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初心者でもわかる人狼の心得

こんにちは、ナナミライです。

全盛期のブームは過ぎましたが、根強い人気のゲームが『人狼』です。

ただ非常に情報量が多いのと、人の素が出やすいゲームのため、事前知識なしで対面人狼会やオンライン人狼をはじめてしまうと、ボコボコにされてしまい人狼が嫌いになってしまうかもしれません。

人狼はどうしても慣れていかないとむずかしいゲームなのですが、それでも初心者の方に持っておきたい心得を人狼歴5年程度のわたしが紹介します。

これを読んだら「絶対に勝てる!」わけではありませんが、事前準備なしでなんとなくはじめるよりはきっと役に立つはずです。

【目次】
⓪はじめに役職者の紹介
①専門用語を覚えておこう
②吊り数を計算できるようになろう
③まずはしゃべって意見を出そう
④村の中の矛盾を見つけよう
⑤とにかくゲームを楽しもう

⓪はじめに役職者の紹介

人狼をはじめる上で知っておかなければならないのは役職者についてです。
使うカードによって名前や能力が違ったり、オリジナル役職がいたりしますので、ここでは基本的な役職を紹介します。

村人陣営

・村人
何の能力も持たないプレイヤーです。自分以外は敵か味方かわからないので、推理しながら村を平和に導く必要があります。

・占い師(予言者)
毎晩GM(ゲームマスター)に起こされて、誰か1人を占うことができます。
占うことでそのプレイヤーが村人サイドか人狼サイドかを知ることができます。
ただし役職まではわかりません。

・霊能者(霊媒師)
毎晩GM(ゲームマスター)に起こされて、前日に処刑されたプレイヤーが村人サイドか人狼サイドかを知ることができます。
ただし役職まではわかりません。

・狩人(騎士)
毎晩GM(ゲームマスター)に起こされて、誰か1人を人狼の襲撃から護衛することができます。自分自身を守ることはできません。
ゲームによっては同じ人を2日連続で守れない場合もあります(連続護衛なしルール)

人狼陣営

・人狼
毎晩誰か1人を襲撃することができます。
村人を欺き村を壊滅させることができれば勝利です。
処刑された場合や占われた場合は人狼判定が出ます。

・狂人
特に能力はありませんが、人狼が勝ったら勝利になる村人です。
占い師や霊能者を騙ったりすることで、村を混乱させる役職です。
処刑された場合や占われた場合は村人判定が出ます。

人狼の正体はわかりません。

第3陣営

・妖狐(狐、吸血鬼)
村人陣営でも人狼陣営でもない第3の陣営です。
村人か人狼のどちらかが勝利条件を満たしたときに生存していれば、単独勝利となります。

人狼に襲撃されても死にません。
占い師に占われると翌朝死亡してしまいます。
処刑された場合や占われた場合は村人判定が出ます。

かなり勝つのはむずかしい役職です。

①専門用語を覚えておこう

まずは当たり前のように使われる専門用語は最低限覚えておきましょう。
他にもたくさんありますが、とりあえずこのあたりがわかっていれば大丈夫です。

わからない用語が出てきたら、素直に質問するか調べましょう。

・黒
占い師や霊能の判定が人狼判定であること。

・白
占い師や霊能の判定が村人判定であること。
占い師候補全員から白判定されたプレイヤーを確定白(確白)とも呼ばれます。

・グレー(灰)
占い師に占われていないプレイヤー。
占い師候補誰にも占われていないプレイヤーを完グレとも呼ばれます。

・CO
カミングアウト。役職公開すること。

・対抗
同じ役職をCOしている他のプレイヤー。

・CCO
カウンターカミングアウト。占い師に黒出しされたときに役職COすること。

・LW
ラストウルフ。残り1人になった人狼。

・PP
パワープレイ。狂人が人狼と票を合わせて村人サイドを処刑すること。

・グッジョブ(平和)
夜の犠牲者がいないこと(狩人の護衛成功、妖狐噛みなど)

・人外
人狼、狂人、妖狐などの村側ではない役職のこと。

・真
本物の役職者。

・破綻
そのプレイヤー目線で役職に矛盾が生じること。
例. 人外数オーバー、人狼候補がいない、など

②吊り数を計算しよう

人狼のルールは村人の人数≦人狼の人数になる前に人狼を吊りきらないと勝つことができません。
そのため吊り数は非常に重要です。

・参加人数が偶数の場合
参加人数÷2-1

・参加人数が奇数の場合
参加人数÷2-0.5


・10人村で人外が人狼2人の場合
10÷2−1=4吊り
→4回の吊りの間に2人の人外を処刑しないといけない

・15人村で人外が人狼3人、狂人1人、妖狐1人の場合
15÷2-0.5=7吊り
→7回の吊りの間に5人の人外を処刑しないといけない(狂人は無理に処刑する必要はありません)

※ただし人外数は途中わからなくなる可能性が高く、吊り数も狩人の護衛成功や妖狐の銃殺で変更になることもあるので常に計算が必要です

③まずはしゃべって意見を出そう

最初のうちはわからないかもしれませんが、とにかく何でもいいので発言してみましょう。
村人であってもたとえ本物の占い師であっても、吊られてしまいます。

あまり吊られることはおそれずに、気になったことはがんがん意見を言ってみましょう。
疑われて吊られてしまう可能性はありますが、しゃべっていないからという理由で吊られてしまうのはもったいないです。

自分が村人で吊られてしまっても最終的に人狼を全員吊ることができれば勝つことができます。
逆に人狼で吊られてしまっても、仲間の人狼が見つからなければ勝つことができます。

発言する内容については回数を重ねていくことで、なんとなくのコツはつかめますが、正解はありませんので自分の経験則でノウハウを作っていってくださいね。

ではどのようなことを昼時間に発言すればよいのか一例を紹介します。

④村の中の矛盾を見つけよう

疑うポイントとして1番しやすいのが矛盾の指摘です。

人狼2人の村で占い師が2人に黒を出したのにゲームが終わらない。
→これは明らかに矛盾しているので、占い師が偽物ということになります。

ここまで極端な矛盾はあまりありませんが、よく発言や状況を観察しているとかすかな違和感は感じることができます。

ただ違和感があったとしても、その行動が絶対に人外の行動とは限らないことは念頭に置いてください。
村人が無意識に行動してしまっている場合や人外がわざと違和感を出している可能性もありえます。

・前日はAさんを疑っていたのに、突拍子もなく別のBさんを疑いはじめる
→とにかく誰かを黒塗りしたい人狼を可能性がある

・村に真認定した占い師が後半になっても人狼に襲撃されない
→偽物の可能性がある

⑤とにかくゲームを楽しもう

人狼は心理ゲームがゆえに、人の素が出やすいゲームでもあります。
そのため時には強いことばで罵倒されてしまうことや激しい議論になることもあります。

ただあくまでも人狼は「ゲーム」です。

自分自身を含めてプレイヤー全員が楽しむことを第一にやってみてください。

勝ったら喜び、負けたら悔しいと思えばいいのです。


人狼にはレギュレーションや割り振られた配役、参加者によって、無限の可能性があります。

1つの村(ゲーム)でたくさんの物語が生まれます。

その物語がもしかしたら必ずしも良い物語ではないかもしれませんが、一生懸命戦った軌跡は変わりません。

ぜひあなただけのオリジナルの物語を体感してみてください。



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