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【競馬】シルクロードSとか根岸Sとか振り返り

年明けからの中京芝コースで、大外からゴール前で差し切るような場面を見た記憶がほぼない。直線半ばの坂を登ったところで先頭にいる馬がほぼそのまま押し切るような、そんなレースばかり見ている気がする。そして今週は悪天候の影響を受けながらも高速化。連続開催も5週目、京都競馬場の改装に伴う変則日程に耐えるための措置ゆえ仕方ないのかもしれないが、何ともつかみ切れないまま最終週を迎えようとしている。

シルクロードSも馬場の影響が大きかった。8枠に入ったトウシンマカオとウインマーベルは特に気の毒で、ペースも遅く力を発揮しきれなかった。この条件で大きく崩れなかったトウシンマカオは高く評価していい。
ナムラクレアは見た目は荒れているインコースに突っ込みながら鋭い末脚で差し切り。上がり3Fは32.9秒、強烈である。56.5kgを背負ってもこれだけ走れるのだから、ずっとトップクラスで安定して走ってきた底力はさすがといったところ。
2戦続けて不完全燃焼の内容に終わっていただけに、普通なら浜中俊は降ろされていてもおかしくなかった。ここで結果を出せたことで高松宮記念でもチャンスは残されたことだろう。今度こそ魂のこもった騎乗を見せてほしい。

マッドクールは重賞初挑戦で3着なら上々だが、馬場・展開・斤量に恵まれながらの敗戦だけに、まだまだレベルアップが必要。ファストフォースはそういえば高速馬場が得意なんだった。夏専用のイメージがあるけど、今日の条件で激走できたのは納得。

東京は芝もキレイで、ちょうどこの時期から少しずつ日差しが明るく感じられる。春の息吹。
根岸SはフェブラリーSへの前哨戦という意味ではギルデッドミラーの充実ぶりが頼もしい。スタートで少し後手を踏んだが、それでもちゃんと末脚を使って2着を確保。ラストランのフェブラリーSで三浦皇成にJRA初G1をプレゼントするドラマの予感がまあまあ漂ってきた。
武蔵野Sでは惜しくも敗れたレモンポップが巻き返したのは妥当オブ妥当。もしフェブラリーSに出るようなら踏ん張りが効かないような気もするが、案外スイスイ突破しちゃう馬もいるからなあ..モーニンみたいな。

昨年ワンツーを決めたテイエムサウスダンとヘリオスが揃って大敗。もともと根岸Sは差し馬が強い舞台で、この2頭が粘った昨年はカルチャーショックも甚だしい気分になったもの。それだけに今年のこの結果は安心するというかw

楽しみにしていた節分Sはダンテスヴュー大敗でしょんぼり。先手を取ったのはよかったが、上がり勝負では分が悪いこの馬のことを考えるとペースを落としすぎたかも。そもそも東京の芝で渡り合うのは難しかったかもしれんな。そしてレッドモンレーヴ強かった。
セントポーリア賞のベラジオオペラもなかなかにエレガント。新馬戦ちゃんと見てなかったんで、なじみのない勝負服も手伝って誰やねん状態だが、ナメてはいけない。フェイトもタメるだけタメる競馬ができたのはよかったが、スパッと切れるだけの脚は現状ない。

新馬戦のロードデルレイは楽しみ。ダントツの上がり33.2秒で4馬身差の圧勝。中内田充正厩舎案件だがぜひとも坂井瑠星続投でお願いしたいw あと中京でファンディーナの初仔エルチェリーナがデビュー勝ち。未完のロマンに終わった母の物語を継いでくれるだろうか。

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