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そしてやっぱり「伊咲」に会いに行く。~『君は放課後インソムニア』公開御礼 七夕イベント~

 行ってきた。主要キャストのあの子たちが浴衣で登場して、大好きな森七菜さんが浴衣で出てくるとか、もう、拝むよね。崇拝。今日のイベントは「参加」じゃないよ。参拝。もはや、お参り二礼二拍手一礼マジでしそうになったよね。

 そして舞台あいさつのたびに思うけど七菜さんはとにかく、全部を見ようとする。出てきたら話している人、客席、スタッフ、全部を見ようとする。じゃないと、客席に伊咲を完コピした制服着てきた子とか発見しないもん。
 なんなら、七菜さん主演の『真夏のシンデレラ』の短冊のお願い事もすごい。

他の出演者が完全に自分のお願い事を書いている中、七菜さんは

ハワイかおきなわで
クジラと
サップで泳ぐこと!! (クジラの絵) もりなな

だよ。これが「もりなな」なのだ
完全に番組になぞらえているお願い事だし、かといって押しつけがましくもないし、自分を完全に無にしてるわけでもない。
自分も見てる人もスタッフもどの人もちょっと幸せになれるお願い事を書ける全方位どの人もちょっと幸せになれるようにその場でベストを尽くそうとするのが森七菜なの。だから好きなの。

(ちゃんと自前の写真で記事書ける身分になりたいわ)

 話がそれた。それで映画はもう4度目のおかわりなんだけど、見れば見るほどやっぱり不思議な感じになる。
 曲伊咲と森七菜の出会いが運命的すぎるのだ。よく「当たり役」とか「はまり役」なんていうけど、そんな言葉じゃ足りない。曲伊咲というキャラクターが自分の肉体的な入れ物として三次元の人間では森七菜を選んだんじゃないか。というくらい森七菜が曲伊咲すぎて、森七菜という人が曲伊咲を演じているのか、曲伊咲が森七菜を動かしてるのかわからなくなるくらい、そこで確実に生きている「曲伊咲」がそこにいる。

 もう、話の筋というか、実写版の話の流れは4回も見ててわかるので、その話の流れ自体はもうかなり冷静な目で見られるようにはなっているんだけど、それでも森七菜伊咲には、本当に目を奪われる。引き込まれる。『舞妓さんちのまかないさん』のキヨちゃんも引き込まれるし、『銀河鉄道の父』のトシさんで突き抜けたなあと思わせたのに、曲伊咲で「この人ほんとに曲伊咲になっちゃった」って思うもん。

 この映画は「三次元の森七菜という肉体を手に入れた曲伊咲」を好きになるための映画だと私は思う。実写で表現されるから、なんの準備運動もなしに好きになりにいける。そして散々伊咲の「かわいさ」に胸がいっぱいになったのち、映画が終わって客電がついたら、その客電の上がっていく、客席が明るくなっていくのと同時に何か「なぞのあたたかさ」が心に灯っていく、そんな気持ちになる映画だと思う。


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