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長年の夢が叶った話

私にはもう何年も、毎年やりたいことリストの上位に絶対書いている夢があった。

お母さんを飛行機に乗せてあげたい

母は飛行機に乗ったことがなかった。
自分のことはいつも後回しな人だったから、
きっとずっとタイミングを逃して今まできてしまったんだと思う。


「まぁいつか乗せてあげるけぇ、待ちんさい」

「ハワイで結婚式して海外旅行も兼ねて連れてってあげるわ〜」

いつも軽くそんな風に返してたけど、
よく考えたら機会は積極的に作らないといつできなくなるか分からない。

いつかとかぼんやりじゃなくて、行こう、今年!
そう決めた。


2人分のチケットを購入した時は、さすが飛行機…の値段にちょっと購入ボタン押す手がぷるぷるしたけど笑

でも、あーやっと乗せてあげられるー!って嬉しかった。


直前になって飼い猫が少し体調崩したりして前日の午後には旅行のキャンセルを考える程だったけど、
なんとか復活してくれて無事当日を迎えることができた。


乗せてあげたいばかり考えていて直前まですっかり忘れてたけど、私飛行機あんまり得意じゃないんだった…!笑

最後に乗ったのは9年前。

オンラインチェックインの仕方やら保安検査やら分からないことだらけ。
とにかく乗るまでに不安がいっぱい。

なんとか滞りなく終えて搭乗。

一泊二日で忙しかったけど鎌倉、横浜を巡って
2人で全身筋肉痛になりながら夢だった母娘旅行は無事に終了。
(鎌倉・横浜編はまた後日)


行きも帰りも母は「まだ撮る?」っていうくらい
1時間半の飛行中ずっと写真とか動画撮ってた。笑


子供みたいに窓の外ずっと見てて、全然平気だったみたいで、富士山見たかったとか言い出して(私が取った側と反対側が富士山だった😂)


東京に行った感じがせんなぁとも言い出したから
今度はお姉ちゃんに東京旅行連れてってもらってくれ🗼

私は…遠慮しとくわ✈️笑


物心ついた時から、子供ながらに
「末っ子の自分はお姉ちゃんたちより遅く生まれた分、お母さんと一緒にいられる時間が少ないんだなぁ」と思ったのを覚えている。

だから一緒に出かける機会を意識して作るようにしてきた。


今回の飛行機の事も、乗せてあげられなかったら絶対後悔するってずっと思ってたから、なんていうかとても安心。

親孝行というと押し付けがましい。
ただ私がやりたかったこと。


人からしたらきっと大した事じゃないけれど、
私にとっては大きな仕事がひとつ終わった安堵に包まれている。

小町通りで食べたコロッケとメンチカツおいしかったね

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