【赤ちゃんはどこで寝ていますか?】「安全な寝床」について
今日は過去の記事に書いた睡眠の土台のうちの睡眠環境の一つ「安全な寝床」についてお話します
🔽過去の記事
【赤ちゃんはどこで寝ていますか?】ママやパパは赤ちゃんとどうやって寝たいですか?
添い寝で赤ちゃんと寝たい方、別の寝床で寝たい方、同室か、別室か、各ご家庭の考え方や住環境によって赤ちゃんがどこで寝るかは各家庭によって違うと思いますが、米国小児科学会ではできれば1歳までは親と同室で別の寝床が良いとしています。
そしてその寝床はベビーベッドが一番安全とされています。
この米国小児科学会の基準は、乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクを考えての見解だそうです。
決して添い寝がダメ、別室がダメということではないですが、安全な寝床を必ず作ってあげてくださいね。
【赤ちゃんはどこで寝ていますか?】安全な寝床とは?
添い寝、別の寝床、同室、別室にかかわらず特に1歳までは以下のことに注意してくださいね
・PSマークとSGマークの2点が付いているものを選ぶ
・添い寝の場合は、大人の布団がかからないように注意する
・敷き布団・マットレスは固いものを選ぶ
・赤ちゃんの寝床に掛け布団・毛布・枕・ぬいぐるみガーゼなどを置かない
(1歳までは寝床に何も置かないようにしてくださいね)
・寝床の周りに倒れてくるものは置かない
・大人用ベッドでの添い寝は落ちたら危険なため避ける
・ベビーベッドにクッションタイプのベッドガードやバンパーは窒息の危険があるので使わない
・お酒を飲んだ時は添い寝はしない
⤵️我が子の寝床です。ベッドには何も置かず、布団の代わりに
スリーパーを着せて寝ています。(部屋の温度・湿度・服装についてはまた次回書きますね)
【赤ちゃんはどこで寝ていますか?】添い寝のメリット・デメリット
添い寝だと、子どもの状態に早く気づいて早く対応してあげることができたり、お子さんが安心したり、授乳がしやすいなどのメリットがある一方で、親が子どもを気にしすぎて親自身の睡眠が取れなくなったり、お子さんが頻繁に起きる確率が上がったり、安全に気を配らないと窒息事故などの可能性があったりなどのデメリットもあります。
安全かつ、赤ちゃんが自分自身の力で眠っていくことを望むのであれば、同室でベビーベッドで寝る方が良いという考えになります。そしてベビーベッドの方がセルフねんねも習得しやすいです。
【赤ちゃんはどこで寝ていますか?】おわりに
前述の通り、住環境や家庭の考えもありますので、これが絶対ということではなく、どんな環境であっても赤ちゃんやお子さんが安全に眠れるようにしてあげてくださいね。
(参考)
日本では厚生労働省からSIDS対策の啓発がされています。
※啓発ポスターの一部に掛け布団のことが書かれていますが
1歳までは掛け布団も使用しない方が良いです。
この記事の参考文献
・ママと赤ちゃんのぐっすり本 愛波文さん
・マンガで読むぐっすり眠る赤ちゃんの寝かせ方 愛波文さん