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【競馬】誰も読まなくていい5月7-8日の振り返り

「何が何でもクラシックへ」という時代ではなくなったが、それでも日本ダービーのゲートを巡る争いはいつだって熱い。

まずは何と言ってもセイウンハーデスと幸さんが制したプリンシパルS。毎日杯でも4着と頑張っており能力的には通用しそうな一方、距離がどうかなと思っていたけどこなせましたね。ゴール前は内外に広がった混戦になりましたけど、最後まで踏ん張りました。
西山茂行オーナーを晴れ舞台に連れていけるのがうれしいですね。この日の東京では幸さんに4クラも騎乗を依頼するほど重用してくれている。セイウンコウセイで築いた信頼は今も揺らがない。本人もどうやら13年以来9年ぶりの日本ダービー騎乗となりそう。昼休みのジョッキー紹介に西山オーナーの勝負服でさっそうと現れるのが今から楽しみだw

京都新聞杯は開幕週の中京芝が超高速状態なのもあってレコード決着に。序盤から息の入らない流れになり、しかも後続勢が早めのスパートを発動させたこともあってかなりタフな競馬になった。
これを制したのはアスクワイルドモア。昨年の札幌2歳Sでもハイペースに乗じて2着に追い込んだように、こういう他力本願の形になれば持ち味を発揮できる。岩田望来は重賞2勝目。4角の斜行で騎乗停止処分を取られたが、自らの手綱で日本ダービー騎乗のチャンスをモノにしたことは評価したい。さすがリーディング2位の男。
2着ヴェローナシチーのロンスパが熱かった。酒井学らしい肝の据わった騎乗。この馬の持久力は相当だと思うので、菊花賞戦線で注目してみたい一頭。

新潟大賞典はレッドガラン岩田康誠。好位を立ち回り、直線は馬場のいい外を選ぶ騎乗が絶品であった。しかし新潟は開幕週ながら馬場が傷みまくりでラチ沿いは通れない。いつまでも寒くって芝が育たんのよ。新潟大賞典といえば前残り狙いがデフォだったのだがもうアップデートが必要。
アルサトワとかいいんじゃないのと思ってたんですけど豪快にシンガリ負け。どないしたと思ったら鼻出血が判明した。

他のレースで目に留まったのはジャスティンカフェ。湘南Sはなかなかメンバーが揃ってたと思うんだけど、普通に圧勝。重賞勝ちも時間の問題でしょう。
あとフォッサマグナなw 障害未勝利戦で5.1秒差の圧勝。スタート直後からハナを奪うと、全く後続を寄せ付けず逃げ切ってしまった。他馬から「あいつヤバいから放っとこう」みたいな扱いに見えたw
この馬はかつて共同通信杯で◎を打ち大負けを喫した悔しい記憶のある馬。その後もどうしてるか時々気にかけてはいたのだが、まさかこんな形で有名になるとは。ちょっとうれしいぞw

最後に、一部で話題になっていたクルーク(牡4)について。クロノジェネシス・ノームコアの弟という血統馬ながら、ここまでデビューが遅れてしまった。実戦でも全くついて行けず後方のままぶっちぶちにちぎられてのシンガリ負け。現実は厳しい。
ちなみにこのレースを勝ったのも良血リッスンの仔タイミングハート。未勝利を勝ち上がれないまま現役を続行し、数少ないチャンスを活かしての待望の初勝利だった。同じ境遇ではシンハライトの仔セブンサミットも土曜に初勝利を挙げていた。良血馬たちにとっては「思ってたんと違う」現状だが、これで今後の視野も広がってきた。

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