G1蒲郡６７周年記念競走 優勝戦回顧

スタ展は⑥平本選手の前付けで1623/45だったが
本番は⑥平本選手を入れた②下條選手が3カドに引いて
16/2345の2対4の進入

タイミングは良かったが②下條選手は上体を起こしたままで
出て行く雰囲気は無くイン優勢のスリットになった

超抜機72号機のパワーでスリットからさらに伸ばす①渡邉選手はTM集中で
先に回るだけのケース

②下條選手は優勝のためには⑥平本選手の頭越しに差しを入れるしかないが
⑥平本選手の態勢も十分で捲り差しはどうか
⑥平本選手③白井選手ともに舟が向いていないのが分かるが
それぞれ②④を牽制して叩かれない位置を確保しに行ってる

しっかりと⑥平本選手と③白井選手が差しを入れてるのに対して
②下條選手④関選手は外マイする形になって差しに艇を向け切れていない
⑤森高選手もしっかり根っこを差しに行ってる
やっぱりSG覇者はそれぞれ仕事内容が濃いですね

①渡邉選手は下馬評通りのイン圧勝でしたね
2着争いは②③⑥に絞られます

並走した状態で外3番手の②下條選手は
内で③⑥が競り合い続ければチャンスだが
外へ出してこられるとノーチャンス

波をまたいで外へ来た③⑥に対して
②下條選手はレバーを緩めて内へ切り替えします

ただ最内までは行かず①森高選手と③白井選手の間の場所を取ります
ここは①渡邉選手の波も超えてTMへ走った方が良かったように思いますが
③⑥が外で握り合う事を期待したのかもしれないですね

ただ③白井選手は握って行かず冷静に①渡邉選手に対して交差旋回をしていきます
⑥平本選手はサイドがかからず大きく流れ2着争いから脱落します

①渡邉選手は初G1Vへ慎重になり過ぎたのか
③白井選手に接近を許しますがモーターパワーで再度突き放します
波の中を回った②下條選手も2着争いからは脱落し
最内を上手く回った⑤森高選手が一気に距離を詰めます

外から握った分伸ばして来る⑥平本選手に対して
②下條選手は1M先マイ主張を狙い進路を内へ変えます

先頭を争う①③に対して最内を突く②下條選手
それに対して差しに構える⑤森高選手
⑥平本選手は全速ターンで勝負

ここで②下條選手にとってはラッキーなことに
先行艇がTMを外し気味でTM近辺の水がきれいだったことで
スムーズにターンイン出来ました
逆に⑥平本選手にとってはアンラッキーで
③が張り気味のラインから差しを狙っているので
かなり大きいターンになってしまいました

ここでキレイに立ち上がれば3着は確定だった場面で
②は大きく航跡に脚を取られ振り込みかけるミス
全速で外から伸び返して来る⑥平本選手が猛然と襲い掛かります

それでも今節上位クラスのパワーを誇った62号機はしっかり再加速し
⑥平本選手をしっかり受け止めます
最内には差して追走の⑤森高選手が虎視眈々と狙いを定めます

⑤森高選手は最内ではなくやや中ほどの位置を選んで伸ばしていきます

交差旋回に備えてしっかりと落とす⑤森高選手
ここはTM漏らさなければという雰囲気

ところが②下條選手は⑥平本選手を警戒してか全速を選択しました

これに対して⑤森高選手は内小回りの好旋回します
⑥平本選手も惑わされずしっかり最内を差していきます

②下條選手は機力に自信もあったんだと思いますが
しっかりと立ち上がりから伸ばしていき⑤⑥より前を取ることに成功します
⑥平本選手は②⑤の波を超えた分ポジションをロスします

ここでしっかりと内に進路を取って行く②下條選手
記念を走り慣れていない選手はここで外に陣取る選手がいますが
ここはリスクを背負っても一度内に入れるのが正解です

ここは⑥平本選手が上手かった
⑤森高選手に叩かれないギリギリで旋回しています

それでもさすがだったのが⑤森高選手
立ち上がりでしっかり叩いていきましたね
②下條選手に先に進路を横切られた分だけ
⑤森高選手の方が⑥平本選手より状況を判断するゆとりがあったという事が要因ですが
外に切り返す判断が⑤森高選手の方が早かったのでたまたまというわけでもないですね

そしてまだまだ食い下がる⑤森高選手

落とせる限り落としに落として②を詰まらせる⑤森高選手
最後まで色々してくるまさにベテランでした

ただ3周のデッドヒートで熱ダレ気味だったのかレバーを入れた拍子に艇が跳ねてしまい万事休す

しっかりと⑤森高選手をかわして②が3着を獲り切りました

渡邉選手G1初優勝おめでとうございます

イン圧勝でしたが2,3着争いは見どころたっぷりでしたね