スタートアップの PR とコンテンツマーケティング (Startup School 2018 #13, Kat Mañalac & Craig Cannon)

この記事の自分用メモです。
https://review.foundx.jp/entry/pr-content-for-growth
記事情報
この記事は原著者の許可を得て翻訳・公開するものです。
動画: PR + Content for Growth by Kat Mañalac and Craig Cannon (2018)
トランスクリプト: Kat Manalac and Craig Cannon - PR + Content for Growth

PR の前に ― 正しいことにフォーカスすること

・結局のところ、コード書くことと利用者と対話すること、これに尽きます。人々が欲しがるものを持つようにしなければ、メディアやコンテンツ市場は力を貸してくれることはありません。どうすれば、あなたの商品を人々が必要としていると、わかるでしょうか?利用者との対話です。さらに、ユーザーとの対話により、コンテンツは更にいいものができますし、ユーザーを見据えた宣伝が、より容易になるでしょう。

コンテンツマーケティング

・コンテンツ=あなたが作るもの全部のこと
・プロダクトとしてのコンテンツ:人が欲しがるものを作る

解析ツール

・Mixpanelの準備です。Google Analyticsではない、よく似た別のもので事足ります。
・次にやるのは、Facebookピクセルのインストール。これも始めたての段階では特段価値があるものではないのですが。このソフトは、HPの訪問者と、Facebookにログインしたユーザーを捉え、改めて彼らを市場に取り込むことが出来るようにしておくのです。これは他のどんな方法でやるよりも低コストで、Facebook訪問者を生み出すことができます。

どのプラットフォームを使うか

・あなたは自分の顧客を見つけたいだけです。「どのあたりをよく歩いているか」、彼らに話しかけるだけで良いのです。「あなたはReddit、Instagram、なんのサイトによくいますか?」と。
・自分の顧客がどこにいるか、そしてそこでは何がよく行われているのか、これを明らかにせねばならないのです。

もっとブレインストーミングに時間を割く

・(例)記事の見出しを決めるときに 10 ~ 15 を考える
The Onionでは見出しを決める時、それぞれの作家が、1週間につき10〜15の見出しを 、10人のライターそれぞれに考えさせる。彼らからメールで提出された見出し案を受け取った編集者が、提出者の名前を消し、グループ全体で、一番気に入った見出しを選ぶのです。ですから、案の内、約5〜10パーセントしか生き残りません。

良いコンテンツを作るためにすべきこと

・まとまった時間をとる
 たぶん初めのうちはできないでしょうが、投稿の頻度を保つには、他の方法を取るよりも、それくらい時間を割くのが良いでしょう。例えば「ああ、毎週出さなくては」と10分で書き上げた記事は、ゴミ箱行きになるでしょう。つまり時間が無駄になるだけです。
・言葉はとにかく正確に使いましょう
・インターネット上の、他のすべてのコンテンツが競争相手です。それを脳みそに焼き付けたなら、価値があり、かつ引き込まれるものを作ろうというモチベーションを保つようになると思います。

プロモーションを行う

・プロモーションです。プロモーションは、信じられないほど退屈であると同時に、欠かさず必要なことです。ツイッターのタイムラインで記事を何度も何度も共有し、クリエイティブで今までとは違ったやり方を新しくひねり出していく

顧客がついてからプレスを始める

・YCが一緒に仕事をした企業は、プロダクトを出し一番最初のユーザーがつくのをまち、それからプレスリリースのことを考えるようにしていました。
・いくつか例外もあります。完成前の製品を広報した企業がありました。これらの企業は、何かしら...特筆すべき特徴を持つ企業たちでした。バイオ企業やハードサイエンス企業など、製品を受注してから納品までに時間がかかる企業は、特段プレスリリースが早いところが多かったというのは間違いありません。一方、プレスリリースまでに数年待つ企業もありました。

どうやってPRを行うか

・PR会社を雇ってはいけない
・最も興味を引くような話は、創業者であるあなた自身から来るものです。あなたは誰よりもあなたの会社を知っています。だから、PRをやる企業は、広報担当者と繋がりを持ち、あなた自身が物語を考えることです。

自分でPRをする方法 (DIY PR)

・準備
 毎日30分程度は自分の業界についてのニュースを読む
・スケジュール
 3〜6ヶ月単位で考えていきましょう

すべきではないこと

・1つは嘘をつかないこと。数字を誤魔化してはい毛ません。できないことをできるなんて言ってはいけません。
・2つめ、自分の物語に何かしら権限があるかのように振る舞わないこと。記者と連絡を取った後、何も返信がない場合、フォローアップの連絡を1回か2回丁寧に入れましょう。でも…創業者の中には毎日毎日数週間に渡ってフォローアップの連絡を入れるような人がいます。それは…クレイジーです。そんなことはしないでくださいね。そんなことをしても記者は記事を書かないし、そんな関係性は長くは続きませんから。
・見出しやキャッチコピーを提案しない。これは記者の仕事ですから。それに…創業者から見出しを強要されて気分を害される人は実際にいます。
・ドラフトの開示を要求しない。私たちも生命科学やバイオ出身の人たちと働いていていますし、彼らはこれに驚くかもしれません。なぜなら、ジャーナル投稿の時には事前チェックをすることはよくあるので。でも、記者としてはあまり気分のいいものではありません。公開前に記事を見せてくださいと頼むこと、記者としては自分のジャーナリストとしての整合性に疑問を持っているのか?と思ってしまいます。だから、ドラフトの開示を要求しないでください。もちろん、ファクトチェックのために記事を公開前に見せることはありますが、記者から言ってきた場合にのみ応じてください。
・最後に、先ほども言いましたが、営業ロボットのように話さないこと。人間らしく話してください、数字も大事、質問への答えも大事、でも全部を全部完全に記憶しておく必要はありません。そして、全部がうまくいったら、公開されるべきピースを手に入れたことになります。

PRに価値があるかを考える


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