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【野球】猛虎よ前を向け、独走からの失速も敗れた相手を称えるべし

今季も阪神タイガースの戦いが終わりました。2位です。つかれました。「10.8」からの神宮3連戦で1勝2敗の完敗を喫したことでこちらはだいぶ心折れた感がありましたが、選手たちは最後まで粘り強く戦ってくれました。 まあでもショックですし悔しいよなあ..序盤から中盤まであれだけ独走できたわけだから。 交流戦を6連戦でフィニッシュした頃の各選手の成績。つよい。 ああ..この頃に戻りたい。 この時点で40勝19敗2分で貯金「21」。そして最終成績が77勝56敗10分で全く同じ貯

【野球】幾度となく見てきた美しいバット投げ

勝負どころを一撃で仕留める集中力、そして幾度となく見てきた美しいバット投げ。やはり福留孝介は健在だった。 5-5で迎えた7回オモテ、2死ながら一、二塁と勝ち越しのチャンスで打席に入ると、阪神の3番手・及川雅貴の初球をフルスイング。打球は瞬く間に右翼フェンスを直撃、これが決勝の適時二塁打となった。 阪神時代も頼もしきベテランとして何度も快打を放ち、さらにそれ以前は中日の主軸として数え切れないほど痛い目に遭ってきた記憶が蘇る。いくら売り出し中とはいえ、親子ほど歳の離れた若手左

【野球】ストイックだけが正解なのか..松坂大輔の輝きと失脚を思いながら

「平成の怪物」松坂大輔の現役引退が発表された。 全盛期の輝きは今さら説明するまでもない。横浜高から西武でエースとして活躍し、レッドソックスでも先発ローテの一角を務めた一方、日本代表としてもWBCでMVPを獲得するなど、いつだってマウンド上に立つ彼が主役だった。その姿を、近い年代の目線からリアルタイムで追い続けられたのは個人的にも一つの財産である。 しかし、晩年はコンディション不良に苦しみ、まともに投げられないシーズンが続いた。投球フォームが崩れ、体型も締まりがなくなってく

【野球】「伝説の札幌円山球場」を思い出す7連打で停滞ムードを打破

甲子園でDeNAに3連敗と、重い空気が立ち込めてきた阪神タイガース。打線がつながらず、特に好機での凡退が続いた四番・大山悠輔の状態が不安視される中で迎えたヤクルト戦。矢野監督は大山を六番に下げ、代役にはサンズを据えるテコ入れを行った。 しかし初回は2死一、二塁から佐藤輝明が遊飛に倒れ、さらに直後に村上宗隆に先制弾を浴びる苦しい展開。一発攻勢に泣いた先週末が思い出されたが、悪いムードを一気に振り払ったのが怒涛の7連打だった。 2回裏2死で打順は八番という、「無風」のシチュエー

【野球】交流戦の振り返りと6月13日終了時点での主力選手成績まとめ

■ 交流戦の振り返り厳しくも楽しい交流戦が終わった。 例年ならば「5割で御の字」くらいの負け犬根性丸出しで挑むパ・リーグとの戦いも、今年はどれだけ通用するかと野心を持って臨めたはずだった。しかし序盤から苦しい試合の連続。終わってみれば11勝7敗と大きく勝ち越して終われたが、ひとつ間違えば大きく崩れてしまってもおかしくないほどギリギリの戦いだった。 千葉 ●○● 西武 ○●○ 大阪 ●○● 福岡 ○●● ハム ○○○ 楽天 ○○○ 一番のトラウマは何といっても不動のセ

【野球】ビジター楽天戦3連勝、いよいよ本気で阪神優勝が見えてきた

開幕から快調に突っ走ってきた阪神タイガースだが、ついに本気で優勝が見えてきた。ビジター楽天戦で3連勝。こんなにレベルの高い野球を見せられて、意識するなという方が難しい。 投打とも強力だった楽天に勝てたからこそ、大きな手応えを得られた。 涌井秀章-田中将大-早川隆久の3枚を攻略。いずれも大量得点とはいかなかったが、盗塁あり一発ありと大技小技を交えながらジワジワとダメージを与えていった。相手打線も出塁率・長打率とも優秀ながら先発3人が揃ってQSをクリア。欲をいえば今日の試合は

【野球】5月5日終了時点での阪神タイガース主力選手成績まとめ

当初は9連戦が組まれていたゴールデンウィークだが、緊急事態宣言や雨の影響もあって2試合が中止に。先発ローテのやりくりに困ることもなく、余裕を持って戦うことができた。 こちらが開幕からカードがひと回り対戦を終えた時点での記事。これ以後も11勝5敗1分とほぼペースを落とさずに白星を積み重ねられているようだ。 GWも終わったことだし、ちょうどいい節目を機に主力選手の成績をメモ程度に書き残しておきたい。こういうのを後から振り返るとおもしろいのよ。 ■ 野手/バランス良い打線、守

【野球】11勝4敗と開幕ダッシュを決めた阪神タイガースをわっしょい!!する

阪神タイガース、めちゃくちゃいい感じである。各チームとの対戦を一回り終えて何と11勝4敗のロケットスタート。こんなんめちゃくちゃ久しぶりだし、過去2年が地獄のようなスタートだっただけにもう格別の楽しさである。 もちろんまだまだ始まったばかりだし、他チームがコロナの影響で外国人不在だったり主力が離脱中だったりで手放しでは喜べないところだけれど、まあそんなことは一旦こっちに置いといて絶賛しましょうよ。 ■ 鉄壁の先発陣と大崩れしない守備!わっしょい!!開幕前は少し不安視された

【野球】あなたも私も大好きな高校野球の吹奏楽名曲ベストナイン

高校野球のブラスバンドが大好きだ。 応援団の願いを乗せた力強く軽快なメロディは、間違いなく甲子園の「もうひとつの華」。伝統校・強豪校にはそれぞれ定番の曲も根付いており、もはやそれを聞くことを目的として球場に足を運んだ経験も数知れず。 しかし残念なことに、今春のセンバツでは吹奏楽の生演奏はNG。代わりに録音した音源を流すことになるらしい。仕方がないこととはいえ、何て味気ない話だ。 大会そのものが中止になってしまった昨年に比べれば、試合が行われるだけでもありがたい。些細なこと

【野球】田中将大の楽天復帰は、ファンにとっては理想的な流れ

いいなあ、うらやましいなあ。ファンからしたら最高の展開ですよね。 田中将大の楽天復帰がウワサされ始め、最初は(ヾノ・∀・`)ナイナイと自分に言い聞かせながらもその動向を見守り、徐々に信憑性が増していってからの復帰(・∀・)ケテーイ!! 一番ワクワクする流れじゃないですか。そして入団会見でクリムゾンレッドに再び袖を通す「神」の姿を見て涙。 もちろんわかってますよ、手放しで喜ぶべきではないことは。何といってもコロナの影響で米国の野球マーケットも思い切り冷え込んだのが、帰国を

【野球】阪神タイガースの内野手が守備力向上のために目指すべきスタイルとは

今シーズンこそ、課題解決といきたい。 2月1日から始まる春季キャンプに、阪神タイガースは元読売ジャイアンツの川相昌弘さんを臨時コーチとして招聘。ここ数年の課題となっている失策数の改善を、現役時代に守備の名手として鳴らした職人の実績と経験に託すことにした。 昨年の山本昌さんもそうだったが、こうして他球団OBの指導メソッドを取り入れるのは超賛成。できればシーズン中も面倒を見てほしいくらいだが、そのあたりの椅子は阪神OBが簡単に譲ってくれないからね、仕方ないね。 まだ実際に指