自由な声を手に入れるための練習
「ご職業は?」
と聞かれた時に、ついつい「ええっと…主婦しながら歌の勉強したり、ボイトレ教室したりしてます…ごにょごにょ」と濁してしまいます。
「歌手です!」と自信を持って答えられるようになりたいです。
ではこの自信のなさはどこから来てるのかというと、「自分の声があまり好きではない」この一言に尽きます。発声に問題を抱えているのです。
なんというか、自分の声を「生っぽい声」と表現する事が多いのですが、声楽でよく「自由な声」「身体から離れた声」と評されるその逆、身体にへばりついて、飛んでいかない声がするのです。
古楽ではこの声が武器になったりしないかな~と思ったりもしたのですが、古楽の生き生きしたみずみずしい表現と、この生々しいへばりついた声は全く違うものなのであります。
この声を直さない限り、何を歌ってもお話にならないので、まずは発声上の問題を克服する事を目標に練習していきます。
では具体的にどうすれば良いのか。最近やっと体感できるようになってきました。
言葉で説明するのは難しいですが、
・肋骨を8~9割広げる。歌ってる間も保つ
・横隔膜を広げる。みぞおちが下がるイメージ(師匠はよく「胃の力を抜く」と表現する)
・響きを高く保ち(鼻の付け根。鼻つまんで歌うと分かりやすい)、点で通す。のどはスルー、フリー。
・響きとは逆向きの、拮抗する力を感じる(丹田を意識すると上手くいく事が多い)。おへその下から子音を出す
この4点が全て揃うと上手くいきます。
この声をデフォルトで出せるようになるまで、こればっかり練習します。
順番
①適切な発声のフォームでs、z子音ができるようになる
②(以下略)、ハミングができるようになる
③()声を出せるようになる←今ここができたりできなかったり
④()ワンフレーズ歌えるようになる
⑤適切な発声のフォームを保ったまま、1曲通すことができる
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