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【コラム】先ねがいぼしの話。

こんにちは。

先日オタク専用本格スマホ対戦ゲームアプリ・Twitterをプレイしていたところ、下のようなツイートを見かけました。


勝敗に関わる情報は以下のとおりです。

①盤面にはボード付きジラーチと炎炎雷シラムクロム
②山札は雷3枚、カマド1枚、他不要なトレーナーズ8枚
③手札はデデンネGX1枚とNの覚悟1枚
④場には相手の無人発電所が置かれている
⑤Nの覚悟クロスブレイクGXを打てば勝ち、打てなければ負け
⑥直前に山札の中身を確認している。


さて、少し情報を元に考えをまとめてみましょう。
①⑤から、Nの覚悟で雷エネルギーが1枚でも付けば勝ち。
④から、ねがいぼしでカマドを当てればデデチェンジが使え、山札引ききって手貼りで勝ち。
このいずれかが勝ち筋です。

そして、問題は「先にねがいぼしを使うべきかNの覚悟を使うべきか」でした。
多分正解は先ねがいぼしなんですが、そんなに差はないと思います。
実際の対戦では制限時間もあり、対戦中ゲームプランを立てていた頭を切り替えて計算式を立てて解くのは難しいこともあり、厳密な確率の計算は普通できないと思います。
大きな差のない2択なんですから「こっちの方が当たりやすそう」でプレイしてもいいと思いますし、それまでのゲームプランを反省することの方が大事だと思います。

この問題から僕が学ぶべきだと感じた内容は、「少し条件が異なる場合どうなるか?」ということです。

例えば、
1.ベンチに2匹目のジラーチがいた場合
2.手札にやぶれかぶれマーシャドーがあった場合
3.山札の内容を覚えておらず当たりカードが何種何枚あるのか判らない場合
4.そもそも、グズマさえ打てれば勝てた場合
などの状況です。こういった状況まで想定しておくことで、「最終局面までにこの状況になるよう準備しておけば良かった」「勝敗に関わるカードはこれだったから、確認しておくべきだった」と、それまでのゲームプランの反省にも繋がります。
ゲームプランの反省をフィードバックしてデッキ構築に当てることで完成度の向上にも繋がると思います。

さて、件の問題に戻りましょう。
いずれの場合でも共通して言えるのは、「先に行ったプレイで今後の選択肢が変わるか」ということです。
例えばツイートに載せられた状況の場合、先にねがいぼしをしようと先にNをしようとねがいぼしで欲しいのはカマド1枚だけだしNで欲しいのは雷だけです。
(Nはめくったカードが丸ごと落ちてしまうので確率的には圧縮にならないですがねがいぼしはハズレでも1枚だけ抜けるので圧縮になるため、先ねがいぼしが正解ではあります)

ここで、ベンチに2枚目のジラーチがあった場合は少し楽になります。
何故ならハズレのトレーナーズの中にポケモンいれかえが2枚含まれており、1回目のねがいぼしで当てることができれば「にげる→ねがいぼし→Nの覚悟→ポケモンいれかえ」が実現できるためセカンドチャンスまで行くことができます。

やぶれかぶれマーシャドーがいた場合なら、N後引ききれるので確実に勝てますね。
手札のNを流してしまうのは分の悪い賭けになるため、山札が厚かったとしても先N→やぶれかぶれになると思います。
ただし、やぶれかぶれ後の相手の手札が良くなくて、このターンNではなくとも勝てる可能性があるか…?(今回は、流石に無いんですが)とか新しい選択肢が生まれて、また天秤にかけることになります。
相手が凡ミスでグズマ3枚使っちゃってたりグズマ2消費+ベンチ埋めてワンダータッチできない場合とかはシラムクロム壁にして次ターンいれかえNプランが丸いこともありますし。

こういった「どっちする?」系のポケモンカード問題は、自分の中で条件を少し変えてやってみると視野が広がったりしますね。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

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