちなの。

だからこそ、例えばNFTでお金を貰わなくても、違うもので満たされるのであれば、そこにすごく価値を感じると思う。

web3/NFTでアーティストの在り方も変わる

アーティストに関しても、1/1のトラディショナルアーティストとしてやっていくかweb3アーティストとして生まれ変わるかだと思うの。

web3的なアーティストの需要は多分すごく増えるとは思う。
それは任天堂が出てきてゲームデザインとかゲーミングのアーティストが増えたのと同じで、全く違う業界ができるから、そこに特化したアーティストの需要が増える。

アーティストで飯食っていくのって芸能人よりも難しいんじゃないかくらいに思う。

だって、絵を買う人がずっと買わなきゃいけないし、絵を描くのっていっぱい生み出せるシステムじゃないから。

ジェネラティブアーティストもどっちかって言うと、エンジニア側から来てるから、アーティストが増えたっていうシステムなのかなって思ったりもする。

だけど、それで今までアートを買ってた人が増えるかって言ったら、そんな増えないと思うのよ。

俺がいつも見てるのはマーケットなのね。
ジェネラティブアートが出たことで、アートにもっと興味を持つ人もいるとは思うけど、マーケットはそんなにデカくならないと思ってるから。

日本への兆しがあるから政府も企業もweb3/NFTに入ってる

色々流行っても時代と共に消えていくけど、web3/NFTはYouTubeと似て、やっぱりやり続けた人が最終的に勝つ確率が高いのかなと思う。

日本が本当にすごいと思うのは、日本の政府も企業もweb3に参戦しようとしてるわけじゃん。

やっぱり国が動くためには何かの兆しがないといけないけど、そういう意味ではBright Momentsが来て、世界の風を感じてもらったのはすごくいいし、Charlieみたいな風穴を開けるような人がどんどん出てきたらって思う。

リアルなプロダクトを持ってる会社がweb3/NFT界に入ってきて、プロジェクトとコラボしたりアーティストと何かをしたりっていうのがどんどん増えるのかなとは思う。

うちらがしようとしてるのは、街全体で体験できるようなもの。
日本の凄さを世界に見せたいよね。

本当にこれができたら、日本は絶対にweb3/NFTのハブになると思う。

日本の強みはハードウェアじゃなくて、もっとソフトなコンテンツだと思うし、そこだったら世界で1位を取れると思う。

多くの人たちが人との繋がりの重要性を過小評価してると思う。

幸せになりたいなら、シンプル。

お金が人を幸せにするって言う人もいるけど、もしそうならアメリカとか日本にいる人たちは全員幸せってことになる。
他の国の人たちよりもお金を持ってるからね。

でもそうじゃないじゃん。

ここで実際に繋がってるっていう価値がすごく高い。

ドメスティックなマーケットはあるし、趣味でやる人たちはその人たちのポリシーがあるけど、俺はやっぱり目指すなら世界を目指してほしい。

どう考えても、日本が今後マーケット的にグローバル化していかないと色々大変だと思ってるし、わざわざweb3/NFTを国の政策として取り組んでたり、色んな大企業が国が大きなお金をweb3/NFTに入れてるのは、ドメスティックなマーケットを強化するためじゃない。

日本が世界のマーケットを取りに行きたいなら、世界のルールとかやり方とかを知ってた方がいいに決まってる。
それを元に日本的な戦略を立てていかないと。

GaryやKevin Roseも全部を知ってるわけじゃないし、ミスもしまくってるけど、やっぱり世界のマーケットの方が2〜3年早いし、先を進んでるマーケットを元に動いた方がいい。

東京がweb3のハブになって、うちらが稼げなかったとしても、渋谷を歩くたびに「え、あのNFTゲットしたの!?」みたいな感じで話してたり、日本のアーティストとかクリエイターが声をあげられるようになったり、もっとグローバルになって子供たちが自分の意見をどんどん出せるようになったらっていうのを常に考えてる。

日本で埋もれてる宝石たちを世界に

日本には隠れた名工みたいな人たちがいっぱいいて、俺はそういう埋もれているものや人をNFTを通してもっと世界に出していきたい。

世界各国にも色んな技術はあるけど、やっぱり日本はなんだかんだ言って特殊だとは思う。
こだわりとか作り方とか、日本特有の文化っていうものがいっぱいある。

あと、日本人の人種だとは思うんだけど、目立ちたがらないっていうのがあるからデカくならない。
だからこそ保たれるっていうのはあるんだけど。

今フロリダが不法移民を入れさせないようにしたんだけど、農業って不法移民の人たちがやってたりするのよ。
そこを代わりにアメリカ国民を雇ったら、給料が3〜4倍くらいになったのに能力とか労働に関しては5分の1くらいになっちゃったらしくて、それがすごく問題になってる。

それと同じように日本も、モノに対するこだわりに時間を惜しまないところがあるし、だからこそいいものが生まれる。

そこはバランスだと思うけど、若い子たちは「努力と根性でやっていきましょう」って言ってもやらないわけじゃんね。

そこはバランスよく、ちゃんとできるようなシステムができたらいいのかなって思う。

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