【愛知CLベスト8】超パーフェクション【ハチスペ】

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こんにちは。
 
きみどりと申します。
今回は先日行われた愛知チャンピオンズリーグ2020(以下愛知CL)でベスト8に入賞することができたため、その構築経緯と立ち回りを中心に記事を書かせていただきます。
愛知CLでの使用構築について、既にハチさん(@8happie8)が記事を上げておりますが、
構築の経緯、各対面の立ち回りについて自分の解釈で書いていこうと思います。
文章中、ハチさんの記事と重複する部分、対戦レポートなど自分の主観で書くことが多くなると思います。予めご了承ください。
※ハチさんより構築の紹介並びに解説の許可を快諾いただきました。ありがとうございます。

1.自己紹介
【ポケカ歴】約4年。XY11から今に至ります。
【主な実績】2018シティリーグ柏 ベスト4
      2020愛知チャンピオンズリーグ ベスト8
【好きなデッキタイプ】Mサナ(ディスペアーレイ)、ルガゾロ、
           メガニウム軸2進化(ニドクイン、サーナイト等)

2. 構築の経緯について
最初に渡してもらったデッキはこちらです。
この内容の詳細についてはハチさんの記事に詳細が載っておりますのでよろしければそちらをご覧ください。

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CLの1週間前にこのデッキレシピを貰い、回しておりました。
元々自主大会等で対戦をしていたので、中身についてある程度理解した状態で回し始めました。
当時のレシピでも十分使いやすかったとは思っています。
一方で、カラマネロラインが薄いことから2ターン目(特に後攻)の三神のオルタージェネシスGX、ピカチュウ&ゼクロムのフルドライブの返しにオーロットヨノワールGXのペイルムーンGXを選択肢として用意する必要がありました。当時のレシピでは、1ターン目にマーイーカを出せないことが体感で3割ほどあり、立てられなかった試合はスピードで負けてしまい対策が必要でした。札幌では超パーフェクションの強さがこのころから認知されており、特にゲンガー&ミミッキュGXに対して相手がかなり警戒した動きを取ってくることもその要因の1つといえるでしょう。

そんな中でともポンがマーイーカカラマネロライン3-3のレシピを使っており、そこからハチさんがボール12枚(クイック、ミストレ、プレシャス)のデッキを考案。
僕が直前まで炎デッキを使っていて、どうしてもおおきなお守りだけは入れたいとのことでプレシャス1枚をおまもりに変更しボール11枚イカライン3-3のレシピがこちらになります。

無題

このレシピにしてから札幌での練習成績は約30勝5敗くらいとかなり自信を持てるようになったと思います。
1ターン目にほぼ確実にマーイーカを用意することが出来るようになったため、2ターン目に3エネをつけてナイトウォッチャーorペイルムーンGX(orホラーハウスGX)という強力な択をこちらから押し付けることが容易となりました。


配信後の勝利者インタビューではオーロラエネルギーの採用について上手く答えることが出来なかったので改めて…。


上記に書いたように、2ターン目に2つのGX技とナイトウォッチャーの3択を構えられる展開が一番強いプランだと考えており、それを満たすために2ターン目までやることが


1 カラマネロを立てること
2 1ターン目に手張り+2ターン目に手張り+サイコリチャージ
3 アタッカーを一度ベンチに下げる必要があること


以上3つの要件が必要となります。
また、カラマネロは当初2ターン目に確実に1体立てたいから3-3ラインという採用をしていましたが、厚めに採用したことで3,4ターン目にはベンチに2体立つこともよくありました。
すると、2エネのミュウツー&ミュウGXが入れ替え等でベンチに下がれば手張り+サイコリチャージ2回でカイリューGXの技てんくうのさばきを打てるようになるため、課題だった中盤以降の高打点についても解消。アーゴヨンGXのベノムシュートの次のターンでもてんくうのさばきを構えることが出来ることはとても強いと感じています。
繰り返しにはなりますが、


1.このデッキの基本的な動きの強さ
2.高打点技の確保


この2つが超エネルギーだけでも満たすことが出来、練習する時間も限られていたことから、多色で迷う要素を消し本来のデッキの強さを押し付ける方がよいと考えオーロラエネルギーの不採用に至りました。

初稿からソルガレオ&ルナアーラGXが抜けた理由もそこにあります。
230はザシアンVを倒すために必要な打点ではありましたが、鋼鉄のフライパンを持たれては倒すことが出来ず、ミュウツー&ミュウGXの2エネ→5エネプランが現実的になったため、カイリューGXの技にその役割を預けることが出来るようになったこと、初手のスタートのリスクも含めて不採用に至りました。
アブソルについては、確かに置いていたら強いものの、
バトル場→ミュウツー&ミュウGX
ベンチ→カラマネロ×2,デデンネGX×2,アタッカー(オーロット&ヨノワールGX,イエッサンV),フィオネ
でベンチを埋めてしまうことから不採用。アブソルを仮に入れていた場合は、ミラーした時の相手のオーロット&ヨノワールGXアブソルの技で倒すことが出来ると考えオーロラエネルギーも候補に挙がってきたかもしれません。
本来であれば混沌のうねり2枚+マーシャドー(リセットホール)の採用をしたかったのですが、ベンチが埋まっている可能性ということからうねり3で相手の無人等にメタを張っています。

3.各対面について~環境デッキへの立ち回り

ここからは主要デッキについての立ち回りを簡単に書いていきます。
あくまで私の主観によるものなので、必ずしも正解択とは限りません。予めご了承ください。
また、前提として超パーフェクションというデッキタイプが基本的にどのデッキでも5:5以上の立ち位置(無人発電所とかミミッキュで多少前後しますが…)であると筆者は考えていました。

【三神ザシアン】
対面したらラッキーと思えるのがこのデッキを選んだ理由の一番の部分でもあります。
理想の立ち回りとしては、先行2ターン目にオルタージェネシスGXを打たれる前にグレートキャッチャー等で引っ張って三神に(マリィ+)ナイトウォッチャーで先に打点を与えることです。万が一マオ&スイレンを打たれてほぼHPマックスでオルタージェネシスGXを打たれたとしても、そこからこちらはペイルムーンGXを構えることが出来ます。条件が整えばカイリューGXのてんくうのさばきをもらってそのまま倒してしまってもよいでしょう。後手を取ってしまっても、1エネホラーハウスGXからポルターガイストもしくはマリィナイトウォッチャーを打つことによって、三神側の1ターンオルタージェネシスGXを打つことによるテンポロスを、サイド+1枚とられることで取り返される前に差をつけていくことが出来ると考えています。
確かに、ラティオスGXのクリアビジョンGXもオルタージェネシスGXを打たせないという点では優れていますが、あくまで優先順位としては、
先手 ペイルムーンGX>ホラーハウスGX>ミラクルツインGX>クリアビジョンGX
後手 ホラーハウスGX>ペイルムーンGX>ミラクルツインGX=クリアビジョンGX
というように考えていました。
おおきなおまもりは、HP270のミュウツー&ミュウGXオーロット&ヨノワールGX)につけることによって正面がほぼ確実に取られない利点があります。
万が一、三神にアルティメットレイを言われミュウツー&ミュウGXが被弾しても、おまもりを持ったミュウツー&ミュウGXがミラクルツインGXを打つことでHP300の状態でザシアンVと対峙することが出来ます。
考えられる打点として、ブレイブキャリバー230+オルタージェネシスGX30+げんきのはちまき10+(戒めの祠10+ジグザグマ10)=290
流石に全部(特に後ろについて)の足し算をしてくるデッキはないですし、フラダリラボ+ジグザグマで270見てくることもないと思います。
4エネ付けて三神を倒して次のターンの保障があれば、次のターンは前に手張り、後ろにもう一枚ミュウツー&ミュウGXを展開してサイコリチャージをすることでベノムシュートでの〆プランが見えてきます。

【ピカチュウ&ゼクロムGX】
最初の方にも書きましたが、三神ザシアンと違いかなりのスピードをもって攻撃してくるデッキです。
遅くてもピカチュウ&ゼクロムGXのフルドライブの返しに、ミュウツー&ミュウGX(もしくはオーロット&ヨノワールGX)のペイルムーンGXを打つことが最低条件となってきます。
もちろんこのデッキタイプに対してはメガミミロップ&プリンGXのジャンピングバルーンが刺さるのですが、相手視点でもミュウツー&ミュウGXのデッキには必ず採用されていることが頭にあると思うので、GX3体+前のピカチュウ&ゼクロムGXにおおきなおまもりを持たせて打点を圏外に持っていく動きをされる前提で、ペイルムーンGXと書いています。
倒せる状況下であればジャンピングバルーンのほうが早いです。
話が逸れましたが、相手がフルドライブを打った時のベンチ状況はおそらく
バトル場→ピカチュウ&ゼクロムGX(おおきなおまもり付き)
ベンチ→デデンネGXライチュウ&アローラライチュウGX(、ジラーチ等)の状態になっていることが多いと思います。
このタイミングでピカチュウ&ゼクロムGXのエネルギーをトラッシュします。サンダーマウンテン、カプ・コケコ◇を消費後であれば、次のターンに即フルドライブということもタッグスイッチを除きないでしょう。
展開の為にゼラオラGXデデンネGXを出させれば、相手のタッグチームGXがジャンピングバルーンの圏内に入ってきます。
相手が後攻1ターン目からフルドライブなら
先1 (最低でも)ミュウツー&ミュウGXにエネ+マーイーカ出してエンド。デデチェンジも惜しまない。
後1 ミュウツー&ミュウGXに相手のピカチュウ&ゼクロムGXがフルドライブ。
先2 ペイルムーンGXでピカチュウ&ゼクロムGXのエネ壊す。
後2 立て直すために仕方なくデデンネGXゼラオラGXが出てくる。ライチュウ&アローラライチュウGXミュウツー&ミュウGXが倒れる
先3  (ペイルムーンGX後、相手の場に4体以上GXポケモンがいるはずなので)
   ジャンピングバルーンでTAG倒す(できれば前におまもり付ける)。
後3 場にエネがないはずなのでターン戻ってくる(最悪でもタンデムショックくらい)。
先4 てんくうのさばきで〆。
これが後攻1ターン目にフルドライブされた時の理想の追いつき方になるのではないかと考えています。

【レッドパーフェクション】
レッドパーフェクション(以下レッパ)側はアタッカーが基本的にミュウツー&ミュウGXであることに対して、こちら側はオーロット&ヨノワールGXゲンガー&ミミッキュGX)を用意することが出来ます。
一方で、レッパ側は300打点を構えることが容易で、オーロット&ヨノワールGXを2回使う可能性もあるため、安易にトラッシュにオーロット&ヨノワールGXを送らないようにします。それと合わせて相手のメガミミロップ&プリンの打点を240(=場のGXを3体以内)で抑える必要があるため、色でみると一見有利ですが、タッグチームの取り合いでは少し不利を取る可能性があります。
ゲンガー&ミミッキュGXを場に出す際はおおきなおまもりを付けないと、ジャンピングバルーンで取られます(ベスト8戦敗北の要因)。
正直なところ、レッパ対面の練習不足感は否めないので、立ち回りはまだまだ改善の余地があるためここまでの言及とさせていただきます。

【メルメタル&ルカリオGXザシアンV】
この対面ではラティオスGXのクリアビジョンGXを、フルメタルウォールGXの前に如何に言えるかが鍵となってきます。
先行を取ってしまった場合は仕方ないのですが、相手がフルメタルウォールの追加効果を欲張って狙ってフルメタルウォールGXを一度待った場合や後攻でメルメタル&ルカリオGXが見えた場合はクリアビジョンGXを最優先で打ちましょう。
ザシアンV+鋼鉄のフライパンを最後カイリューGXで突破することを目標とするのですが、フルメタルウォールGXの-30をされてしまうと、270-30-30=210でザシアンVを一撃で倒せなくなってしまいます。
そもそも相手のデッキのスピードが遅いことから、ホラーハウスGXでテンポを取り返しにいくことや、ペイルムーンGXで追いつくことはあまり優先度が高くないと考えられます。
フルメタルウォールGXを打たれてしまった場合はマリィ+ナイトウォッチャーで無理矢理相手の動きを止めに行くことや、ふとうのつるぎで増えた手札に対してポルターガイストを狙っていくプランに切り替えていきましょう。

4.当日のマッチアップについて
当日対戦したデッキについて書いていきますが、詳細については割愛します。
もし要望等あれば追記するかもしれません。
また、一部対戦順が前後している可能性があります…。ごめんなさい。

1.ピカチュウ&ゼクロムGX 〇
2.三神ザシアン 〇
3.ズガドーンGXアーゴヨン 〇
4.ピカチュウ&ゼクロムGX 〇
5.ガブリアス&ギラティナGX 〇
6.メルメタル&ルカリオGX+ザシアンV 〇
7.三神ザシアン 〇
8.ピカチュウ&ゼクロムGX 〇
9.レシラム&リザードンGX?(炎バレット) 〇
10.レッドパーフェクション ×

予選9勝1敗 3位通過

決勝トーナメント
1回戦 三神ザシアン 〇
2回戦 超パーフェクション ×

ベスト8

5.終わりに
ここまで読んで頂きありがとうございました。
ここからはお礼のコーナーとさせて頂きます。

素晴らしいデッキ案をくれたハチさん(@8happie8)
ザシアンプレマを託してくれたおかつくん(@okatubowl)
直前まで練習に付き合ってくれた札幌ポケカ勢の皆さん

本当にありがとうございました!

そして何より、彼女でありライバルのちぅさん(@CHIu_pcg
大会前ピリピリしてて本当にごめんなさい。
愛知まで、抽選落ちたのにモチベ下げずに家での練習・当日一番近いところでの応援が本当に力になりました!ありがとう!

皆さんの協力あって今回のCLベスト8という結果を残すことができました!
今までは夢に見ていた世界大会という目標が、少しだけ現実的になってきました。
また、この場所まで登ってこれるよう、改めて頑張っていきます!


最後に、投げ銭方式で置いておきます。
もし頂けましたら、北海道からの遠征費に充てさせて頂きますので、
送ってもいいよという方いましたらお願いします。

改めて、ここまで読んで頂きありがとうございました。
それでは!

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