「続・セタガヤママ展 小さなメディアの40年」に触れて
先日家族で「続・セタガヤママ展 小さなメディアの40年」へ。
こぢんまりしたスペースの中に、生活から生まれた活動がよみがえっていました。
活動の発端は平野家(平野甲賀さん、公子さん夫妻とそのお子さんたち)が世田谷に引っ越して、自宅を解放した子ども向け文庫「こどもザウルス」をはじめたこと。そこに集まる子ども、その親たちを中心に「小さなメディア」の輪は広がり、雑貨屋である「セタガヤママ」ができ、当時の仲間の会報を母体にした「あめつうしん」というガリ版の冊子は、いまも発行が続いているのだそう。
中心にいた平野家の存在の大きさ、そのおもしろさは私はもうじゅうぶんに知っているつもりですが、でもやはりこの広がりは「子ども」とその「母」たちという輪があるからこそできたものでもある、「母たちのものがたり」でもあったのだと思う。
私はといえば、母になって8年、母であることにアイデンティティを持ちたくないという変な意地を未だに持ち続けている。ただその一方で母になったからこそ地域や周辺に愛着も感じるようになり、それは「なにかしでかしたろー」という、たとえば自己実現的な気持ちでもなく、地域貢献的な気持ちでもなく、もっと生活の近くで「なにかしたいのよね」という気持ちが少しずつ湧いてきているのがここ最近の自覚としてあり。
そのあたりを、妙なワクワク感に刺激されました。
私にもなんかできるかな。
※気軽にツイートしたことを少し長い文章にしてみる、ということを試験的にやってみています。