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ひよこくらぶ

展示会で、たくさんの素敵なイラストに囲まれて、それを描いている人たちも魅力的できらきらしていて、ずっとふわふわと心が動いていた。


交流会でわたしの名前を聞いて、「会いたかったです!」と言ってくれた方がいた。泣いた。
自分はまだまだ、会いたかったですと言う側だと思っていたから。

去年は正直、まだまだ感が消えていないからか、ちょっと「ん?」という仕事のお話があったりもした。
結局その仕事は、ラフ提出したあと音沙汰がなくなった。
(ちょっと引っかかるなあと思ったら身を引くのが大事だと知った。)
今年はそのような依頼はなさそう。
交換した名刺に目を通しても、お礼メールへの返信を見ても。
「人と仕事をする」ので、気持ちの良いやりとりをしたい。それはお互いに思っていることだから、気を配る大きなところだと思う。

そして、本当は声を大にして言いたいけど、自慢になってしまうからこのクローズドな場所でつぶやくのだけど、今日、「いつかはやりたいけどまだまだわたしには早いな」と思っていた仕事が入った。泣いた。
長いスパンで動く。じわりじわりとがんばろう。
たまごくらぶひよこくらぶこっこくらぶ、とあるのなら、いまはひよこくらぶにはなれたのかもしれない。
いつまでも「たまごだから」を言い訳にしちゃだめだよね。
来年の出展は、「こっこ」の貫禄でいこう。


搬入日に、自分がやりたいことをメモに書いた。
1枚につき1個書いて、やりたい順に並べた。
やるべきことが見えてきた。
(noteに書き綴るのもいいけれど、アナログの方法に勝つことができない。)
それに向けてやるべきことがたんまりある。
目の前の仕事も、しっかりとやりたいし。
一年かけて、「こっこ」になるのだ。


この展示会が終わると、次の展示会に向けての目標づくりがしやすくなる。それも出展のメリット。
そして今年半年が終わった振り返りもできるし、わたしの開業記念日もあるから、いい区切りになる。
「今年半年」としては、ちゃんと月1(たまにそれ以上)でイベントに出展しているし、金銭面も安定してきた。
「開業2年目」としては、フリーになるときに「なんとかなるだろう」と思っていたけど「なんとかならないかも」と焦った1年だった。よく乗り越えたと思う。今はなんとかなりそうだと思えてきたけど、まだまだやらないといけない。

イラストレーター人生、たのしすぎる。
やることが多かったり、感情が大きく動いたり、忙しないけれど、もう元には戻れない。

でもいったん、自分に「サイゼリアでおつかれ豪遊」を許そうと思う。

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