紙一重
自分の長所のひとつは、
客観的に物事を見られるし、
客観視的に考えた事実を本人に言えることだと思っていた。
だからよく相談もしてもらえたし、
客観視だけじゃなく、もちろん私の主観も含めておしゃべりも、仕事もしてきたつもり、でいた。
つい先日の面接で、客観的事実を伝えたつもりが、それを他責にしてる、と捉えられて不採用となったことがあった。
もちろん自分の力不足、他にも落ちた理由があったのかもしれないけれど、落ちた理由として伝えられたのはそれだけだった。
簡単に言えば、前職で達成できなかった月があり、なぜ達成できなかったか、という理由のひとつとして、その状況を説明したつもりだったのだけれど。
目標に対してどうトライしたか、というベクトルと、結果できなかった場合の状況説明のベクトルとは違う方向のつもりが、私の説明の下手さも合わさって、そう伝わってしまった様子。
もしかしたらここでも説明が下手で伝わってない方もいるかもしれないけれど、個人的にはものすごく悲しかった。責任感はそれなりに強いと思ってたし、他責にすることなんて無かったつもりなのに。
でも、高い目標を超えられなかった、超える能力がなかったのも事実。私はそこを能力不足として落とされる方が納得できたな、と思うわけです。
でも考えてみれば、私の客観視からのコメントって、信頼関係があったからこそみんな聞いてくれてたのかなと。私のこと知らない人に、そういう話し方をしても責任転嫁してるように見られてしまうのかな、と。
私という人間への信頼があるからこそ、例えば目標の高さと未達成の理由を客観的に語ったとしても、あなたが言うならそうだよね、っていうコミュニケーションができてたのかな、ということ。
聞いた時はすごくすごく納得できなくて、行きたい企業だったからこそ悲しかったけど、自分の話し方への反省と周りへの理解に感謝しようと思えたきっかけとなりました。
本当にこういうことって、良い方に転ぶにも悪い方に転ぶにも、紙一重なんだなあ。
まだまだ子供でした、わたし。
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