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楽に質感を表現できる、グリザイユ画法

さて皆さんは、自分で絵を描く場合において、どのように描きたいとお考えでしょうか?
「上手く描きたい」「あの絵のような仕上がりを目指したい」「自分好みの要素を詰め込みたい」…様々な答えがあることでしょう。

私の場合は、現在は主に「楽に描きたい」という思いが頭の中にあります。
それに加え、「見栄えする質感を出したい」という場合もあります。
この2種類の欲を同時に叶えようとするとき、グリザイユ画法に助けられています。

グリザイユ画法とは、グレーで陰影をつけて、上からオーバーレイで色を重ねる描き方です。

この方法で描くと、「肌の影はこの色」「服の影はこの色」…と、陰影をつける際に、パーツ別に考えずに済みます。その為描くのが楽に速くできます。
更に色の塗り直しも、オーバーレイのレイヤ上で直せば良いだけ。よって、それまでに描いた陰影はそのままに、色を塗りなおせます。おまけに、柄を描くのも楽です。
更に言えば、線画を粗く描いても、グレースケールで塗れば目立たなくなります

このようにグリザイユ画法には、今の私が知る限りでも4個、楽できる要素があります。

グリザイユ画法は数年前から知っていた方法ではありますが、楽に描けると気が付くまでは、綺麗に見えるように線画の細かい修正をしていました。
それが、「グリザイユ画法なら線画を粗く描いても大丈夫そうだ」と最近発見できて、大分気楽に取り掛かれるようになりました。

サムネイルのドレディアは一昨年の秋、グリザイユ画法を知って数ヶ月の内に描いたものです。当時は力を込めつつも、仕上がりの質感に感動していたように記憶しています。



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