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#毎日note

【野球】足踏みか実力か..阪神タイガース、交流戦明け9勝14敗1分で中断期間に突入

わずか1ヶ月前の浮かれっぷりが懐かしい限りだ。 ■ 思いもよらぬ失速で中断期間に突入交流戦最終カードの楽天戦で3連勝を決め、リーグ戦再開初戦の読売戦も圧勝。ああ、このまま独走が始まってしまう~と脳内にお花畑を広げていたら、思いもよらぬ現実が待っていた。 交流戦終了後は9勝14敗1分と大きく負け越し、最大「21」あった貯金は「15」まで減少。同じく最大で「8」まで広がった2位とのゲーム差も「2」まで縮まった。08年以来の首位ターンという事実そのものは歓迎材料だが、明らかに勢い

【野球】ストイックだけが正解なのか..松坂大輔の輝きと失脚を思いながら

「平成の怪物」松坂大輔の現役引退が発表された。 全盛期の輝きは今さら説明するまでもない。横浜高から西武でエースとして活躍し、レッドソックスでも先発ローテの一角を務めた一方、日本代表としてもWBCでMVPを獲得するなど、いつだってマウンド上に立つ彼が主役だった。その姿を、近い年代の目線からリアルタイムで追い続けられたのは個人的にも一つの財産である。 しかし、晩年はコンディション不良に苦しみ、まともに投げられないシーズンが続いた。投球フォームが崩れ、体型も締まりがなくなってく

【野球】優勝を確信しチケットを買った試合で待ち受けていたのは最悪の結末

6月中旬、交流戦終盤を6連勝で締めた阪神タイガース。特に当時パ・リーグ首位を走っていた楽天相手に敵地でスイープを決めた試合はどれも内容が秀逸で、「ああこれは優勝するチームの勝ち方や..」と恍惚に浸っていると、ふと甲子園に行きたくなりましてね。エイヤーでファンクラブに加入し、7月1日のチケットをゲットしました。 しかし皮肉なことに、リーグ戦再開後は停滞モードに突入。当日を迎えるまでに4勝6敗1分と負け越している間に、2位の読売さんが8連勝で一気に追い上げるなど、とてもじゃない

【野球】「伝説の札幌円山球場」を思い出す7連打で停滞ムードを打破

甲子園でDeNAに3連敗と、重い空気が立ち込めてきた阪神タイガース。打線がつながらず、特に好機での凡退が続いた四番・大山悠輔の状態が不安視される中で迎えたヤクルト戦。矢野監督は大山を六番に下げ、代役にはサンズを据えるテコ入れを行った。 しかし初回は2死一、二塁から佐藤輝明が遊飛に倒れ、さらに直後に村上宗隆に先制弾を浴びる苦しい展開。一発攻勢に泣いた先週末が思い出されたが、悪いムードを一気に振り払ったのが怒涛の7連打だった。 2回裏2死で打順は八番という、「無風」のシチュエー

【野球】交流戦の振り返りと6月13日終了時点での主力選手成績まとめ

■ 交流戦の振り返り厳しくも楽しい交流戦が終わった。 例年ならば「5割で御の字」くらいの負け犬根性丸出しで挑むパ・リーグとの戦いも、今年はどれだけ通用するかと野心を持って臨めたはずだった。しかし序盤から苦しい試合の連続。終わってみれば11勝7敗と大きく勝ち越して終われたが、ひとつ間違えば大きく崩れてしまってもおかしくないほどギリギリの戦いだった。 千葉 ●○● 西武 ○●○ 大阪 ●○● 福岡 ○●● ハム ○○○ 楽天 ○○○ 一番のトラウマは何といっても不動のセ

【野球】ビジター楽天戦3連勝、いよいよ本気で阪神優勝が見えてきた

開幕から快調に突っ走ってきた阪神タイガースだが、ついに本気で優勝が見えてきた。ビジター楽天戦で3連勝。こんなにレベルの高い野球を見せられて、意識するなという方が難しい。 投打とも強力だった楽天に勝てたからこそ、大きな手応えを得られた。 涌井秀章-田中将大-早川隆久の3枚を攻略。いずれも大量得点とはいかなかったが、盗塁あり一発ありと大技小技を交えながらジワジワとダメージを与えていった。相手打線も出塁率・長打率とも優秀ながら先発3人が揃ってQSをクリア。欲をいえば今日の試合は

【野球】「自家製の四番」大山悠輔が帰ってきた

いよいよ明日からは交流戦。近年はすっかりパ・リーグ様の強さに恐れおののくイベントと化し「5割で御の字、何なら8勝10敗くらいで大崩れしなければOK」くらいの気持ちで行方を見守っているが、今年に関してはどれだけ通用するか野心を燃やしながら戦うことができそうだ。 糸原健斗の離脱は残念極まりないが、代わりに大山悠輔が戦線に戻ってきた。パ・リーグの強力な投手陣を打ち崩すには、やはり主砲の一撃は不可欠。よく短い期間でコンディションを立て直してくれたと思う。早めに登録抹消を決めた首脳陣

【野球】5月5日終了時点での阪神タイガース主力選手成績まとめ

当初は9連戦が組まれていたゴールデンウィークだが、緊急事態宣言や雨の影響もあって2試合が中止に。先発ローテのやりくりに困ることもなく、余裕を持って戦うことができた。 こちらが開幕からカードがひと回り対戦を終えた時点での記事。これ以後も11勝5敗1分とほぼペースを落とさずに白星を積み重ねられているようだ。 GWも終わったことだし、ちょうどいい節目を機に主力選手の成績をメモ程度に書き残しておきたい。こういうのを後から振り返るとおもしろいのよ。 ■ 野手/バランス良い打線、守

【野球】西勇輝ってさ..

西勇輝はすばらしい投手だ。抜群の制球力と投球術で相手の幻惑し、おもしろいように凡打の山を築いていく。大きく崩れる試合など年に一度あるかないかというレベルで、放っておけば勝手に7回くらいまでは投げてくれる。カードの初戦、一週間のアタマを担ってもらうに相応しいこの安定感。 こんな名投手が(30)手前にしてFAで獲得できたなんて、阪神タイガースは何と幸運なんだろう。しかも推定年俸は「たったの」2億円。実際どれくらいもらってるのかはゴニョゴニョ..だが、次の契約更新時には倍額くらい

【野球】できなかった「最低限」

7連勝の勢いで意気揚々と東京ドームに乗り込んだ阪神タイガースだったが、1勝2敗に終わり7カードぶりの負け越しとなった。ちーん。 初戦は先制・中押し・ダメ押しと理想的な攻撃ができて最高の試合だった。2戦目も初回から近本光司の先頭打者弾などで幸先のいいスタートが切れたのだが逆転負け。そして3戦目は秋山拓巳が炎上。終わってみればいつもの東京ドームでしたね.. タラレバを言っても仕方ないが、敗れた2試合はともに「最低限」ができなかったのが悔やまれる。2戦目の3回表に糸原健斗が三塁

【野球】11勝4敗と開幕ダッシュを決めた阪神タイガースをわっしょい!!する

阪神タイガース、めちゃくちゃいい感じである。各チームとの対戦を一回り終えて何と11勝4敗のロケットスタート。こんなんめちゃくちゃ久しぶりだし、過去2年が地獄のようなスタートだっただけにもう格別の楽しさである。 もちろんまだまだ始まったばかりだし、他チームがコロナの影響で外国人不在だったり主力が離脱中だったりで手放しでは喜べないところだけれど、まあそんなことは一旦こっちに置いといて絶賛しましょうよ。 ■ 鉄壁の先発陣と大崩れしない守備!わっしょい!!開幕前は少し不安視された

【野球】手応えあるシーズンへ..2021阪神タイガースに託すもの

いよいよ、のいよである。 26日(金)にプロ野球が開幕。未だにコロナの影響は大きく、一部の外国人選手が未だに来日できていなかったり、延長戦がなく9回で打ち切りとなったりイレギュラーなシーズンとなるが、それでもペナントレースが行われるだけで十分。どうにか無事に最後まで完走できることを願うばかり。 で、阪神タイガースはどうなのよという話。優勝できるかなー、できないかなー。あの選手はどれくらい活躍するんだろなー。そんな開幕直前スペシャル。 ■ 優勝はできそうですか..?ムリで

【野球】あなたも私も大好きな高校野球の吹奏楽名曲ベストナイン

高校野球のブラスバンドが大好きだ。 応援団の願いを乗せた力強く軽快なメロディは、間違いなく甲子園の「もうひとつの華」。伝統校・強豪校にはそれぞれ定番の曲も根付いており、もはやそれを聞くことを目的として球場に足を運んだ経験も数知れず。 しかし残念なことに、今春のセンバツでは吹奏楽の生演奏はNG。代わりに録音した音源を流すことになるらしい。仕方がないこととはいえ、何て味気ない話だ。 大会そのものが中止になってしまった昨年に比べれば、試合が行われるだけでもありがたい。些細なこと

【野球】佐藤輝明のポジションと開幕スタメンが悩ましすぎ問題

うれしい悲鳴、と言っていいだろうか。 ルーキー佐藤輝明が、その前評判どおりに快打を連発している。すでに練習試合からその片鱗は見せつつあったが、オープン戦に入ってもその勢いが衰える雰囲気はない。 正直、入団が決まった直後は、そのパワーこそ魅力ながら荒削りな印象もあっただけに中軸を担えるような打者になってくれるのだろうかと不安もよぎったのだが、今は圧倒的に楽しみの方が大きい。一体どれだけスケールの大きい打者へと成長を遂げてくれるのか。 もはや「開幕スタメン入りなるか」という次元