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XからZになりました。

あれだけのX-Pro3を愛する記事を書いていたにも関わらず、引越し費用、ひいては生活費のためのレンズ縮小のために売り払ってNikonZ6に乗り換えた。
本当はxf33mmf1.4の1本にしようと思っていたが、高すぎた。仕方ない。
下手なフルサイズ用レンズより高いのが悪い。もっと言えば、コロナが全部悪い。


旅行にも行かなくなったし、出かける事も極端に少なくなった。小型軽量である必要性が減ったし、X-Pro3+xf90mmと比較すればZ6+Z50mm/f1.8の重量はほとんど変わらない。むしろグリップが深い分持ちやすく、重量を感じさせないとまで言える。

わたしは富士フイルム機のアナログな操作性が好きで、そういう意味では操作性は確かに落ちているし、フィルムシミュレーションも無くなった。
しかしX summit2021の新レンズ発表を見て思ったが、やはりセンサーやマウント径の大きさが「手軽さ」に繋がっていないような気がする。
画素ピッチを狭めて過剰に画素数を上げて、それに見合う高価な高解像レンズを用意するのは商業的には正しいのかもしれないが、ただ綺麗な写真を撮るという意味ではすごくコスパが悪い。
「フジの色」は魅力的だが、本当に色表現を大事にするなら画素ピッチを広くとって豊かな情報量でしっかりと色作りをした方が良いのではないか。例えばiPhoneのカメラはセンサーサイズが年々大きくなる傾向に対して画素数は7年近く12MPで固定されていて、出来た余裕はナイトモードなどの機能や暗所撮影の安定性、iPhoneの写真の色作りに使われていたりする。
さらに最近はフルサイズ用レンズも大きなマウント径・短いフランジバックを使って画質を維持したまま小型軽量化を目指していたり、Z5やEOS RPのようなAPS-C機と大して値段が変わらないような廉価フルサイズ機もリリースされている。
センサーサイズ由来の豊かな階調表現があれば、画素数が少ない上に撒き餌レンズでもそれなりに解像感のある写真が撮れてしまうのだ。

そういう意味で、あのXマウントの新レンズの発表が転機になってしまった。これからはZ6で撮影した写真を投稿しようと思う。

ちなみに、移行先をNikonZに決めた理由は、
・防塵防滴は必須
・当然使えるレンズの選択肢は多い方がいい
・安い方が嬉しい。
という条件で検討と調査を重ねた結果、中古のZ6がかなりコスパが良いことに気がついたから。
「フルサイズミラーレスといえば」某S社のものが有名だが、あのシリーズの防塵防滴性能の低さは実際に使っているユーザーの方から聞いていたし、他方でNikon機の防塵防滴性能はかなり評価が高い。

そしてZマウントはどのフルサイズミラーレスマウントよりもフランジバックが短く口径が大きいため、マウントアダプターでEマウントの豊富なレンズたちを使うことができる。なおかつFマウントのレンズもたくさんある(中古の場合かなり安い)
尤も、そのマウント仕様による自由度の高さを活かしたZレンズの評価が高く、結局はZレンズがメインになってしまうが…。

というわけで最後に、設定を理解してなくてRawが撮れてなかったけど撮れていたjpgをいくつか。


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