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推し、燃ゆ/092

文藝春秋が出る前にハードカバーで買ってあった積読、あっという間に読了。

いろいろきつい。

ハウリングしている音みたいに、あちこちのきつさが近づいて遠のいて共鳴して、きつい。

主人公にも、その家族にも、同級生にも、それぞれの分析にも、どうしようもないことがあって、善意とか好意とかのポジティブな気持ちと現実として無理なネガティブな部分が重なって、ねじ切れる感じ。

子どもの頃、油粘土を棒状にして、雑巾絞りにしてねじ切ると、切り口が叫びをあげてるみたいな見た目になって、よくやっていた。
その時から私の中の「最もネガティブなイメージ」になっているんだけれど、そんな感じ。

死ぬほど悩みの渦中にいる人は読まない方がいいと思う。

毎日note92日目
だからってどうしろっていうんだよ、、、