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ひとり旅日記北欧周辺へ5日目:ストックホルム市内観光と予習の機会

2017年1/3ストックホルム2日目。

9時には旧市街に着こうと思ってたのに、9時過ぎ出発となった。ストックホルム駅にあるスモーブロー屋で人生初スモーブロー。エビの方が美味しかった。サーモンのはフツー。そして朝からこのスモーブロー1500円…。

天気良いが寒いね…。今日は大聖堂→宮殿→ノーベル賞博物館の予定だったが、新市街近くにあった宮殿から観光開始。

現在の天皇陛下はこの宮殿のゲストルームに2回も泊まったんだ~。女王と王女2人+嫁のウエディング特別展示してた。長女シルヴィアさんが女王のお母さんと同じ冠着けてたから、次期Queenなのかな。次女が美人。後で調べたら、世界の皇室の中でも美人だからって英留学中にパパラッチされて、止む無く帰国したそうな…。王子の嫁に来た彼女。タトゥー入りでも王室に嫁入りできるんだ…。衝撃的だった。モデル出身か何か知らんが、歯並びヤバくね?各々のキャラに合ったドレスの展示だった。

ノーベル賞博物館は空腹では見られないと思い、まずはカフェへ。ノーベル賞晩餐会で出されてるのと同じらしいノーベルアイスを注文。95クローネ。1500円近い。見た目美しく、味はフツー。でも、バニラビーンズのツブツブ入ったバニラアイスは美味しかったかな。中のカシスアイスはフツーだったが。

2016年に受賞しばかりのみなさんが入口入ってすぐの所で賞毎に展示されてた。

受賞者はストックホルムに着いてまずこの博物館に集うとのこと。集いの間一般人は入れないって、そりゃそーだろ。賞金をあげる代わりに、世の中の役に立った研究についてのレクチャー、もしくはプレゼンしなきゃならないらしい。話題のボブ・ディランはどっちかやらないと賞金はもらえないとのこと。彼が何を語るか、みんな聴きたいだろうね。

一つの賞で同時に何人か受賞した場合(MAX3人)は、その研究に貢献した順にノーベル委員会が賞金を配分するとのこと。ノーベル氏の遺産の利子だけで賞金が賄われてるらしい。1901年からノーベル賞が始まったから、今迄900人以上が受賞してて、これまで受賞を辞退したのは2人だけだとか。

1968年?にノーベル氏の遺言になかったが、経済部門を設けたけど、別枠扱いでノーベル賞とは言わないらしい。世界最古の銀行(300年くらいの歴史があるらしい)がストックホルムにあるからなんとかで、経済系の賞を!とのことで、なんとか認めてもらったらしい。

どーでもいーが、スウェーデン人もエーゴ上手だよね…。マジで。

エーゴツアーガイドしてくれた女性は2016の授賞式に出席したとのこと。「ボブ・ディランの代わりに歌ったスウェーデンの歌手の女性が歌を途中で歌えなくなった時は、驚いたけどでも結果的に感動的だったわ」と言ってた。出席できるのはここで働く特権なのか?2016年化学賞受賞した方をつきっきりでお世話した話してた。大隈さんだったら良かったのに…。

受賞者のアナウンスはこの博物館の上の階で行われてるんだって。

エーゴツアー解散後ゆっくり歩いて回った。日本人って凄いよね…。アジアの中ではダントツの受賞だし。山中教授は人気なのか、ポストカードになってた。有名な女性化学者ってキューリ夫人くらい?大隈さんがサインした椅子も見られたし。ってことで博物館を後にした。日本人受賞者の方々を再確認できて、日本を誇らしく思ってしまった。

旧市街散策。ストックホルム、ガラムスタン。美しい町並み。なんでか無性にフライドポテトが食べたくなって、そのまま歩いてたらあった!20クローネね。「塩かけ過ぎないで!」とリクエスト。そのままなんとなく歩いてたら、受賞者達が泊まるというグランドホテルがあった。宮殿から近いんだね。

ガラムスタン。お同じ土産物を売ってる店ばっかだから、そろそろ宿に戻ろうとして、ふと見たらアンネ・フランクの顔が窓に大きくプリントされて吊るされてた。まさか!と思って扉を開けたら開いた。展示の説明文はスウェーデン語。係の女性が英訳の資料を貸してくれた。21セクション分ね…。

アンネの日記は読んだからアンネに関しては知ってるつもりだったけど、やっぱりまだまだ知らない話があった。お父さんのオットーさんが米に逃げられる様に画策していたのに、日本と米が真珠湾攻撃で敵対関係になって、日・独・伊が同盟結んだから、米と独も必然的に敵同士となってしまい、オットーさんの画策は失敗に終わってしまった話。ここで日本が絡んでしまったから、アンネの運命も狂ってしまったのか…となんとも言えない気持ちになった。一家族の運命が戦争という大きな波によってこんなにも狂わされるものなのか…。

17時を回っても英訳読みながらだと、まだ半分しか展示を見終わってない。アンネの隠れ家の写真と模型があった。オンラインチケット確認したら、自分1/20にアンネの家に行くんだった!ホント偶然にこの時間がアンネの家に行く前の勉強の時間となった。英訳を頑張ってマッハで読み終え、展示見終わったのが17:30。係の女性に「早く英訳読もうにも、自分にとってエーゴは第二国語なので、遅くてゴメンなさい。自分のせいで残業なってしまいましたね…」と謝ったら、「良いのよ!」と言ってくれた。オンラインチケットの写メを見せて「1/20にアンネの家に行くのに、今日ここに来てアンネのことを更に知れて、本当に良い機会でした!」と伝えたら、その女性は「そう言ってもらえて嬉しいわ!」と。スウェーデンの人は優しい。でも、まさかストックホルムでアンネに会えるとは。

外に出たら雪が舞ってた。地面は真っ白。

宿に戻って、サラダパックにモッツァレラと卵焼き乗っけた。米国人の女の子に”Looks nice!”とホメられた。ありがとー。野菜今日足りてないからね…。

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