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初めに


手話の学習中です。
長年、手話とふれあいながら、気になる事も多く出てきました。
手話は視覚から入る(認識する)言語で、手の形や動き(顔の表情)で出力(表現)する。
日本語で例えれば、文字のようなものかもしれない。
手で書いて表し、目で見て認識する。
きれいな文字を書く人も、乱雑な文字の人もいる。
きれいな文章を書く人も、意味不明な文章を書く人もいる。
自分で書いた文字でも、後から読めないときもある。
手話を学習するにあたり、きれいな手話を話す人から習いたい。
「きれいな」の意味するところは、いろいろ、深い意味がある。
・正しい手話で表現している(正しい意味を理解して表現している)
・明確な動作で表現している
・適切な書法(文法)で表現している
などなど、いろいろある。

健聴者が日本語を使いこなすための学習環境


小学校、中学校で「国語」の授業で、かな、漢字、文法、朗読、作文(文章表現)などがある。
基本的なところでは、「かきかた」や「習字」で文字の書き方を習得する。
教科書の文章を読んで、文の表現を習得する。
小学校に入る前でも、日本語(音声言語)で会話することはできる。
自己を表現することもできる。

聴覚障害者が「手話」を習得する過程はどうだろうか?


聴覚障害者が他者と交流することで手話を習得している。
小学校、中学校(小学部、中学部)の学習指導要領の中でも
「手話」の学習が含まれていない。

--参考--
2 聴覚障害者である児童に対する教育を行う特別支援学校
(1) 体験的な活動を通して的確な言語概念の形成を図り,児童の発達に応じた思考力の育成に努めること。
(2) 児童の言語発達の程度に応じて,主体的に読書に親しんだり,書いて表現したりする態度を養うように工夫すること。
(3) 児童の聴覚障害の状態等に応じて,指導内容を適切に精選し,基礎的・基本的な事項に重点を置くなどして指導すること。
(4) 補聴器等の利用により,児童の保有する聴覚を最大限に活用し,効果的な学習活動が展開できるようにすること。
(5) 視覚的に情報を獲得しやすい教材・教具やその活用方法等を工夫するとともに,コンピュータ等の情報機器などを有効に活用し,指導の効果を高めるようにすること。
(6) 児童の聴覚障害の状態等に応じ,音声,文字,手話等のコミュニケーション手段を適切に活用して,意思の相互伝達が活発に行われるように指導方法を工夫すること。

https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/tokushi/1284528.htm

「コミュニケーション手段として手話を活用する」とあるが、手話の授業(日本語の国語に相当する授業)がない。

聴覚障害者の言語は手話ですが、聴覚障害者に手話を言語として学ぶ機会が保証されていない。
この問題について、だれも、気が付いていないのかもしれない。
手話を言語として、研究されている研究者もいますので、その成果を有効活用して手話の授業をする時代が来ることを期待します。

簡単に言うと、
・「手話で授業をする」ことは学習指導要領で示されていてます
・「手話の授業をする」ことは学習指導要領で示されていません

正しい手話とは


手話単語が表す意味が明確で、情報発信者側と情報受信者側間で意味を共有できるもの
手話表現(複数の単語の繋がり)が表す意味が明確で、情報発信者側と情報受信者側間で意味を共有できるもの

間違った手話とは


手話表現の文章の中の単語の意味が不明確で、情報発信者側と情報受信者側間で意味を共有できないもの、または、誤解を発生するもの

日本語と手話の通訳(情報共有)は難しい
でも、言語間で意味を正しく共有するために、通訳士の仕事があるのだと思う(個人的な感想)
言語間で意味を共有できることで、情報保証や、権利の主張ができるようになると思う。

日本語も難しい

日本語の音声言語や日本語の文章表記でも、正しい思いを相手に伝えることは難しい。
会話の中での誤解や、手紙の中での誤解も常日ごろに発生している。
noteの中での文章表現も、間違っていることがあるかもしれない。
情報発信者と情報受信者間で、どれだけ正しく思いが伝わっているのか、他者(情報発信者から見た情報受信者、情報受信者から見た情報発信者)は相手の情報を100%正しく認識できない。

手話も難しい

手話も正しく学習する必要があることを認識いしている。
これからも、努力して、手話学習に取り組みたい。

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