つながれない即つながれる 西田幾多郎 『私と汝』について
普段、何かを考えるときはイメージや映像にしてからそれを文章に直すという順番をとっている。
視覚的に考えた方が無理がなく、的確に言いたいことが反映される。しかも、視覚的な手がかりを介して過去の記憶や体験が連想されるため、自分でも予想だにしない事柄が芋づる式に引き出され、意外にぴったりはまることもある。
そこでの言語化は「いかに脳みそを素敵な言葉で言い換えるか」の翻訳作業という感じになる。
昔はこれが苦手で、相当な「がんばり」を要していたが、最近は比較的たのしく書き起こせるように