台風19号で気づいたこと

今回台風19号で大規模な被害がありました。まだ予断を許さない地域もあると思います。

今まで運良く台風、地震などの自然災害の被害は3.11のときくらい(それでも避難などは特になし)しか受けていなかったのですが、今回はじめて避難をするレベルの危険な経験をしました。

普段の日常が「当たり前」になっていた甘さを再認識したので今回自戒も込めて書いておきます。

前日までの準備

計画運休なども発表されていたので多少大げさだなとも思いつつもある程度準備をしておきました。といってもほぼ前日にですが・・・

・食材の確保(14日昼分まで)
・食材の確保(おかし、常温で食べれる物、2〜3日分)
・飲み水(約12リットル)
・風呂への貯め水
・現金
・避難用の準備

特に防災グッズなどは用意していませんでした。懐中電灯も電池が切れていて単一電池もコンビニに慌てて走りましたが売り切れていて結局昔何かでもらった自力で動かせるライトを使うことにしました。

当日の状況

お昼過ぎまでニュースを見ながら自宅で過ごしていました。雨は朝からひどかったですが風はそこまでではない状況でした。

住んでいる場所のHPは避難の連絡は特になく自主避難用の施設が数カ所用意してるよ、程度のみ。

そんな中たまたまSNSで近くの川が増水しているという書き込みを見て、リアルタイムカメラで確認したところたしかに危ない状態でした。

(わたしの住まいをある程度知っている方はどこか察しかもしれませんが出さないでください)

ここで避難をするかを判断することにしました。選択肢は3つ。

・自宅にとどまる
・マンションの上階に垂直避難する(準備をする)
・避難所へ避難する

ナナミライ家はハザードマップだと1〜2m浸水の可能性がある地域の2階です。大雨よりも川の氾濫のリスクを考えて今のうちに避難所へ避難することにしました。

避難所の状況

避難の準備はしていたため、お昼に作った夜用のごはんだけ追加で入れて避難しました。ただ風がそこまで強くなく夫婦のみだったので避難できましたが子どもがいたらむずかしかったと思います。

到着した頃は数十組しか避難している人はいませんでしたが、到着してから30分後くらいに避難勧告が出たようでどんどん増えていき学校の体育館がいっぱいになりどうやら教室や廊下も解放したようです。

仕切り等もなくマットや毛布でスペースを確保することしかできませんでした。早めに到着したので端っこの方で2人にしては広めのスペースを確保できました。

子どもが走ったり泣いたりしたくらいでマナーの多い人が多かったです。単身で避難している人やお父さんだけ家に残って他の家族は避難している家族もありました。
住まいはどの辺りかわかりませんが、若い人もきちんと避難していたのでそれだけ今回の台風の被害リスクが高かったと痛感しました。

アルファ米による夜ご飯の提供はあったものの水の配付はなし。あったけど配らなかったのかなくて配れなかったのかはわかりません。前者ならよいですが後者だと準備不足感はありますね。

それでも避難所のスタッフの皆さんには尽力いただいたと思います。

翌朝の状況

夜時点で雨と風はほぼおさまりましたが、家の近くが冠水、川も氾濫する危険あり状態だったため夜に家に帰るのはあきらめました。

わたしは寝れたものの熟睡はできず、妻は明かりとまわりの声が気になって2時間くらいしか寝れなかったようです。

朝4:30くらいに目が覚めたので、家の周りを見に行ったところ水も特に残っていなかったので、避難勧告は消えていませんでしたが帰宅しました。

マンションは1階部分も含め被害はなく、結果的に避難はしなくても大丈夫だったようです。また数時間後には避難勧告は解除されました。

ただ後に情報を集めたところ家の近くの一軒家や低めのアパートは床上浸水被害が複数あり、川はあと数メートルで堤防を超えていた可能性があったことがわかりました。

案内が遅めだったのも浮き彫りになったので、アナウンスを待たず川の状況を確認し先に行動しないと次は危ないことも痛感しました。

今後の防災準備

今回準備不足が浮き彫りになったので、今さらですが防災リュックを2人分購入しました。

食糧と水は最低限のようなので到着後不足分を準備して次の有事の事態に備えます。使わずに済めばムダでよいなと。

あとは地域に知り合いがまったくいないため情報交換などもSNSでしかできませんでした。子どもがいれば少し増やせるのですが・・
少し地域の交流会などに参加して知り合いを増やした方がよいかもしれません。

まわりの情報は、ママさんやお年寄りのネットワークがかなり早く聞き耳立てて収集するしかありませんでした(涙)

まとめ

今回被災者には運良くならずに済みましたが、一晩とはいえ避難所生活を経験して他人事じゃないことをあらためて痛感しました。

住んでいる場所や家族構成などでどのような方法を取るかは変わると思いますが、必要以上に準備しておくことに越したことはありません。

被害がなかった=運がよかっただけととらえて今後の自然災害に備えようと思います。



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