25歳男性オタクがテニスの王子様にハマった話

新型コロナウィルスの影響でイベント等が潰れ、外出も出来ず、悶々とした毎日を過ごしていた。
そんな時に出逢ったのがテニスの王子様だった。
知り合いにミュージカルや原作ファンがおり、原作読んでみなよと勧められたのだ。

僕は幼少期にアニメを少し見てたのと、ニコニコでカナダ☆レモンやあいつこそがテニスの王子様。くらいしか見たことが無かった。

テニプリ 、少年漫画って言っても女性ファンメインの作品でしょ?
最初はそんな風に考えながら読んでみたら…全然そんな事はなかった。
率直な感想は王道の少年漫画。
心が熱くなるような展開の連続で、ドンドンのめり込んでしまった。

原作を読むまで白菜と呼ばれていた奴が亜久津って名前で、初期はとんでもない外道キャラだったなんて知らなかったし、見た目のせいか成熟してるイメージのあったキャラ達がちゃんと中学生中学生してる幕間回は本当に微笑ましかった。
氷帝vs青学戦ではミュのおかげで見た事のあるセリフのオンパレードで熱い展開なのに笑いが止まらなかった。


僕の最推しキャラは越前リョーマ。
理由はシンプルに強くて格好良くて、何より男性向け作品で言う所のメスガキじみたイキりかわいさがあったから。
イキる事は悪い事だと思われがちだが、実力もある人がイキるのなら、その事情は変わってくる。
ただただ強くて格好良くて、かわいくて、中学生中学生してるリョーマが好きで仕方なくなった。

テニスの王子様の良い所はどんなキャラクターでもしっかり作り込まれて居る所。
一人一人にキャラクターソングが存在しているのも本当に凄いし、キン肉マンに通じる所があるなって感じた。

だからこそ、キャラクターも推し甲斐のあるキャラばかりだし、誰を推しても楽しめるコンテンツなんだと感じた。
テニプリの劇中で王子様と呼べるのは越前リョーマただ1人なんだけど、現実の世界ではテニプリに出てくるキャラクター全員がその人にとっての王子様になりえるんだなって。

一番心を動かされたのがリョーマvs幸村戦。

天衣無縫も、テニプリって作品自体のテーマも、テニスを一番楽しんでやってる奴が一番強いって結論に至るのが良かった。
三連覇や病気の件もあって、余計に勝つ事に拘りきってた、まさに天衣無縫に至ったリョーマ正反対の考え方の幸村をぶつける展開は神がかってたと思う。

現在は新テニスの王子様を読んでいるんだけど、テニスの面白さ自体は無印ラストまでで既に描き切ってて、新テニになってからはテニプリとしての面白さを追求して描いてるんじゃないかって気がしてきた。