開運力で転職を成功に導けるのか！＃63

見る目がないのは今に始まった訳ではない昔からだ・・・なんども採用には失敗をしている。しかし零細企業にはよほどのことが無い限り良い人材は入ってこないのが当たり前です。店舗を増やすのにも自己資金かまたは銀行から借り入れ、国から借り入れして箱が出来ても、そこに働くスタッフが飛んでもない人間でしたら直ぐに足を引っ張られダメになるのが零細企業の悲しいとところかもしれない。

この富山店の店長が売り上げを横領していて私が気が付いたのは6月頃でした。その間は相変わらず低調な売上で彼女への報酬の支払いがあまり少ないのこれで生活できるのかと心配する日々だったことは前にも書いた。

月に一回ほど富山に顔を出してみるも店長は相変わらずスタイルを変えようとしないので店長が辞めたいと言い出せば店をたたもうかと思って日々であった。

気が付いたのは当社の会計士の一言だった。「富山の○○さんは本当によく買うわね～、月に3，4回も来てる～」と帳簿を整理しているときに発した言葉でその時，ちょうどその場にいたものですから「なんていう名前？」と聞くと「△△さん」と答えた。・・・・

なんか聞き覚えがある？・・・少し考えてそれが店長だったことに気が付き、なんで店長がこんなにクレジットで当店の物を買っているんだ～

私は少し焦りはじめ、不吉な予感がしました。

そしてこれまでの売上を照らしあわせをして調べてみると1月から彼女名義のクレジットかなり出てきた。売上が少ない理由から買って売上貢献しようと少しは店長の思いを探ってみましたが、実際はドライな人でそんな感じではないことが後にわかるのです。

富山店の売上は現金が多いのでクレジットで買う人は数人でした。だからよけい目立つのです。それで伝票と売上を見て行くとどうやらお客様に現金で高く売って支払いは自分のｶｰﾄﾞで安く売上をたてその差額を懐に入れていたようだ。

彼女はお客さまの立て替えで支払ったと言い訳をするが、何かちぐはぐで不自然でしたので、調べてみると住まいの管理費も長年払ってないじょうたいで近くマンションが競売される事を地元の不動産鑑定士からその情報を聞き出すことができた。

要するに、横領をしていたのである。私は彼女が売ったお客さんに連絡を取り状況を聞くとやはり嘘であったことがわかった。そしてその証拠と伝票の証拠を持ち富山に行き直接店長に説明させた。そして分かっただけでも半年で140万円ほどでした。そして即刻店長をクビにしたのです。

見えないものが目える私の先生が良い顔をせずに言葉を濁して「まあやってみれば」みたいな言葉をいい、私が注意して気が付いていればこんなことにはならなかったのです。

しかし、この後塑像しなかったことが起こってくるのです。

店は通常に閉めて良かったのですが

売上が毎月30万円ほどしかならないこの店ですが、もしかしたら本当は売れていたのではないか？と確かめたくなったのです。

とりあえず後月に1回だけ開けてみて様子を見ようと私は思いました。そして自分なりに売上目標を決めて達成できないなら店を閉めることにしました。

8月のある日に富山店に張り紙をしました。当店は月に1回だけ3日間だけ営業をしますみたいな・・・私はこれまで30万の売上しかなかったこの店ですが翌月店を開くとなんと3日間で30万円はこえたのです。

これはちゃんとやれば売れると思いました。その時に私一人で3日間セールをやるわけですが、なにが良かったのかと今思うと占いをしてあげたのです。フラット入って来るお客様に無料で占い鑑定をしてあげると親近感がわくのでしょう、すぐに仲良くなれたのです。

そしてそれが月に1回3日間でしたが半年後には100万近く売れることになったのです。家賃は安いし。人件費は私ですから利益が出たのはあたりまえです。

そして4年目になると常連の一人のお客さんが3日間がとても忙しく売上も良い事を知ってか店を買いたいと言ってきました。4年目になるとさすがに常連客はお腹がいっぱいになって来るのが分かり、今変が潮時かなと思い300万で店を売ることしたのです。

株でいうと高値で売り切ったようなものでしょうか?損は結局はしなかったことになります。この頃から自分のやっているインポートショップにけりをつかけたいと考えはじめたような気がします。