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韓流医療ドラマ「キム・サブ」        登場する人々の人間像に思う 〜シリーズ1から3まで〜 その2

シリーズ1の最終回、キムサブの初恋の相手として 特別出演したのは「キム・ヘス」50代に突入し、熟女感たっぷりの女性になって登場。ここでは国境なき医師団で医師として全てを投じる役所で、二人が若い頃それぞれの道を歩むことで別れて以来の再会という設定。流石の存在感、画面にオーラが漂っている。キムサブの現在の生き方に、改めて思いをもつ様子を見せるが、二人はそれぞれ不滅の域にいて、そこで何かを見出す、使命感を超えたものがあるようだ。

最終回は数々の難題をどうにか、こうにか乗り越え、トルダムズの未来が徐々に見え始め、この回の最後の手術のシーンでは若い二人の活躍と元カノのメス捌きに感動し、それを眺めている幸せそうなキムサブの笑顔が何度も映し出されている。
しかし、これでディエンドにはならないのは あのコサン大学の財団の会長の手術を受け、その見返りを求めていたキムサブの本意をシン会長が知るくだりがあることだ。会長はキムサブの夢が「外傷センター設立」であると知り、余命を自覚し、娘と秘書に遺言書を渡し、他界していた。(これはシリーズ3まで見ないとわからないが)
シリーズ2は2019年、3年後に実現した。メインキャストを一部変え(シリーズ1で若手医師のカン・ドンジュとユ・ソジョン)より若い二人ソ・ウジンとチャ・ウンジェ(シリーズ3まで出演)になった。この頃カンドンジュ役のユ・ヨンソクは2020年から放送の「賢い医師生活」の小児科医の役で出演が決まり、制作がスタートしていたのではないかと。ユ・ヨンソクはシリーズ3の後半最後に再登場、このドラマでは貧しい育ちからある、決意を持って医師になった前提があり、何につけ自己主張を明確にして突き進む役所。「賢い・・・」では病院の経営者の息子という役ではあるが、クリスチャンで母親にはいずれ牧師になりたいと話すが、小児科医を続け、医療費を払えない人に「あしなが基金」から援助をするという 全てに余裕のある生き方を演じている。

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