見出し画像

8歳女児短編集③

俺もマゾでヒョロガリなのにプロデュースされてない


それでも俺は本物が欲しい

GW中は頭文字Dのアニメを見てました。

First Stageまで見て、「藤原拓海が”希望”でさァ!」「庄司慎吾も車好きの1人でさァ!」「マコちゃんの2回転半スピンがさァ!」とか、ツイッターで叫んでたくらい面白かったです。

それを誰かと共有したかったので職場で世代っぽい同僚に探りを入れることにし、GW何してたトークから頭文字Dに話を繋げようと目論んだ。


ほにゃ…お嫁さん… うぅ…

オデも欲じい… ”真実のお嫁さん”


・・・。

しょうがねぇ


★☆”真実のお嫁さん”ランキング☆★


目的

 己(おの)が"真実のお嫁さん"解像度を高め、
能動的な真実のお嫁さん探求を可能ならしめる


集計方法
 真実のお嫁さん度を独断と偏見で採点

集計対象
 𝐚𝐬 𝐟𝐚𝐫 𝐚𝐬 𝐦𝐲 𝐦𝐞𝐦𝐨𝐫𝐲 記憶の限り


※原則としてロリ、ママ、お姉さんは除外(理由は後述)



3位 樫原紗理奈(キラ☆キラ)1票


青春パンクエロゲから病弱お嬢様がランクイン!

なんでだろうね。美少女に飽き足らず、加えてお嬢様とか姫だとか、気品のある存在に惹かれてしまうのには何か理由があるはずなんだろうけど、それを未だに自分の中で克明に出来ていない。

それでも俺は紗理奈たむを”本物”だと感じた。
彼女の愛に強さがある。
その人を”好き”という自分の気持ちに、絶対的な自信があるのだ。

俺はその愛に対して相応しくないと、不安に思ってしまっても、紗理奈たむは頑なに俺を信じているから、決意を瞳に宿した少年(バナージ・リンクス)の顔付きになってしまう。

この子は大事にしなきゃ、俺が守らなきゃ、という気持ちにさせられるのだ。

以下は紗理奈たむと主人公(俺)の馴れ初めである。

彼女は病弱で、それ故に祖父から箱入り娘のように扱われ育てられてきた主張の弱い女の子だった。しかし文化祭でバンドをしたことをきっかけに親の反対を押し切って全国ツアーの旅に出る。そしてロックと触れ合っていく内に”強さ”を身に着けていく。

気持ちひとつで世界が変わるという、不条理な世界に対する揺らがない心、そういう”キラキラ”を彼女は見つけて、世界の美しさに初めて気づく。
そのような高揚の中で嬉しそうに、こう言うのだ。

「私、あなたのことが好きです」


俺も好きだあああああ!!!


2位 ラビ(魔立ロリサキュバス妖魔園)1票

待て。
ロリ、ママ、お姉さんは除外
と言ったな?あれは嘘じゃないんです。
除外したけど、この子は残ったんです。

釈明する為に、このランキングにおいて対象を除外したわけを話そう。

 

まず、"真実のお嫁さん"とはマジで結婚したい女性のことを指している。

では、そもそも結婚とは何か。それは「契約」「誓い」である。
婚姻を通じてお互いの愛と信用を「カタチ」として示し、それに対して責任を負うのだ。

結婚式という儀式は神、あるいは自分たちが属する共同体の人々(招待した人)を見届け人とし、人生を伴する誓いの言葉を伝えあい、契約する。

神や皆の前で誓い合うからしてその契約は強い意味を持ち、誓いを行うということ自体が相手を強く信用し、愛しているという証明にもなる。

つまり結婚とはそういう”覚悟”が必要なものなのだ。

 

俺はロリ、ママ、お姉さんに対してマジで結婚したいと思う”覚悟”はない。
護りたいとかそういう気持ちは無く、ただ愛されることによって現存在が抱える不安や役割など、そういう柵(しがらみ)からの解放を求めてるのだ。

つまり無責任に射精をしたいということである。


園児のラビちゃんが除外されずにこのランキングの2位にいるのは、彼女に対して俺が”覚悟”を負いたいからだ。

この子が出てくる魔立ロリサキュバス妖魔園というゲームにはバッドエンドがあり、ひとりの園児に嫌われるとその子に無様に搾精され、それを見た他の園児からも嫌われて…といった感じに負のスパイラルに陥り、その末にとどめを刺すかの如くエンディングが用意されている。

魔育士(保育士)としてでは無く”餌”として扱われ、悲惨な末路を遂げるのだが、ラビちゃんはバッドエンドに希望がある

彼女は相手の心を読み、他者を表面的な部分のみで評価しない。

主人公(俺のことです)が園児に弄ばれ、次第に恐怖からの保身の為に欺瞞の言葉を紡ぐようになっても、本心や本来の人間性を好きになってくれて、支え、応援をし、破滅した際にはもう一度人生をやり直すチャンスをくれるのだ。

そんな子の前で情けないままで終われるわけがないだろッ…
俺、ラビちゃんの期待する俺になるからッ…!もう敗けねェからッ…!
 

久々に起動したら主人公の名前が本名だった

 

 

1位 香風智乃(ご注文はうさぎですか?)1票

やっぱチノたむなんだよな。
結婚したくないって言ったら嘘になるし。
そろそろ結婚しても良い頃合いだと思ってる。

俺とチノたむが出会ってもう10年経つか。
初めて会った時は君の方が歳上だったのに、気づいたら逆転しているね。

俺と君が働いているラビットハウスでは時々、大人になってそれぞれの人生を歩みだしたココアやリゼ、当時のメンバーが応援に来てくれるんだけど、そういう日には僕らの関係を揶揄われて恥ずかしいのか、君は必ず僕を店から追い出すよね。まぁそういうところが愛おしいんだけど。

そして彼女達が帰ったのを見計らって僕が帰ると、珈琲を2杯つくって、僕を座らせ隣に座り、いじらしく聴いてくるんだ。

「怒って、いませんか?」

うん、怒ってないよ。

僕は君のそういうところが好きで、結婚したんだから。


総評

なんというか、人間関係への恐怖と不安が証明されたような気がする。
なんだかんだと言っても、心の芯の部分では安心したいと思っているから、お嫁さんに揺らがない愛のようなものを求めてるんだろう。

それに加えて、俺を奮い立たせる活力になってくれて、存在そのものが明日への希望になる、人生に役割を与えてくれるお嫁さんでもあってほしいと。

結局のところ、俺がずっと求めてやまないものが別の形で出力されただけだったね。

 

このランキングを書く発端となった同僚は結婚相談所でゲームに理解ある女性を探した末に結婚したらしく、仮に俺が『相手に求めるもの』を記載するなら何を書こうかと迷っていたが、はっきりした。こう書く。
 

『家族』

 


惜しくもランキング入りを逃した”真実のお嫁さん”達


馬場このみ(アイドルマスターミリオンライブ!)
・俺と結婚するつもりならアイドルはやめてくれ、悪い”虫”が付くからよ

神北小毬(リトルバスターズ!)
・俺が独占していいような存在では無いと思う。
けど、小毬ちゃんが結婚しないままで居るのは観たくねぇよ
(わかんねーか。走り屋のこの微妙な心理が…)

 天津風(艦隊これくしょん -艦これ-)
・ケッコン済み
 


 

”首領”(ドン)

最近は愛について考え、そして意味や価値、自分が何者なのか、自分が何が出来る奴なのか、自分が何をしたいのか、など、ひたすらにそういうことを考えていた。

俺は結局何なんだ?という迷いが生まれていたからだ。
 

俺が名乗っているものと言えば、ロリコン・女叩き・インターネットピエロ・オタクで、これまでの来歴は現実では友達が少ない陰キャをし、ネットではマイクラの鯖で”村長”をして、グランブルーファンタジーでは騎空団を立ち上げて”団長”になり、グラブルを辞めた後は同じようなメンバーを集めてクソゲー部というものを創り、”部長”をしていた。

noteではピンサロ記から始まり、人間・大人への憧憬を語り、萌えを語り、しぐれういのファンに切れたり、嫌いなものを語れと切れたり、なんか道産子ギャル・祈り・涅槃について書いたりしている。
 

こう振り返ってみると、ぶっちゃけこいつ何?となったのだ。
統一性というものが無い。

このままでは良く無いと思うんだよね。

例えば、1990年代後半頃からなのかな。生きているだけで何の情熱もないヒロインや厭世的でニヒリズムに捉われたヒロインが出始め、俺は彼女達のことを総称して『虚無の少女』と呼んでいるのだけど、そういう子達に「貴方は何なんですか、何がしたいんですか」と言われた時に困るからだ。

『はるのあしおと』のそういう子
 

というのは”半分”冗談で、真面目に足元が揺らいでいた。

然るにこれも不安か。対してはっきりさせたいのだ、自己という存在を。

自己をポエムのような曖昧な言葉で表現せず、確固たる強さを持った短い言葉で表現することが出来れば、それが自分の軸になると。
 

だからそういう言葉を探していて、それをついに見つけた。
というか、その言葉を頻繁に使っていて、それが馴染んだのかもしれない。
 

8歳女児界隈の"首領"(ドン)

この言葉は8歳女児が凍結して9歳女児になった時(Xアカウントが凍結するたびに年齢を+1している)に、
「俺は8歳女児界隈(フォロワー6人)の”首領”(ドン)だぞッ…!」
と言ったネタツイから来ていて、どうやら3年前から擦っているようだ。
 

当時のフォロワーのツイート

当たり前だが8歳女児界隈なるものは公的には存在しない。

けれど、俺の中にはある。俺が凍結するたびにフォローを返してくれる人々と彼らが存在する俺のTLを勝手にそう呼んでいるので。
 

然らば8歳女児界隈とは、『僕だけの世界☆』みたいな感じのやつなのだ。己の関与する世界の中でも、とりわけ己に近しい部分だろうか。

そんな『世界』に対して”首領”(ドン)でありたいということ。
それこそが過去から今に至り、俺がやっていたことだったのだと思う。
 

本来はネタから生まれた概念なので、インターネットピエロが振りかざす言葉としてもピッタリだ。この言葉、俺によく馴染むぜ。


それに結構、人間味のある概念のような気もするのだ。
まずもって人間は自己を守るための、保身としての愛として自己愛があり、自分だけを護っているわけだけど、生きていると自分にとって掛け替えのない、それ無くしては自分ではないというものを見つけていき、自己を保身する為、それも護らなくてはいけなくなる。

もはや自分の一部であるものを想う気持ち、それこそが世間一般で愛と呼ばれるもので、俺もついにそれを手にしたのかもしれない。
 

己、人間、そして愛。
かなり解ってきて最近いい感じだ。



ロックマンX4にぐちゃぐちゃにされた


とあるキャラに一目惚れをした。名をアイリスという。

やっぱ機械の女の子は”良い”ね。人間に優しそうだし。安心する。
実際に彼女は優しさを基礎に製造されたレプリロイド(高度なAIを搭載したロボット)で、それがほんのり伝わってくるデザイン…💯

そんな彼女であるが、俺にとって聞き捨てならない言葉を呟いたのだ。


「負けない愛だってきっとあるもの」

 
勝ち負けがあるんですか?
愛、わかんねぇよ。

負けない愛。それがなんなのか、俺は確かめたい。
彼女が初登場した『ロックマンX4』をプレイして、はっきりさせる。

アニメムービーのアイリスも可愛いね

 
これは後で知ったことなのだが、どうやら『ロックマンX4』はシリーズ屈指の鬱シナリオのゲームだったらしい。

何故に鬱シナリオなのかというと、シナリオに登場するキャラクターで生き残るのはラスボスと主人公だけで、他のキャラクターは全て主人公が破壊するからだ。全てである。

盛り上がる8歳女児界隈の人たち

 

 
殺してしまった、俺が、アイリスを。
生き返るかなって思って最後まで遊んだけど、生き返らなかった。
 

おい、結局負けない愛ってなんだったんだよ。
アイリスの「兄と戦わないで」って言葉を無視して敵を破壊し続け、兄を破壊して、ついにはアイリスも破壊したぞ。愛が負けてるだろ。

そもそも負けない愛ってセリフ何処だよって思ったら、オープニング曲の歌詞の中にあった。
(無駄にプレイして、無駄に傷ついただけかもしれない)

『負けない愛 歌詞』で検索して、確かめる。
 


まず、拳にあるらしい。(違うと思う)



 
6月は真面目なロリコン記事を出す予定。
負けない愛(?)で書きます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?