百鬼夜行

鵼の碑読み終わっちゃったらもう百鬼夜行シリーズしか読みたくなくなっちゃった。
せっかくなので振り返ってみようかな。

◯姑獲鳥の夏
一番好き。一番美しいので。
実写映画は原作の雰囲気を纏っていて良かったです。関口頑張った。

◯魍魎の匣
かなり好き。かなり美しいので。
関口のメンタルはズタボロだった。
実写映画はかなり頓知気な出来だったけど、頓知気すぎてなんか雰囲気良かった。

◯狂骨の夢
すごく面白いんだけど可哀想すぎて読めない。
本当に可哀想すぎる。
可哀想すぎて関口が何してたか覚えてない。

◯鉄鼠の檻
好き〜〜〜!!!!
ここにきて姑獲鳥の夏を完全に落とし込んでくるの、ずるすぎる。
語弊のある言い方しかできないんだけど、鉄鼠は被害者がほぼ身寄りのない年寄りだけなのであんまり心がウッとならず読める。
あと関口が姑獲鳥の反省を生かして彼なりに結構根性見せててえらい!役には立っていない。

◯絡新婦の理
面白いことはよくわかってる。特にモノローグとエピローグがすごく良い。キノの旅方式じゃん。
…でもいくらなんでも人が死にすぎてる!!!
しかもその原因が偶然頼りの機械仕掛けで、「まあこちらとしては死ななくても良かったけど」みたいな被害者が多すぎるのがやばい。
でも京極先生は偉いのでこういう犯人を野放しにはしない。関口は空気。

◯塗仏の宴
かなり好き!!!!!!!!!!!!!
友情努力勝利の激アツチームプレイなので!!
関口お疲れ様。大変だったね。

◯陰摩羅鬼の瑕
これも狂骨と同じ類の可哀想さであまり読み返せない。

◯邪魅の雫
あまり好きではない。

◯鵼の碑
好き!塗仏の呪いを解いてくれたから。
幕の引き方がね、雰囲気良いんだよなあ。


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