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ボートレースダービー優勝戦回顧

ボートレース平和島で開催されたダービーの優勝戦を回顧したいと思います。
1周1マークでアッサリと決着がつき道中は淡白なものになりましたが1マークの攻防に全てが凝縮されてました。

予選1位通過がほぼ見えていた予選最終日にまさかの6着敗退で予選4位に転落し1号艇すら取れなかった平本選手でしたが予選1位通過の峰選手を筆頭に1号艇が全敗する波乱で優勝戦1号艇を掴み取りました。
さらに今節のジョーカー江口選手と深川選手が敗れた事で枠なりは濃厚となり優勝のした準備は整った準優勝戦の結果でした。

本番もスタートは枠なりの3対3でしたが
②③が.19と.20の中凹みの隊形

カドから捲らないタイプの④峰選手
これは絶好の捲り差しの展開になるかと思いましたが
①平本選手が凄かった
普通壁が無くこれだけカドに覗かれるとターンマークに寄ってしまうのが選手の心情ですが機力の後押しもあったと思いますが逆に外へ張って行ってます

絞って行って②③は叩けたが張ってきた①に止められてしまいます
差すために外に開かざるを得ない④峰選手はこの時点で優勝の芽はなくなりました
①平本選手が捲られるのを嫌がって内へ寄って行ってくれていれば格好の捲り差しの的になってた隊形でしたが強気の攻めで攻守逆転した形になります

これで困ったのが⑤秦選手で真っ直ぐ走る峰選手に捲り差すコースを塞がれる形になりますたまらず内へ舟を入れますが差す角度がありませんし、それによって②辻選手も③白井選手も前を塞がれ行き場は無くなりさらに⑥深谷選手は④⑤の隙間に挟まれる形で入れません
これによりアッサリと①平本選手の優勝は決まりました

勝因はモーターを信じてターンマークへ寄らず外へしっかりと張って行けた事だったと思います。
それと④峰選手が比較的捲るタイプの選手では無い事がハッキリしていた事も大きいと思います。

一見すると峰選手が勝ち急いで早目に絞って行って窮屈になって差せなかったように見えますが、そうではなくあの隊形からしっかりと外へ張れた①平本選手の自力の優勝だったと思います。

関係ないですがその後の走りで気になったのは
⑤秦選手のBSでの走り方。
抜かれなかったので結果オーライですが外へ出すタイミングが早かったです。
先行艇が外へ針路を向けないようにもう少し内寄りで我慢しておかないと①平本選手が警戒して外寄りからアウト-イン-インで2Mを回ると⑤秦選手は内に入れて波の中を走るか大きく外を回らされる羽目になりかねませんし今回のようなラインどりでも後続艇が余裕を持って内へ舟を入れられてしまいます。

元選手の方に教えていただいたんですが先頭艇は勝ち確定の差があれば後続艇がある程度走り易いようにレコードラインでは無く若干内寄りから外へ膨れていくラインをとってくれる事が多いそうです。

今回は決定的な差でもなかったので、もし①平本選手が外寄りからアウト-イン-インのラインで2Mを回っていたら若干しんどい2Mになっていたと思いますので気を緩めず直線をしっかり走ってもらいと思いました。

結局2Mで内を突くラインになった④峰選手が若干②辻選手に詰め寄られますがHSでしっかり牽制して2周目には1-5-4でほぼ確定しました。

ゴールシーンで驚いたのは③白井選手が最終ターンマークで追い越して5着になった事です
最下位争いでもしっかり最後まで走る姿勢はさすがでしたね。

今節は振り返ってみれば予選から平本選手が主役の一節やったように思えます。
予選最後の大敗までが1つのストーリーのように思えました。
平本選手優勝おめでとうございます㊗️

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