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FP1級実技試験の記録③(2024.6.9 PartⅡ)

2024年6月9日のFP1級実技試験の様子を覚えている範囲で振り返ってみました。記憶があやふやなところがある点は、御容赦いただきたいと思います。

面接中は限られた時間の中で回答を求められ、かつ緊張もあったことから、大体こんなものかという程度に御覧ください。

問題はこちら

控室を出て、すぐそばにいる係員の方から「たこさんはこちらの面接室です。」と案内され、面接室のドアをノックします。

たこ:(ノックを3回)失礼します。(ドアを開ける)

※面接官は質問役が女性の方、記録役が男性の方でした。

たこ:たこと申します。よろしくお願いいたします。

面接官:たこさん、よろしくお願いします。どうぞ。

たこ:失礼いたします。(椅子に座る)

面接官:それでは面接を始めます。Aさんから直接聞いて確認する情報は何ですか。

たこ:御家族の御意向や戸建て住宅を建てる場合の間取りの御希望を伺います。また、Aさんの収入状況についても確認します。

面接官:分かりました。それでは、FPであるあなた自身が調べて確認する情報を教えてください。

たこ:Eさんの御意向を確認します。また、法務局で権利関係を、現地調査で現地の状況を、また不動産屋さんで物件の需要を確認します。

さらに、市役所に行き、都市計画担当部署では都市計画上の規制を、建築指導担当部署では建築上の規制を、広聴担当の部署では苦情について確認します。また、苦情については、御近所の方にもお話を伺います。

面接官:近所の方にも聞くのですか。

たこ:ええ。

面接官:そうですか。それでは、「管理不全空き家というものに該当してしまうと税金が高くなる」という制度の概要について説明してください。

たこ:いくつかステップがあったかと認識していますが、管理不全空き家に区市町村が指定すると今まで受けていた固定資産税の軽減がなくなってしまうものだったかと思います。

面接官:固定資産税はどれだけ軽減されるんでしたっけ。

たこ:200㎡以下か超かで変わるのは覚えているのですが…。

面接官:1/2とか1/3とかどうなるんでしたっけ。

たこ:すみません、すぐに思い出せないです…

面接官:軽減されるのは固定資産税だけですか?

たこ:えーと、、、固定資産税だけではないのですか。

面接官:都市計画税も対象になりますので、覚えておきましょう。

たこ:ありがとうございます。

面接官:次に、Aさんが、Eさんに権利金等の一時金を支払うことなく、通常の地代で甲土地を賃借(普通借地)し、税務署に何ら申告しなかった場合について教えてください。

まずは、仮に、数年後にEさんが死亡し、相続税額の計算上、甲土地を貸宅地として評価する場合、その相続税評価額はどのように算出されますか。

たこ:自用地価格×(1-借地権割合)です。

面接官:そうですね。次は、甲土地を貸宅地として評価した場合、課税上、どのような問題が生じる可能性がありますか。

たこ:権利金の認定課税がされる可能性があります。

面接官:そうですね。権利金について確認するとすればどこに確認しますか?

たこ:えーと…

面接官:権利金の算定には借地権割合が出てきますので…どうでしょう。

たこ:あ、国税庁ですね。

面接官:そうです。権利金が認定されないようにするにはどうしたらよいですか。

たこ:確か税務署に届出を…

面接官:何ですか。

たこ:今それ以上思い出せず…あと、相当の地代を払います。

面接官:でも、相当の地代って高いですよね。実際に払いますか。このような事例においては、どうしたらいいでしょう?

たこ:AさんがEさんから買うこともできます。

面接官:そうですね。でも、売買以外にありませんか?

たこ:えーと…

面接官:Aさんにこだわる必要はありませんよ。

たこ:うーん…

面接官:贈与もありますよね。

たこ:あ、Bさんが贈与を受ければ特例税率になりますもんね。

面接官:最後に、本事案に関与する専門職業家を教えてください。

たこ:筆界の特定については土地家屋調査士、所有権登記については司法書士、不動産の価格については不動産鑑定士、税制面では税理士、など専門家と連携します。

面接官:専門家と連携ですよね。連携するに当たって、大事なことは何ですか。

たこ:独占業務に抵触しないようにする必要があります。

面接官:独占業務、そうですね。以上で面接を終わります。

たこ:ありがとうございました。

PartⅡはタックスを復習してなかったせいで、固定資産税の軽減割合が答えられなかったこと、また、権利金の認定課税について、自分の言葉で説明できるほどの理解が定着していなかったことが悔やまれました。

何度も助け舟を出してもらいましたが、これはまずい…と思いました。

実技試験のレベルを知り、PartⅠもこのような感じなのか、果たして大丈夫なのかと不安になりながら控室に戻りました。

PartⅠの記録はこちら

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