「コロナ禍だから〝原材料表示〟に目を配る‼️」

たまたまですが「トレハロース」と言う人工甘味料について検索してみたら、興味深い投稿を見つけたのでシェアです。

『人工甘味料が〝感染症〟に及ぼす影響』
…と、言う研究の投稿ですが…腸内環境著しく悪くすると言う結果が出たそうです。

コロナ禍だからと言う訳ではありませんが、やはり平時でも、身体の体調は、内蔵の状態によって変化し、腸の働き具合によって、他の臓器への影響も当然出て来ます。

加工品の様々な場面で『添加物』としての『トレハロース』が出てきます。

メリットとして、メーカーの横槍で…虫歯になり辛い…太らない…他の材料との接着がしやすい等を謳ってますが…保存料としての役割も持っている事で…腐り辛い点も否めません。

対処療法の『ワクチン摂取』だけを鵜呑みにするのでは無く、先ずは日頃の食生活での体調管理という事が重要では無いか?と感じてます。

前文が長くなりましたが、リンクをまんま貼ろうと思いましたが、ブラウザーへの転換が上手く行かなかった為、システム上の仕掛けがされている様なので、投稿先から文面を拝借してnoteにしました。

ご参考までに…。

【以下転載記事】

〝人工甘味料トレハロースで感染症が急増? 医学博士が真偽を解説〟

3年前
世の中に流通している食品の多くに使われている食品添加物「トレハロース」。植物由来で血糖値を緩やかに上昇させることで健康食品的にも捕らえられていたトレハロースが、近年「致死性の感染症を引き起こす要因である可能性」との研究結果が発表され、驚きの声が上がっています。「トレハロースは危険」というのは本当なのか?メルマガ『しんコロメールマガジン「しゃべるねこを飼う男」』の著者でNY在住の医学博士・しんコロさんが、研究の詳細を徹底解説します。


ところでトレハロースって?

そもそもトレハロースとはどんな食品添加物なのでしょうか。トレハロースとは、動植物の細胞内にも存在する天然の糖質です。トレハロースは甘みをつけるというよりも、その優れた保水性を利用して、品質保持のための保存料として使用されることが多いです。例えば、お米やケーキなどを冷蔵すると硬くパサつきますが、トレハロースを添加するとしっとりとした状態が保たれます。タンパク質を多く含む食品にも添加すると劣化を防ぐことができます。野菜の水分を保持して加熱時の鮮度を保持します。さらに脂質の変質も抑え、過酸化物質の発生も抑制するなど、食品添加物として非常に利用価値が高いことが知られています。しかも、トレハロースは摂取した時に血糖値をゆっくりと上昇させることから「体に良い糖質」とさえ思われていました。
トレハロースの原料はトウモロコシやじゃがいものデンプンですが、原料が遺伝子組換え作物である可能性を除いては「天然である」ということと、トレハロースそのものの毒性が低いことから、比較的安全な食品添加物と認識され使用されてきた背景があります。和菓子、洋菓子、冷凍食品、麺類・ごはん類、パン、肉や魚の加工品、清涼飲料など、様々な食品に使用されています。コンビニに置いてあるような食品には必ず使われています。皆さんも、身の回りの食品に「トレハロース」の文字がないか見てみてください。
トレハロースが原因で感染症が急増?

致死性の感染症の急増は人工甘味料トレハロースのせい?

日本の皆さんは、クロストリジウム・ディフィシルという細菌を聞いたことがありますか?2001~2006年にかけて、クロストリジウム・ディフィシル(以下「Cディフ」)という細菌による重篤な腸炎が、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ諸国で突如とし
て増加しました。Cディフは本来腸内に存在する菌ですが、免疫機能が低下した人では腸炎を起こして場合によっては重篤になることが知られていました。しかし、2001年から始まったようなアウトブレイク(大流行)になることは過去にありませんでした。
Cディフにもいくつか種類がありますが、どういう訳かRT027株とRT078株の感染者が突如と増えて重篤な状態に至っているのがここ近年の謎でした。現在では年間に約3万人もの死者を出すCディフは、抗生物質が効かない「スーパーバグ」かもしれないと考えられていました。実は僕のラボのお隣のラボでもCディフを研究しており、現在Cディフの研究は世界で非常に注目されています。そして今回のベイラー医科大学のグループによる研究によれば、Cディフはスーパーバグになった訳ではなく、人工甘味料のトレハロースが患者の増加に関連しているかもしれないという意外な結果が出たのです。

研究グループは、RT027株とRT078株を詳細に調べました。すると、この二つの株は必要な栄養素として非常に低濃度のトレハロースを利用していることが分かりました。そこでこの2株のゲノム情報を解析してみると、低濃度のトレハロースを利用できるメカニズムがDNAレベルで明らかとなったのです。RT027株はトレハロースを代謝する回路のブレーキが効きにくい変異を起こしており、一方RT078株はトレハロースの代謝を促進する4つの遺伝子を獲得していたのでした。これらの変異により、通常のCディフは増殖しないような環境でも、この2株は低濃度のトレハロースを利用して増強され、高い病原性を示す可能性があるというメカニズムが分かったのです。
続いて、研究グループはマウスを用いて病原性を検証しました。RT027株の遺伝子を操作してトレハロースを代謝できないようにしました。すると、RT027株の病原性が低下して、感染したマウスの生存率も向上しました。一方で、マウスのエサにトレハロースを加えると、RT027株に感染した時に生存率が著しく低下したのでした。マウスの生存率が下がったのは、RT027株が増殖したというよりも、トレハロースを利用して毒性が高まったからであるということも示唆されました。RT078株に関しても、4つの遺伝子のうちPtsTという遺伝子がトレハロースの存在下でこの株の増殖を増強するということが分かりました。
さて、ここまででRT027株とRT078株がトレハロースを利用して病原性を高め、感染したマウスの生存率を低下させるということが分かりました。しかし、人間の腸内でも同じ状況が起きるのでしょうか?もちろん人間を感染させる実験などできませんから、研究グループは、ヒトの小腸内からサンプルを採取して、トレハロースの濃度を測定してみました。すると、RT027株が活性化するだけのトレハロースが検出されたのでした。
つまり、人間の腸内でもマウスの感染と似た状態が起きうることが示唆されました。

しかし何故、今頃?


2001年から突如としてアウトブレイクとなったCディフですが、RT027株が一番最初に患者から発見・単離されたのは1985年のことです。しかし、1985年から16年間、RT027株が致死性の腸炎を起こしたり、大流行したりということはありませんでした。何故16年もの月日を経て、突如としてアウトブレイクが起きたのかがこれまで謎でした。ここで、トレハロースの認可と食品添加物としての利用開始のタイミングが持ち上がります。
1995年までは、トレハロースは製造コストが非常に高い食品添加物でした。そのため、一部の化粧品や試薬にしか使われていませんでした。製造法の開発競争が続いていた中、1994年に岡山のデンプン糖化メーカーである「林原」が、安価に大量生産する方法の開発に成功し、生産コストがそれまでの100分の1にまで下がりました。それを受けてアメリカ食品医薬局(FDA)は2000年に、ヨーロッパでは2001年にトレハロースを「安全な食品添加物」として認可をしたのです。そしてこの直後に、世
界中でのCディフに感染した患者が急増しました。1985年にRT027株が最初に発見されてから2001年までの16年間には2件ほどしか流行の記録がありませんが、2001年から2012年の11年間にはざっと数えて世界中で30件もの流行が報告されています。このことから、研究グループはトレハロースが認可されて広く使用されるようになった背景がこれらのアウトブレイクに関与しているのではいかと示唆しています。

今後の課題

さて、この研究を僕がどう思うかですが、「こりゃ放っておけない」というのが第一印象です。研究の重要性は「放っておけるかどうか」が一つの大切な尺度です。社会では「研究の真偽」がすぐに問われるし、それは良く理解できるのですが、真偽というのは実験系に明らかな欠陥がある場合を除いて、論文の紙面上からは誰も判断できません。嘘をつこうと思って捏造・剽窃する科学者もいれば、正直に研究をしたが何かのアーティファクト(予測できないデータの歪み)で結果的に偽のデータになってしまうということもあります。しかし、その論文を読んだ人たちが「これは重大問題だ、放っておけない!」となると、沢山の科学者が追加試験や検証実験をするものです。そして、研究の真偽はそこで検証され、真であれば新たな疑問や問題が提起されて科学の知識が前進します。
この研究に対してNature誌でコラムを書いたオクラホマ大学のジミー・バラード博士もコメントしていましたが、この研究では未解決の問題がいくつかあります。その一つは、トレハロースの代謝によりRT027株でどのように毒素が生成されるのかの詳細です。また、その毒素が患者の病態や生存率にどれだけ影響をするのかも調べる必要があります。さらに、この研究では小腸からサンプル採取をしていましたが、他にも多くのバクテリアが存在し、トレハロースの代謝に影響を与えると予想される大腸内の環境も調べる必要があります。加えて、RT027株に感染している患者からのサンプルと腸内のトレハロース濃度、日常の食生活などのデータを集めて分析する必要もあります。このように次から次へと「やらねばならない」問題提起をしているという意味で、この研究は重要だと言えるでしょう。

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