見出し画像

2024年6月15日 明大前〜中野


明大前

もう日中は暑すぎるので朝5時に起きて散歩します。というかほとんど徹夜状態で歩いています。なぜそこまでして歩いているのでしょう。何かアクションを起こさないと、平日にまとった汚穢みたいなものが振り払えないのです。

そういえば僕は、寝たフリをしている間に自分への陰口を言われていた経験が3回くらいあります。マンガなどでも「Aが寝ている間にAに知られたくない密談をする」シーンは絶対「Aは起きてるフラグ」ですよね。みなさんも油断しない方がいいですよ。あと陰口を言われるような人にならない方がいいです。



スタート。明大前は花束みたいな恋の聖地でもありますが、実際は下痢みたいなゲロがたくさん落ちています。

自分は今25歳で、この世代の人が集まると絶対恋愛とか結婚の話になります。僕は恋愛と結婚が人間の営みの中で最も奇妙だと思うので、割とその辺の話題を楽しめてしまいます。キモい昆虫が戦う映像を見ちゃうのと同じ感覚で恋バナが好き。

そしてそういう系統の話を聞くうちに気づいたことがあります。恋愛の1番のメリットって、恋愛の磁場から降りられることなんですよね。ましてや結婚なんてしたら死ぬまで恋愛のことを考えなくていい。ロマンチックラブイデオロギー(この言葉かっこよすぎる)に確実な一線を引く方法は、ロマンチックラブイデオロギーを制することです。社会的なしがらみを感じなくするために、全力で社会に溶け込んで、自発的に麻痺してみせる。パラライザーみたいな恋をするのもまた一興でしょう。



もちろん開店前ですが、ここのサーティーワンは前行ったことがあります。シングルしか買えないんですよね。でかい箱の中のアイスをディッシャーで掬うのではなく、作り置きのカップアイスを冷凍庫から出してきます。サーティーワンの醍醐味って掬うところにあるんだなあと気付ける場所です。



これを「ほっこり」だと言い切る胆力。



かつてフラワーマンションがあったけど建て替えたのだしょうか。

今僕が住んでいるマンションはもうすぐ契約更新の時期がやってきます。2年ごとに「あなたは向こう2年間もここに住み続けますか?」と確認される作業。引っ越すチャンスだなあと思いつつ、引っ越しに付随する片付けやネット開通や鍵交換の苦難を想像してギエーッとなり白目で更新料を払ってしまいます。冷静になったあとに訪れるのは、ほんのり未来が確定してしまったことへの寂寥感。別にいざとなれば更新料のことなど忘れてペキンでもベルリンでも行けばいいんですけど、まあ恐らくいざとはならないので、更新分はこの1Kに住み続けるのでしょう。一生そうだったらどうしよう、とかは考え出すと健康に悪いのでやめます。



なんの店かよく分からない。入ってみたいのですが、もちろん閉店しています。人間がいない東京っていいですね。



かつて花があったのか、これから花を植えるのか。



鉄骨渡りとかしてるのかな。


代田橋



「タウン」より「沖縄」にかけたダジャレの方がいいのでは?



本当に沖縄っぽい入り口がありました。こういう「売れようとしてる商店街」を見ると切なくなりますよね。ラーメン商店街とか激辛商店街とかありますけど、中に入ったらコンセプト通りの店は半分くらいで、ああ、シャッター街の最後の悪あがきなのかなとか思ってしまいがちです。この時間なので沖縄タウンにも人っこ1人いませんでしたが、これがデフォルトなのか、お昼になると賑わうのかは分かりませんでした。



「麻薬卵」みたいなネーミングに忌避感を覚える人は多いですが、ここまで行くと潔いですね。美味しすぎて依存するさまをシャブに例えているのだと信じたいですが、この書きぶりだとマジで覚醒剤を入れている可能性も否定できません。



サーカス団かと思ったら花屋でした。開いてませんが。



お、無電柱化の日俳句コンテストじゃん。

この前見つけた句とは違うので、少なくとも参加者が2人以上いることがわかりました。



「決意」をしたあとに寿司注文したみたいになっちゃってるな。



峰不二子と思わせてからの急カーブ。


方南町


大聖堂入口!?
ヨーロッパじゃないんだから、そんな、都内の片隅に大聖堂なんかあるわけ……



ありました。

立正佼成会という仏教系宗教の建築物だそうです。今まで聞いたこともありませんでしたが、こんなパチキレた聖堂を作れるくらいには大規模ということですよね。ビッグな建物はそのまま宗教の権威性を表すので力が入っているのでしょう。ただ、正直その宗教の凄味というよりは、人間の信仰心のパワーそのものに恐れを抱いてしまいます。



これはトゲトゲのフォントを信仰する宗教でしょうか。デスメタルバンドの墓みたいですね。



左にいるやつは何? ペネロペ?


中野


東京ってなんでもあるなー。

あんまり失うものがないので言っちゃいます。都知事選は蓮舫さんに期日前投票しました。まあそれはいいんですけど、選挙活動の諸々を見ていると石丸伸二の挙動とその反応がかなり興味深く感じられます。

例えば下記のような「失言」についてです。


大御所の方とか、上の世代って、理解してくださる方も多いですよ? それは誤解がないように言っておきます。というかかなり多いです。言ってみれば。ただ一定層理解がない人もいるとね。そこ敵に回してもいいじゃないですか。だってほとんど全員自分より先に死にますから。僕らの方が長く生きるんです。生き残るんですよ。僕らの勝ちですよ。


この発言を受けて、石丸には人の心がないとか、こんなことを言う奴が福祉に関わるななど非難の声が大量に上がっていました。

ただ、これって普通に、年功序列の社会で戦う若者にエールを送ってるだけじゃないでしょうか? 前置きとして「理解してくださる方も多い」など添えてかなり配慮している様子も見えます。「上の世代の方が長く生きててエラいので追従します!」とか言われる方がイヤでしょう。

この発言を別の人の「高齢者は全員集団自決すべき」といった失言と同一視する批判もありました。でも全然違いますよね。石丸さんは「すべき」とかじゃなく、どっちの方に未来があるかという事実を言っているだけですからね。

あまりイキった言い方にはなりたくないですが、僕も割と上の立場に楯突くタイプの人間です。言ってることが正論なら立場は関係ない派です。親・担任・先輩・上司全てと揉めたことがあります。下から上に行く分には構造上パワハラにならないはずなので、礼節は据え置きで突き進みます。

この姿勢って今の時代無批判に応援されるものだと思ってました。でも、いざ影響力ある人がそういう態度を取ると全然同世代からも嫌われるんですよね。有名人ですらそうなんだから、こんな何でもないその辺のヒョロガリだったら、アンチなんて贅沢なものがつく間も無く一瞬で孤立してしまうでしょう。目上とか目下とかじゃなくて、全員に優しくした方がいいらしいですよ。言ってることの正しさって想像以上に価値ないです。

また、中学生との討論会で、美術館の公募展が頓挫した理由、一部分だけでも公金から援助できないのか詰められた際の答弁も大バッシングでした。


お金2千万何とか使ってみてはどうかなという意見もあるのかなと思うんです。お金なくはないんです。やろうと思えばできます。例えば来年度から、小学校と中学校の給食をですね、タダにしようと思ってます。無償化。全員分やると1年間で1億かかるんですね。〇〇中と〇〇小だけタダにせんかったら2千万くらい浮きますよ。やります?


これが「極端な条件を出した脅し」「ハラスメント気質の表れ」らしいです。

正直もし自分が質問した中学生だとしても、ハラスメントだなんて思わず「なるほどー」で終わりな気がします。ここで「恥を知れ恥を!」とか言われたら脅しと捉えますが、使い道が決まっている予算の中で公募展の開催より優先すべきことがある、その優先順位を決めるのが政治家の仕事だという主張は理にかなっています。言い方の良し悪しがあるのも分かりますが、動画を見る限り高圧的にも感じませんでした。

こういった世間とのズレを観測していく上で、自分にも政治家的な厚顔無恥さがあるんだなあと自覚させられます。YouTubeウケしそうな語り口や論破至上主義の風潮は嫌ってきたつもりでしたが、おそらく僕は断然そちら側の、加害者側の人間なのでしょう。一生繊細ぶったりしないでおこうと気が引き締まります。繰り返しますけど投票は蓮舫にしてますからね。



選挙で誰に投票したかってバラエティっぽい企画とかなり相性いいと思うのですが、全然そういうの見ないですね。テキトーですけど、集められたメンバーそれぞれが誰に投票したか当て合うとか、人狼みたいに1人だけ違う人に投票した有権者を当てるとか……。



嘔吐反射へのケアがなさそうな歯医者。



これSMグッズじゃないですよね?



この時間にやってる店がすき家しかありませんでした。すき家ってチー牛の絵を描いた人のこと名誉毀損で訴えたりしないの偉いですよね。

































サポートは生命維持に使わせていただきます…