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TJARファンが静岡に来たら行っておきたいスポット10選+ゲオ(大浜までの距離付き)

2024年8月14日。

トップランナーのゴール前日、石や流木を拾ってゴール整備をしていたところ、神奈川からやってきたご夫妻と話をする機会がありました。

ご夫妻によると、神奈川から1泊2日で市野瀬CP、天竜、島田経由で畑薙大吊橋まで行き、ゴールゲートがあればと中島海岸まで来てそのまま神奈川に帰るという、TJARファンらしいなかなかハードな聖地巡礼をしているとのことでした。

ご夫妻が来たとき、ゴールゲートはまだありませんでした

ご夫妻と話をするなかで、畑薙ー大浜間にたくさんあるTJARスポットはまだまだ知られていないかもしれないと思い、地元民の視点で厳選した10ヶ所をまとめてみました。

大会期間中の応援ガイドとしてはもちろん、聖地巡礼や静岡に寄るついでに応援スポットに行くときの参考になればうれしいです。

それでは、北、中央、南のアルプスを超え、300km以上踏破してヘロヘロの選手になったつもりでご覧ください。


①畑薙大吊橋(大浜まで90km)

大吊橋を渡る選手。

TJARファンならテレビや写真で一度は見たことがあるでしょう。

ゴールの大浜から90km、車で3時間かかり遠すぎて静岡市民の99.9%が行ったことがないと思われる畑薙大吊橋。

誰しもが簡単に行くことができない秘境だからこそ、そこにしかない感動がある、はずです。(行ったことない)

夏季は静岡駅からしずてつ直通バスが運行されますが、基本、車でのアクセスになります。


②Casso横沢(大浜まで40km)

南アルプスを下りてロードを50km、おなかペコペコの選手たちが駆け込むCasso横沢。

ゴール後のインタビューで選手たちは

Cassoのパンが最高!!
オムライスめちゃおいしかったっ!

と口々に絶賛します。

特製オムライスはもちろんおいしいし、偶然居合わせたお客さんもTJARファンでサービス精神旺盛なマスターも惜しみなくTJARネタを披露してくれる、TJARファンなら一度は行っておきたいお店。

まると、すき家、CassoはTJAR3大補給基地と言っていいでしょう。

レース期間中は選手向けの優先席も用意されます。店の前には猿もでます。


③さおしん郷島店(大浜まで20km)

おとり鮎の老舗販売店。自販機、静岡おでん、鮎の塩焼き、かき氷などを補給できます。

2024年にはかき氷(いちご)を食べる選手たちの姿がSNSで確認されました。

静岡民は夏休みに自由プールが終わったあと駄菓子屋でおでんを食べる、という経験を子どものころにしているので、夏におでんを食べるのはなんの不思議もありません。

さおしんでかき氷とおでんを食べながら選手待ちなんて、静岡民も思わずうなるコンボです。


④竜西橋(大浜まで19.6km)

さおしんから下流に400m。

近所の大工のじいちゃんが、毎回お手製の応援ボードで選手を迎えてくれます。

いつも一人で応援してるもんで、一緒に応援してくれてうれしいや〜

全選手のボードを用意しているので通過する選手に合わせて橋に付けかえ、熱暑だろうが真夜中だろうが全選手を待ち受け熱烈応援しています。

いや〜〜うれしいや〜〜、がんばれ〜〜〜

レース中は撮られる側の選手が思わずスマホを取り出し、ボードを持って応援しているじいちゃん&ばあちゃんを撮ってしまうほどのアツい応援。一緒に応援するとじいちゃんも喜びます。

ボードは最終ランナーが通過するまで橋の左岸にくくりつけてあるので行けば見れます。

じいちゃんとさおしんのご主人はマブダチです。


⑤安倍ごころ(大浜まで18km)

応援メッセージ(2018年)

安倍ごころもメジャーな応援スポット。

駐車場、トイレ、自販機、足湯、子ども向けの遊具などがあるので選手の応援はもちろん、巡礼中の休憩スポットとしてもよいです。

選手を待つ間、歩いて10分くらいの白鳥食堂で静岡おでんを食べるのも◎


⑥白鳥食堂(大浜まで17km)

無くなってしまう前に早く行かなきゃと思いつつ、ついつい素通りしてしまう白鳥食堂。

選手が利用したという話は今のところ聞いたことはありませんが、利用した地元民によると安くてうまい、とのこと。

静岡おでんもありますが、営業時間11〜14時なので行く前に一度確認してみてください。おでん食べるならやっぱこういうとこです。

安倍ごころからも歩いていける距離です。


⑦静岡市消防団静岡第21分団牛妻(大浜まで16km)

ここも近所の人っちの応援スポットで、2024年2位の牧野選手の地元です。

レースが近づきフェンスに応援幕やボードが飾られると、おっ、いよいよやってくるな、と思わせる風物詩にもなっています。

深夜に到着した牧野選手をご家族や地元の人っちが出迎えていました(2024年)
ホントにみんな応援してます(2018年)

そして、ここから100m先に選手たちが待ちに待った、南アルプスを下りてから初のコンビニ(ファミマ)があります。


⑧静岡市消防局千代田消防署しずはた出張所(大浜まで13km)

言わずと知れた、大会4連覇を果たしたレジェンド、地元のヒーロー望月将悟さんの勤務先です。

2024年は惜しくも参加辞退となりましたが、出張所を通過する選手たちを出迎え、握手、激励する制服姿の将悟さんを見て、涙を流す女性もいました。

アツい想いがひしひしと伝わります(2018年)

将悟さんが出場していれば応援横断幕が張られ、通過する時は職場の同僚やご近所さん、将悟さんファンがどっと集まり、大きな拍手と声援を送る光景を見ることができたでしょう。

もしその場に居合わせることがあれば、近くの人に声をかけてみてください。みな嬉々として将悟さんの逸話、エピソードを語り始めるはずです。


⑨スポーツショップアラジン静岡店(大浜まで9km)

TJARオフィシャルグッズ取扱い店。2024年は井川CPの運営も担当しました。

アラジン名物
ここまで来れば貰ったようなもんだ!!幕

レース前後には選手たちが訪れサインをしたり、講演会、報告会なども行っています。

ボードには選手たちのサインがあります(2018年)
レースの報告会も行われます(2018年)

TJARファンならとりあえずアラジン行っとけ

乱暴な言い方ですが間違いじゃないので行っときましょう。


じつはこの場所、アラジンが入るまでなかなかテナントが定着しなかったのですが、地元のスポーツイベントの協賛や自社イベントを積極的に行うなど、地域密着の取り組みで今となっては地元民やTJARにとって欠かせないお店になりました。

僕もセールで買った短パンでジョギングしてます。


⑩大浜(大浜まで0km)

長旅お疲れさまでした、ゴールです。

この堤防の向こうにゴールがあります

大会期間中、大浜にいると何か得体の知れないエネルギーを感じるのは僕だけでしょうか?

2024年6月から2025年年6月末まで大浜公園リニューアル工事のため見ることができませんが、TJARの紹介看板&歴代優勝者パネルもあります。

ボード左には歴代優勝者の名前が

この看板ができるまでには顛末がありまして。

スタートの魚津ミラージュランドに立派なTJARの石碑ができた一方、静岡側はなんの動きもなかったので

「魚津はちゃんとやってるのに、静岡は何もやらないなんて静岡の名折れ、マジ恥ずかしいですよ」

と知り合いの市議に迫ったところ、2017年春に看板が設置されました。

2026年は新しくなった大浜公園で選手をお迎えします。看板はこれまでと同じ位置に残るのでご安心ください。


今回紹介した以外にも、井川の白樺荘やショートカットで一躍有名になった廃線小路などがありますが、いかんせん行ったことがないので取り上げるのは控えました。(でも行ってみてください)



今回紹介したスポットはすべて畑薙から大浜までのコース上にあります。

聖地巡礼をしながら選手になった気分で静岡の景色とおいしい食べものを楽しんでみてください。


冬は井川近辺の道路が凍るので、行くなら春から秋にかけてがおすすめです。

4月末から大型連休にかけては萌黄色に輝く新芽の茶畑が美しく、夏はTJARシーズン。秋は涼しくなっておでんがおいしくなり、井川の紅葉もきれいです。

それでは、TJAR聖地巡礼の旅へいってらっしゃい!

===  番外編  ===

ゲオ静岡インター店(大浜まで3.5km)

TJAR史に残る舞台となったゲオ静岡インター店

インスタライブで衝撃のシーンを見たあと、動き始めたGPSを追った先がゲオ静岡インター店でした。

店の外で見守る数名のファンとスチールカメラマン、ゴールゲートの下で光る保田選手のスマホを今でもはっきり覚えています。

畑薙ー大浜間のコース上、アラジン向かいにあるゲオ昭府店は例のゲオではありません。例のゲオはこっちのゲオです。

なお、静岡インター店でTJARのDVDの取り扱いはありません。(2024年8月現在)


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今大会、NHKの放送がないということで、完走21人中18人のゴールシーンをYouTubeで配信しています。

こちらも合わせてご覧ください。

以下、YouTubeコミュニティ向けの投稿です。
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TJAR2024のゴールシーンを多くのみなさんにご覧いただきありがとうございました。


今大会、NHKの放送がないらしいとSNSで目にし、これは一大事、ゴールの地である静岡市民として1人でも多くの選手のゴールシーンを全国のTJARファンのみなさんに見てもらおうと思い、完走21人中18人のゴールシーンを配信することができました。

青谷選手、武末選手、佐藤選手は朝早いゴールでさすがにフォローできず、すみません。

今大会の見どころのひとつだった保田選手のスマホチェックもタッチの差で間に合わず、インタビューだけになってしまったのが唯一の心残りです。(前回、あのGEOにも立ち会っていて思い入れがあるだけになおのこと)


撮影する際は、ロードでは選手が見ている静岡の景色を、ゴールでは会場全体の雰囲気が伝わるように心がけました。

選手に肉薄した公式インスタと合わせて見ると、大会がより立体的に楽しめると思います。


最後に、毎回こんなにも素晴らしい大会を運営してくださるスタッフのみなさん、一歩一歩ゴールを目指す選手のみなさん、日本海から太平洋まで応援を繋げてくれた沿道のみなさん、日本中のTJARファンのみなさんに心からお礼をお伝えします。


みな、それぞれの場所でそれぞれの時間を過ごし、また2年後、大浜での再会を楽しみに待ちたいと思います。


TJARの動画配信は2年後までお休みになりますので、あしからずご了承ください。

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