6/21(日)函館11 函館スプリントS
◎3エイティーンガール
◎8シヴァージ
今回の函館スプリントも大混戦の様相を呈している。
特に上位人気の信頼度が著しく低いのが原因である。
6ダイアトニックは1400をベストとしてマイルにも裾野を広げてきていた馬。前走のG1で3着は立派だが、凸凹の特殊な馬場。純粋なスピードというよりはスタミナを要求されるレースだったと思う。実際にこの馬の成績も稍重以下の馬場に集中している。今回はテン乗りの武豊が騎乗して初の函館。なぜこのクラスの馬がサマースプリントシリーズに出てきたのか考えると、あまり積極的に手を出したくない。
7ライトオンキューはドバイをキャンセルして帰国。同じような形で挑んだアーモンドアイは走り慣れた府中でVMを楽勝していたが、ライトオンキューは意外にも函館初挑戦。去年の本レースは公正競馬確保のために理不尽な除外を喰らい、スプリンターズSに進むうえで勝ちたかったキーンランドCは4着。そして今回のコロナによるドバイ遠征中止。
全幅の信頼を置くには「持ってなさすぎる」。
9フィアーノロマーノは前走は跛行で除外。去年のダービー卿CT以来勝ち星はなく、阪急杯は不利を受けて勝ちを逃している。そしてこの馬に関しては1200自体が初挑戦。鞍上の藤岡は騎乗成績(0.0.0.3)と振るわず、適当な番組がなかったからここにコマを進めた可能性もなくはない。
そこで今回推したいのがエイティーンガールとシヴァージの2頭。
3エイティーンガールは2019年からの成績を見ると(3.2.1.3)。うちフィリーズレビューと葵Sは、間隔を空けて挑んだにもかかわらずマイナス体重。前者は1400mでクラシックへのステップレースということもあっただろうが、その後の成績を見る限り、馬体重に問題があったと見て良いだろう。
しっかり立て直してからは440kg台半ばから450kgがベストであり、右回りであれば全て3着以内という堅実さを示している。鋭い決め手が持ち味の馬なので、上手く馬群を捌ければ優勝しても不思議ではない。
もう1頭のオススメ8シヴァージは前走の高松宮記念で圧倒的な前有利の中、3F33.1という出走馬中トップのアガリで5着。もともとダートを主戦場としており重い馬場を苦にしないタイプだが、今回の函館も問題ないと見る。
というのも芝はまだ4戦、1200に至っては3戦しかしていないが、淀短距離Sでは出遅れから目の覚めるような豪脚を披露。北九州短距離Sは荒れた小倉で後方からキッチリと差し切り、高松宮記念では前述のパフォーマンス。重賞クラスであることは間違いない。藤岡が継続騎乗というのも本気度の現れ。頭まで見たい。
穴馬では末脚に定評のある2マリアズハート、5ティーハーフを中心に抑えておきたい。
【推奨馬券】
◎単複、馬連、ワイド。
余裕があれば人気馬を軽視した3連系もアリ。
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