剣盾S24シングル最終4位 イベルタル軸
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剣盾S24シングル最終4位 イベルタル軸

やいち

TNアルク 80勝24敗 最終4位(レート2109)

・構築経緯

禁止伝説→イベルタル
ザシアン受け→ヌケニン
サンダー受け→ドサイドン
ランドロス受け→ポリゴン2
補完→ランドロス、ドヒドイデ

不利対面が少なく、ダイマックス時の爆発力がある点に魅力を感じイベルタルから構築を組み始めました。
イベルタルを軸にするにあたって避けては通れないのがザシアン対策です。ザシアン軸にはサブエース(ランドロス、エースバーンなど)を用意してそちらを通しに行くことも検討しましたが、多くマッチングすると予想される環境トップに対して、こちらの禁止伝説が腐っているようでは勝率は確保できないと考えたため、ザシアン軸を含む全ての構築にイベルタルを選出するつもりで取り巻きを選定しました。

試運転をしている中で、構築に欲しい要素がある程度見えてきたので、それぞれの枠ごとに当てはまるポケモンを試していきました。


・個別解説

イベルタル

イベルタル@いのちのたま ダークオーラ
ひかえめ 201-x(↓)-116(4)-201(252↑)-118-151(252)
あくのはどう ぼうふう ねっぷう きあいだま

構築の絶対的エース。
ダイジェットが強いのはもちろん、一致技を無効化されないためダイマックスがほぼ腐らない点で優秀です。リーチを最大まで伸ばすためにひかえめC特化、技範囲も広げました。
ザシアンを倒せる打点が必要だったので、

序盤:ひかえめHCベース、じゃくてんほけんでねっぷう採用
中盤:おくびょうCS、いのちのたまでねっぷう採用
最終日:ひかえめCS、いのちのたまでねっぷう採用 と推移しました。

きあいだまはバンギラスピンポイントで採用しました、バンギラスを見てもダイマックスを躊躇しなくて良かったのが安心でした。
デスウイングという優秀な専用技を切ってまでぼうふうを採用しているのはダイマックス時の打点を優先しているのもありますが、耐久振りでも最速でもないイベルタルを非ダイマックス時に動かすと碌なことにならないという私見によるところが大きいです。
ちょうはつ、はねやすめを採用して崩しを担ってもらおうとしたこともありますが、相手にダイマックスを強制されたタイミングでラッキーに引かれたりすることが多かったのと、ねっぷうを採用できなくなるのがネックで諦めました。

ヌケニン

ヌケニン@ぼうじんゴーグル ふしぎなまもり
さみしがり 1-156(252↑)-45(↓)-x-46-92(252)
ポルターガイスト おにび かげうち こらえる

ザシアンを引かせることができて、ゼルネアスやカイオーガ、ラプラスにも投げられるという唯一無二のスペックを評価して採用しました。
この環境できつい相手に受け駒を採用していくと、構築の枠も選出の枠も足りなくなるため、事故が多い特殊な性能ではありますが枠の圧縮に貢献してくれたと思います。
あつぞこブーツが一般的な持ち物ですが、カバルドンを倒した後砂下のザシアンに後投げできて強いぼうじんゴーグルで使っていました。副産物として、ダイロックをこらえることもできます。カバルドン投げに延命できてもステルスロックを撒かれると倒れてしまいますが、役割対象を引かせることさえできればイベルタルがダイジェットで捲ってくれるので嚙み合っていたと思います。

ポリゴン2

ポリゴン2@しんかのきせき トレース
のんき 191(244)-x-156(252↑)-125-117(12)-58(↓)
イカサマ れいとうビーム スピードスワップ じこさいせい

当初はサンダーを意識してラッキーを採用していましたが、ランドロスにつるぎのまいを積まれて試合が終わる展開が多発したためポリゴン2に変更しました。役割対象以外にも一度は行動できることが多く、削りやスピードスワップからイベルタルに繋げられて強かったです。
でんじはとスピードスワップで悩みましたが、ヌケニンの項で記載した通り、相手を一度引かせることさえできればイベルタルのダイジェットで捲れるので、ゼクロム、サンダー、ランドロスなどに無効化されないスピードスワップを選択しました。

ドヒドイデ

ドヒドイデ@くろいヘドロ さいせいりょく
ずぶとい 157(252)-x(↓)-224(252↑)-73-163(4)-55
ねっとう じこさいせい くろいきり トーチカ

イベルタルの相方として有名で、ザシアン受けとして採用されることも多いポケモンですが今回はあくまで補完枠。エースバーンが重かったのが一番の採用理由で、不特定多数のポケモンに対して受け切ることは難しくてもダイマックスを枯らしたり、起点回避したりといった仕事ができればと思いこの構成。他5体と相性が良く、無理なく選出に組み込めました。
5個目の技スペースがあればどくどくを採用していたと思います。

ランドロス

ランドロス(れいじゅうフォルム)@きあいのタスキ いかく
いじっぱり 165(4)-216(252↑)-110-x(↓)-100-143(252)
じしん がんせきふうじ じばく ステルスロック

イベルタル以外の先発要員を探す中で、特性のいかく(デバフ、S判定)、ステルスロック、がんせきふうじでのS操作、じばくでの自主退場(ダイマックスの起点にならない)など、強い要素を複数持ったランドロスを採用しました。対面したザシアンがそれなりに居座ってきたので、少しでも倒せる確率が上がるようにいじっぱり。ランドロスより遅いポケモンはイベルタルでも抜けると判断できたので、プランが立てやすかったです。
選出時はほとんどの場合先発に出していました。


ドサイドン

ドサイドン@イバンのみ ハードロック
いじっぱり 218(220)-182(44↑)-153(20)-x(↓)-103(220)-61(4)
じしん がんせきふうじ がんせきほう こらえる

参考元:【s15使用構築】閃光シアンロック【最終2172-1位】
※Dラインをサンダーがひかえめでも対応できるようになるべく高く、
AとSを削りました。

サンダーのダイマックスに投げて、引かせることができるポケモン。
当初は参考元そのままの配分、構成で使用していましたが、つるぎのまいを押す機会が少なかったこと、ロックブラストが安定しなかったことから今の構成に。イバンがんせきふうじがダイマックスへの切り返しとして非常に強力でした。がんせきほうは面白半分で採用しましたが、基本はがんせきふうじを押しておけばいいので、デメリットのない場面でだけ押す瞬間火力技としてそれなりに機能してくれました。
今まで食わず嫌いしていたポケモンではありますが、イベルタルがあまり打ち合いたくないエースバーンやサンダーと対面した際の引き先として、素晴らしい活躍を見せてくれたと思います。
この構築ではほぼ全試合でイベルタルにダイマックスを切りますが、ドサイドンがダイマックスして詰める試合もいくつかありました。


・選出パターン

①ランドイベル@1(イベルタル後発ダイマックス)
先発にはイベルタルに強いポケモンを置かれることが多かったので、ランドロスで相手のイベルタル対策ポケモンを削ってからイベルタルを通すというプランでの選出です。@1にはランドロスが仕事できない相手への引き先、イベルタルのダイマックスで荒らした後の詰め、などを意識して必要なポケモンを選出します。

②イベル@2(イベルタル先発ダイマックス)
相手が先発に起点作成ポケモン(カバルドン、ラグラージなど)を置いてくることが予想された時や、先発でイベルタルが不利対面を取ったとしても引き先が用意できる時にはこちらのパターン。一度有利対面を取った時のリターンが尋常ではないため、無理なくイベルタルを先発に置けた試合はイージーウィンが多かった印象です。イベルタルで相手にステルスロックを撒かせずに処理できることが多かったので、裏にはヌケニンをよく選出していました。

〈大雑把な禁止伝説毎の選出、立ち回り〉

・ザシアン軸(相性:◎)
イベルヌケニンドサイ、ランドイベルドサイ、ランドイベルドヒドなど

相手のダイマックスをいなし、ザシアンが着地する前にイベルタルでダイジェットすることを心掛けます。基本はヌケニン、ランドロスでザシアンに対応しますが、どうしても選出が難しい時はワイルドボルトを切ってドヒドイデで見ます。ほのおのキバやかみくだくでヌケニンを倒されることは幸い今期はなかったです。

・ムゲンダイナ軸(相性:△)
ランドイベルドサイ、ランドイベルドヒド、ランドイベルポリゴン2など

おそらく一番厳しい相手。ムゲンダイナがどの型でも厳しく、ランドロスでの処理ができなければほぼ負け、くらいの勢い。
受けループタイプはわりとイベルタルで崩せました。

・バドレックス(こくばじょうのすがた)軸(相性:〇)
ランドイベルヌケニン、ランドイベルドヒド、ランドイベルドサイなど

禁止伝説相性では有利ですが、バンギラスやマリルリ、カプ・コケコが基本的には同居しており、またイベルタルが甘えてダイマックスを切らずに突っ込むとバドレックスからダイフェアリーが飛んできたりでそこそこ負けました。イベルタルを使う時にザシアンを一番に意識するように、バドレックスを使う時にはイベルタルを意識するものだということを再認識しました。

・カイオーガ軸(相性:◎)
ランドイベルヌケニン、イベルヌケニンドサイ、イベルヌケニンポリゴン2など

カイオーガ自身にはあまり困りませんでしたが、取り巻きにいるこだわりハチマキを持ったウーラオスに崩されることがありました。この系統のサンダーはHBだと割り切ってイベルタルを動かしていましたが、CSと思われる個体に何度かカモにされました。

・ネクロズマ(たそがれのたてがみ)軸 (相性:〇)
ランドイベルポリゴン2、ランドイベルドサイなど

バドレックス同様、禁止伝説相性は有利ですが、手厚く対策されていた印象です。ネクロズマ自身も積み技、ダイマックスによってイベルタルとの相性関係をひっくり返すことができるので、あまり楽に勝てる相手ではなかったです。

・ゼルネアス軸(相性:×)
ランドイベルヌケニン、イベルポリゴン2ヌケニンなど

壁に寄せたゼルネアス軸にはほぼ勝てませんでした。ヌケニンを出すとドリュウズ、ランドロス、カメックスなどのサブエースに崩されるのである程度切った選出、立ち回りをせざるを得ませんでした。だいぶ無理です。


その他適当に。ゼルネアス以外の相手に選出画面で無理だと感じることはなかったので、多くの相手に立ち回り勝負までは持っていける構築だと思います。

シーズンを通してイベルタルを選出しない試合はありませんでした。


・おわりに

シングルでは自己最高の結果を出すことができてとても嬉しいです。
中盤まで調子が良くても最終日に対応できず勝ちそびれる、むしろ中途半端に自信があるせいで変更に踏み切れないということをここ最近ずっと繰り返しており、今期もだいぶ怪しかったのですが、序盤からイベルタルが最強だと信じて取り巻きを練り続けたおかげで柔軟に構築を変更できました。
最終的なイベルタルの型選択も迷いに迷いましたが、C特化ぼうふう採用で使って正解だったと感じています。もちろん運が味方したのもあり、全てが実力だとは思いませんが、頑張った甲斐があってよかったです。

(以下自分語り)

要領があまり良い方ではないと自認しており、人一倍時間をかけてようやくスタートラインに立てるのですが、かけた時間が長い分、結果に繋がらなかった時に、無駄なことをしてしまったと後悔する日々でした。
今回の構築では、ポリドヒド(冠環境)、ヌケニンランド(ダイマックスなし環境)、と過去に自分が使い込んだ構築の要素を自然に落とし込むことができ、あの時かけた時間も無駄ではなかったんだなあ、と少し報われた思いです。

肉体的にも精神的にもだいぶ無理をしながらこのゲームと向き合ってきて、いつまで続けることができるかは分かりませんが、続けられるうちはみっともなくしがみつきながら、たまに日の目を見るようなプレイヤーでいられたらなと思います。


ほぼ一年振りに納得いく結果が出たのもあり、感傷的な駄文を加えてしまいました。ここまで読んでくださった方はありがとうございました。

構築に関する質問等あれば、@Sawamu_raaaaaまでご連絡ください。

S24お疲れさまでした。

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やいち