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ホッピルッピのジレンマ


タイヨウガマブシイッピ

デッキによっては《霞み妖精ジャスミン》役ができそうな顔をしているこのカード。しかし満足して採用できた試しがない。何故だろう?
それは「山札を掘れない」「使用可能マナが増えない」という2つの弱点が“補完”しあっちゃってるから。

「山札を掘れない」という弱点は3色以上のデッキに影響する。
デュエル・マスターズでは概ね3色から色事故が付きまとう。デッキ枚数40を3で割ると13.333…枚。初手5枚のゲームで色を安定させるには明らかに足りない。かといって多色を積み出すと今度はタップイン事故が発生する。

カクレタイッピ

このようなデッキにおける《フェアリー・ライフ》は色を揃えるためのカードでもある。偶然青が落ちてくれて《吸い込む》が撃てる、といった経験はほとんどのプレイヤーがしたはず。
だから、3色以上のデッキで山札を掘れない《ホッピ・ルッピ》を満足して採用できる事は基本無い。

では2色以下のデッキではどうか?今度は「使用可能マナが増えない」という弱点が響いてくる。
さっきと同じ理屈で40を2で割ると20枚。初動であろう緑に多少寄せても緑22〜24枚、もう一色が16〜18枚と両色とも十分な枚数を確保できる。

カイジクンヘタッピ

そして多色。色基盤という一つの採用理由が無くなること、そもそも2色だと入る多色カードが限られることなどから基本3色以上より枚数は減る。
つまり、「1マナ余る時に《ライフ》をくっつける」というプレイングがとりやすくなる。しかし、《ホッピ・ルッピ》はできない…
だから、2色以上のデッキで使用可能マナが増えない《ホッピ・ルッピ》を満足して採用できる事は基本無い。

《ホッピ・ルッピ》は、3色以上のデッキでは「山札を掘れない」、2色以下のデッキでは「使用可能マナが増えない」という性質が足を引っ張り、良くない意味で“補完”しちゃってるね、というお話でした。

ディスラレテオワッタッピ

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