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【過去ログ】自作MAD解説(2022.05.26)

※この記事は旧ブログから持ち越してきた過去ログです。
2022.05.26 執筆。




MAD2作について


R@ndom Scoutという企画に参加しておりますが、
これがまだ当分時間がかかりそうです。(申し訳ございません)
いや、最悪「なんも投稿できない」という事態は
もう避けられる様にはなっておりますが、
実際どこまでいけるかはまだ判断つきかねております。
この状態で進捗報告もなー、って感じで
なんにも言えないのですが。
どうなるかな~…。

とか言ってる傍ら、勢いで3つMAD動画を作ってしまっておりました。
生きててすみません。
長くなりそうなのでひとまず2つについて、
忘れないうちに補足などを含めたお話を
させていただこうと思います。




【デレステMAD】薄紅(菅原進 / 小早川紗枝)


詳細は割愛致しますが、
これは非常に有名な文脈で生まれたカバー曲です。
かいつまんで言うと、
かの有名なフォークデュオ「ビリーバンバン」の菅原進さんが
デレマスの小早川紗枝さんの「薄紅」の歌ってみたを上げた、
というものです。

こちらの動画で流れる音声は、音声編集ソフトで
菅原進さんバージョンの「薄紅」に
小早川紗枝さんの同曲のボーカルを合わせてみたものになります。
テンポや音量を合わせたり、その他出来る限りの微調整。
音声編集は全然よくわかっていないので、
わからないなりに、って感じでした。


音声について


思い付きでやってみただけだったのですが、
合わせてみるとなんかちょっとエモいな?と思ってしまい
その勢いで折角だからMAD作っちゃおう、と
軽いノリで作りました。

合わせてみてわかったのですが、
菅原進さんの歌って、
歌声そのものも素晴らしいのは
今更言うまでもないのですが、
とにかく無茶苦茶歌い出しが柔らかいんですよね。

川の上流から流れて行って
角という角の取れた
非常に美しいすべすべした石を
下流で拾ったことはありませんか?
あんな感じです。
「綺麗に歌ってる」んですね。

対して、小早川紗枝さんのボーカルは
芯が通ってハキハキしていて、
非常にクリアに上の方に抜けていって響く、て感じ。
凛としている、というか。
言ってしまえば正反対なんですね。
(大変申し訳なく思いつつも、紗枝さんのボーカルについては
歌い出しの強さについて進さんに合わせていただくよう
編集してしまいましたが)

なんですけど、なんでしょうね、
確かに始発は正反対に向かっていくんですが
遠くの方で合ってる感じに聞こえたんですよね。
響く部分で共鳴するというか。
山手線で上りと下り別々に乗って新宿でまた会ったみたいな。

進さんの低音に対して
紗枝さんが「高音で支える」みたいな感じが、
個人的になんか「いい…!」ってなってたんですが、
今思えばお二人には失礼だったかもしれませんし、
コメントでも「合ってない」というご指摘をいただいたりしたので、
やっちゃったかなぁ…と思っています。
半端な事を半端に。


動画について


これはまぁ、特別な事はないというか、
いつも通り頑張ったという感じです。

気を付けた事と言えば、
小早川紗枝さんが京都の方で
奥ゆかしいイメージがありまして、
「薄紅」という言葉自体も
桜を直で「桜」というよりも「薄紅」と呼ぶっていう
奥ゆかしさから来てるんだろうな、と思ったので
直視する様なカットを少なくというか
後ろ姿だったり、ちょっとぼやかしたり
なるべく婉曲的な表現になる様に気を付けた、という感じです。


色調も基本、彩度を滅茶苦茶抑えて
「薄紅」が薄いままで映える様に。
また、デレステの元のMV("桜の頃"だっけ?)では
灯篭がついたり月が出てたり
基本的に「夜桜」っぽかったので、
暗闇でぼんやり見えてる感じを目指しました。

夜桜ってぼんやり見えるのが綺麗なんであって
ライトアップしちゃうとあんまり意味ないと思うんですけどね。
いやあれはあれで綺麗ですけど。いやすみませんなんでもないです。

総合すると、「俺は好き」という感じです。
俺は好きです。当り前ですけど。自分のツボで作ってるんだから。
あとビリーバンバンさん(菅原進さん)がやっぱりめっちゃいいんですよね…。
マジかっけぇ…超かっこいい…すっごい美しい…。




【アイマスMAD】萩原雪歩「芽吹の季(めぶきのとき)」


これは去年発売した「MASTER ARTIST 4」シリーズの
萩原雪歩のCDに収録されている楽曲を使った動画です。

MA4については僕は正直春香のを買ったくらいでして、
友人の分布図Pが色々聞かせてくれたのですが、
僕らの間ではこの「芽吹の季」がぶっ刺さっていました。

あんまり踏み込むと論争というか怒られるかもしれないので
以下ここだけのお話にしたいのですが…


萩原雪歩について思うこと


雪歩はいわずもがな、
強い属性と様々な文脈の絡むキャラクターだと思うんですね。

例えば一回、声優さんが交代しております。
(落合祐里香(旧名)さん→浅倉杏美さん)
これはアイマスというかアイドルコンテンツ界隈では
かなり忌避されるといいますか、
よっぽどの事がなければ許されないくらいショッキングな事なんですね。

そもそも雪歩というキャラクター自体、
男の人が極度に苦手で、犬もマジで無理、
自己評価が異常に低く、また打たれ弱く、
穴があったら入りたいどころか
入りたくなったら自分で穴を開けて入るという
「この子は本当に一人で生きていけるのか?」的な
庇護欲をそそられるというか、そんなキャラクターなので
雪歩が好きな方って、
多分かなり入れ込む形になりやすいと思うんですよね。

そんな子の声優交代というのはかなりセンセーショナルであり、
古参のPの方であれば鮮烈な記憶として残っているものがあると思います。
初期の代表曲はどうしても旧「落合祐里香」さんのイメージが強い、
という時代が非常に長かった様に思いますし、
今となっては完全に雪歩本人と化した様な浅倉杏美さんも
それについては長らく悩まされていたのではないかと邪推します。

で、つまり彼女は二つの強い文脈を有している訳です。
「声優交代劇」と「自称ダメダメ」ですね。
この二つが相まっちゃってる部分もあるというか。

結果、これは個人的な観点なんですけど、
「Alright*」にしても「あの日のナミダ」にしても、
雪歩って割と偏差的にエモを表現する事が
多かったように思う
んですよね。

つまり、
「あの雪歩がこんなに頑張っている!」
「あの雪歩がこんなに前向きな事言ってる!」

みたいな。

で、翻って「芽吹の季」なんですけど、
それでいうとこの曲は、
そういった様々な文脈を一回完全に払拭し、
「まっさらな状態でかつ真っ向から向き合って
萩原雪歩の真芯を捉えた楽曲」

なのかなぁ、と、聴いて思ったんですね。
ゼロから始めて、そして説明しきろうとしている。そんな感じ。

この歌を作詞作曲された「山本真央樹」さんは
実は古参の雪歩Pの方らしく
個人でも熱心に活動されてたそうなんですが、
この度とうとう念願叶って雪歩の曲を担当されたんだそうで。
聴いているとなんだか納得いく気がします。
なんていうんでしょう、
絶対に聖域を汚さない様に、細心の注意を払っている感じ。

そう、「聖域」って感じなんですよね。
昔金八先生というドラマの主題歌で
武田鉄矢が「初恋のいた場所」という歌を歌っていましたが
(あれも非常にいい歌です)、
どれだけ歳を重ねて穢れを知っても、
初恋に落ちた思い出の領域だけは絶対に侵さずそのままにしてある、
という内容でして、正にそれを思い出します。

ですから、そういう歌なんだろうな、と思いながら
MADを作った、という感じです。

あとどうでもいいんですけど、
この曲そもそもちょっとナムコっぽくないですか?
もうちょっというと「ワルキューレの伝説」っぽい感じしませんか。
通ずるものがあるというか。めっちゃ好きなんですよねワルキューレの伝説のあれ。

いや気のせいかな。気のせいだな。気のせいでした。


動画について


そもそもこの動画を作ろうとする直前、
本当にたまたまな事が2つ3つありました。

GWでセール中だったのでスタマスのDLCを買う(衣装とか)

折角DLC買ったりもう少しでクリアだったので全クリする

クリア時に解放される+購入したステージや楽曲、衣装が非常に素晴らしかった

それらを見てるうちに「これいけんじゃね?」と思いつく


そういう流れでMADを作るに至りました。

イメージは先述しましたが「聖域」っぽい感じを目指し、
あとは「雪歩の総決算」みたいなのをサブテーマにして
色んなシーンをとにかく挟んでいきました。
とりわけアニメの指切りのシーンが
なんかいい感じに振付とハマってくれそうだったので、
なんかいい感じにハマってくれてたらいいな、って感じです。


↑余談ですが、この「聖域っぽい感じのカット」は
元のMVで夕方のステージのシーンを使い、
それを色調補正してこんな感じにしております。
だからどうという事でもないのですが。

ただ心残りなのが、
2番は「透き通る空」という歌い出しと
「芽吹の季」というタイトルを汲んで
なんとなく夏っぽいイメージでやっちゃったんですけど、
今思うと「目に見えてた息」みたいな歌詞もあるので
本来は冬のイメージでやるべきだったのかもしれません。
非常に迷ったんですが…

雪っぽいステージがあればやってたかもしれません。
しかし、1番で「土の下」っぽいイメージに寄せて
夜のステージで構成していたので
その対比の意味でも、ああいう感じにしてしまいました。
うーん。

あと、これもアニメに引っ張られた所があるんですけど、
雪歩はオドオドした様なシーンが多いのですが
(慣れてくると結構ガンガン素を出してきたりするけど)
同じ事務所のアイドル同士とかだと
結構伸び伸びしていて、あの感じがちょっと好きなんですよね。

なので最後の方でAS一人ずつ映ってってセンターに雪歩が、
みたいな構成にしたのですが。
「仲間といる中での雪歩」というのも
重要な要素なのかな、と思ったんですけども、
これもちょっとコメントで怒られてしまいました。
「ソロはソロでみたかった」という。
言われてみればそうだったかもしれません。
難しいものです。

総括すると、
やりたい事はやれるだけ出来たと思うけど
そもそもコンセプトの構築が甘かったかも、
という感じです。
凄く好きなんですけどね。
曲が死ぬほど良いだけに、至らなさも見えた気がします。




毎度の事ながら死ぬほど長くなってしまいました。
すみませんでした。
しかも今回はなんだか、
どちらの動画もコメントでご指摘というか、頂いてしまったので
反省しよ…という感じです。
また頑張りたいです。色々。

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