見出し画像

米、UNRWA資金拠出再開は内部調査完了後に=当局者

2/10(土) 6:27配信 ロイター 
米国は、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)に関する内部調査が完了するまで資金拠出を再開しない方針。

米当局者が8日、11月の大統領選で激戦州となる可能性のあるミシガン州を訪問し、アラブ系米国人コミュニティーの指導部らに対し明らかにした。米国は引き続きパレスチナ市民への人道支援にコミットしているとしつつも、調査の結果を待つ考えという。

UNRWA職員が昨年10月7日のイスラム組織ハマスによるイスラエル奇襲攻撃に関与したとされる疑惑を受け、これまでに16カ国が資金拠出を一時停止している。(転載おわり)

https://news.yahoo.co.jp/articles/dd72f9528de201db781c95d6a8ebc23f49f0e4fa

AFPの9日の報道によると、10月7日のイスラム組織ハマスのイスラエル奇襲にアントニオ・グテレス国連事務総長は、8日、各国の資金拠出停止で活動が危ぶまれている国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)について、代わりは存在しないと強調したという。これは泣きか? こういう事態を迎えているのも、10月7日のハマスのイスラエル奇襲に対して、UNRWAの職員や卒業生が関与していたという疑念が明るみになり、その結果、16カ国が資金拠出を一時停止したという状態となったのではなかったか。

自分の管理下において、そういう事態が進行していたことに気づいていたのか、気づかなかったのか、気づいていて黙認したのか…(事務総長のこの物言い方では、完全に知っていたと推測されるが…)いずれにしても、その責任を問われなければならないだろうに、この人物はそのことに対して頓着している様子はなさそう。それゆえ、謝罪はないどころか、説明責任すら果たしていないようだ。何事もなかったかのように、16カ国が資金拠出の停止に対して愚痴とも不服とも言いたげな発言をしている。

同氏は記者会見で、こう言ったという。「(パレスチナ自治区)ガザ地区に代替組織はなく、この状況は独特だ。つまり、現在UNRWAに代わる組織はない」と指摘したという。そして、同氏は支援を継続するのに最適な組織である理由として、コストパフォーマンスの高さを挙げたという。人道支援は、コストパフォーマンスか…。そして、そんな国連トップのグテレス氏を非難するマスコミすらない様子。

各国が拠出金を一時中断している理由は、各国国民の税金から人道支援という名目で拠出金を出しているのに、その当該機関はテロ組織に参加した職員がいたり、まさに税という公金がテロ組織に還流していた疑いまであるという。そういう背景があって、拠出金の一時中断という事実があるのにも関わらず、そのトップの事務総長なる人物の発言は、余りに能天気に見える。こんな人物が国連のトップなら、まとまる話もまとまらないだろう。普通の組織なら解雇ものではなかろうか。