不妊治療のことを調べていると凹んでくる理由が分かったよ

実際に不妊治療をすすめていくと、どこの病院にするかとか治療方針はどうするのかなど「決めなければならないこと」が必ず出てくるんですね。
決めなければならない事があると、決めるために知識と情報が欲しくなります。
人によって妊活雑誌や医学書を本屋で探したりすると思うのですが、やっぱりまずはネットで情報やクチコミを参考にしますよね。インスタやTwitterで不妊治療経験者を探すわけです。
そうする中で特にインスタやTwitterのSNS系はリアルタイムで治療をすすめている方の状況を知る事ができます。
特にTwitterはその方が今どう感じているのか、ありのまま心の状態を知る事が出来るんです。
その方たちを覗かせてもらうと、

どうしてこんな事になってしまったのか…涙が止まらない
夫をどうしてお父さんにさせてあげられないのか…
義父義母に心ない事を言われた
自分の身体がポンコツすぎるww
自分より後に結婚した友達がどんどん妊娠してつらい
不妊治療が保険適用でない事がおかしい!
治療費が高くて生活が苦しい
職場の人に理解してもらえない、両立できない
田舎で病院が遠い
高齢出産やタイムリミットの焦り

などなど、不妊の事実を受け入れられない、他人からのプレッシャーがつらい、まわりと比べてしまう、お金の面、田舎住みで距離的な問題で治療(クリニック)を選ぶ自由がない、政府や社会がおかしいという怒り、というネガティブな面を拾っていくことになってしまい、だんだん凹んでくるというか、自分の気持ちまで消耗してしまうことに気づきました。
中には前向きな気持ちで治療をすすめていて、実際にこのクリニックで結果がでたよ!こういう風な治療をしたよ!と情報をシェアしてくれている方も沢山いらっしゃいます。
とても参考になりますし、勇気づけられますし、情報って本当にありがたいのです。
自分と全く同じ体質、年齢、経済状況、環境、の人ってまず居ない、世界中探してもいないと思うんです。
あの人がうまくいったからといって自分もうまくいくわけではないし、あの人はうまくいかなかったけれど自分はうまくいくかもしれない。
それを理解したうえで「目にする情報を選ぶ」ということが、メンタルと身体をよりよい状態で保ち治療を進めていくプロセスで大事になってくるよなぁーと強く感じます。
Twitterで不妊治療している人同士、時にはグチったり不安を吐き出したりお互い慰め合う仲間がいる事が支えになる方もいるでしょう。それもいいと思います。
でも、わざわざ「人のしんどさ」も共有しなくてもいいのかな、と私個人は思うので、Twitterやインスタを積極的に見ることは辞めることにしました。
それより実際に自分のことを知ってくれている人たちからの情報や気づかいや気持ちを大切に、信頼する医師の意見を信じてあまりヤキモキせずに流れに任せていけばいいんじゃないのかなと思います。
そうは言っても、無神経なことをいう医者がいたり(これはまた別の記事で書こうと思ってます)現実問題、お金や時間も使うわけで、だりぃしめんどくせぇしヤな気分になることは多いです。
でもそれも含めて、
なんかソレ避けて通れないというか、今やらなきゃ、感じなきゃならないんだろうなーって思うんです。なんとなく。
結果子供を持てるかは別として、です。
ほんとになんとなく、なんとなくなのですが。
どうせ避けて通れないのだとしたら、できるだけ楽に通っていきたいです。
できるだけ嫌な気持ちを大きくせずにいたいです。
ふと思いついたので書いてみました。