PrusaSlicer+Prusa Mini+でのサポート実験(Prusament PETG)
目的と試験方法
これまで、サポートテストを繰り返してきた。新しいフィラメントを使用する度に、テストプリントをしてきましたが、テストプリントの条件(同時に最高16個)がほぼ決まりましたので、あとはフィラメントごとに最適な条件を求めるだけです。
パラメータは以下の通り。
固定値: インフィル密度:10%、ノズル温度:250℃、xy間隔:60%、ブリッジ速度:25mm/s、他はデフォルト通り
番号 Z軸距離 インターフェースレイヤー(層)
1 0.1mm 2
2 0.1mm 3
3 0.1mm 4
4 0.1mm 6
5 0.2mm 2
6 0.2mm 3
7 0.2mm 4
8 0.2mm 6
9 0.15mm 2
10 0.15mm 3
11 0.15mm 4
12 0.15mm 6
参考にさせていただいた麦茶さんのyoutubeはこちら。モデルもお借りしております。非常に参考になりますので是非ご覧ください。
試験結果
結果を以下に示します。
並びは
4 3 2 1
8 7 6 5
12 11 10 9
となっております。ざっくり見てわかるのは、一番左側の3つはサクッととれていそうなところ。また、右の縦3つは剥がしにくそうなところ。
個々の試験結果
No. 1 サポート部にフォーカスが当たっておらずすみません。頑張ってはがそうとしましたがさっくりはがせず。
No. 2 こちらは細かいサポートがテストピースに残っている感じです。
No.3 こちらの結果は良好です。多少テストピースに傷をつけてしまったところはありますが。はがしやすく、それでいてブリッジもきれいと思います。
No. 4 こちらの結果が最もきれいでした。とはいえ、サポートレイヤーが6層ですので、大物を作るとなると時間を要すると思います。サポートもサクッととれました。
No. 5 No.1同様、頑張ってはがそうとしましたがさっくりはがせず。Z距離がNo.1より長いのではがせないことはないですが。
No.6 こちらもブリッジに少々跡が残っています。
No.7 サクッとはがせましたが、ブリッジがたわんでいる感があります。
No.8 サクッとはがせましたが、ブリッジがたわんでいる感があります。
No.9 こちらもZ距離が小さいため、うまくはがれていません。
No.10 やはり少し残ります。
No.11 まぁまぁはがれているかと。
No.12 さくっとはがれています。が、大物だと時間を要するかと。
結論
インターフェースレイヤーを6とすると、Z距離0.1mmでもさくっと外れてブリッジもきれい、ただし、時間を要すだろうな、というところ。ちなみに、プリント時間は1~4での比較で、1~3が37分、4が38分という結果でした。今回(PrusamentPETG)は、Z距離0.1mm、インターフェースレイヤー6層が最良、とするところでとどめておきます。もしかしたらどこかでインターフェースレイヤー5層とZ距離0.75mm etcの組み合わせで試験するかも。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?